フェザースティックの作り方とおすすめのナイフ10選【2024年最新版】
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どうせ焚き火をするなら、本格的なスタイルで火を起こしてみたいですよね。
そこでおすすめなのが「フェザースティック」です。
フェザースティックを作れるようになれば、友人や家族から一目置かれますし、火起こしがますます楽しくなります。
今回は、数多のフェザースティックを作ってきた私が、フェザースティックの作り方からおすすめナイフまで網羅的にご紹介します。
さっそく見ていきましょう。
フェザースティックとは
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薪などの木材の表面をナイフを使ってのように薄く削り、見た目が羽(フェザー)のように見えることから、フェザースティックと呼ばれています。
ナイフで薪割りをするバトニングで用いられる火起こし技術で、火口(ほくち)と焚き付け材2つの用途で使うことができ、憧れている方も多いのではないでしょうか。
火口とは火種を移して着火させる麻紐やチャークロスなどの燃えやすい素材を指し、焚き付け材は薪への火付けを助ける役割があります。
フェザースティックの作り方と着火方法
薪をバトニングする
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バトニングとはナイフを使って薪を割る技術です。
ナイフのハンドル近くから地面と平行に当て、ナイフの背を薪や木槌で叩き、木目に沿って薪を割っていきます。
そして、フェザースティックに適した指2本分の太さになるまで、バトニングを繰り返します。
土や柔らかい地面で行うと力が加わりにくいので、薪を安定させられる板や台の上で作業しましょう。
バトニングにぴったりのナイフのまとめもぜひチェックしてみてください!
角を狙い、薄く長く削る
理想のフェザースティックは、薄く長いフェザーを作ることです。
コツは薪を丸くするイメージで、木の角にナイフの刃を当てると上手く削ることができます。
4~6本のフェザースティックを作ってください。
上手く削れなかった時に出た木くずも立派な火口になるので、しっかりとっておきましょう。
着火する
ファイヤースターターを使う場合
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薄いフェザーがたくさんある一番上手に作れたフェザースティックに麻紐を絡ませ、ファイヤースターターで火花を飛ばしていきます。
火花を飛ばしたい位置にナイフを固定し、ファイヤースターターを引くと、狙った位置に火種が落ちてくれます。
麻紐に火がついたらフェザースティックを持って、フェザー全体に火を回して焚き火台に投入します。
ファイヤースターターについてはこちらをチェック!
マッチ・ライターを使う場合
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フェザースティックを持ち、フェザー部分に直接マッチやライターで火をつけます。
燃え始めたらフェザー全体に火が回ったら、残りのフェザースティックを追加しながら火を育てていきます。
おすすめのライターはこちらをチェック!
フェザースティック作りに適したナイフの選び方
フェザースティックナイフは鋼材で選ぶ
カーボン製
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炭素銅とも呼ばれ、切れ味がよく耐久性に優れている素材です。
錆びやすく定期的なメンテナンスが必要ですが、薪割りなどの強度が必要な場合、安心して使うことができます。
ステンレス製
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ステンレスの最大の特徴とも言えるのが錆びにくさです。
お肉や野菜を調理するキャンプで多く用いられる素材で、メンテナンスもほとんど必要ありません。
カーボンよりやや耐久性は劣りますが、研ぎやすく切れ味が持続するので初心者におすすめです。
フェザースティックナイフはブレードの形状で選ぶ
ホローグラインド
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多くのナイフに採用される形状で、マイナスRに削られているので薄い軽量な刃になっているのが特徴です。
マイクロベベルという刃を長持ちさせる工夫が施され、切れ味が悪なっても研ぎやすく、自分でメンテナンスしやすい刃になっています。
フラットグラインド
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文字通り平に削られ、マイクロベベルが施してあります。
刃こぼれしにくく切れ味も持続し、耐久性があるので強度が必要な用途で採用される形状です。
多少重量がありますが、自分でメンテナンスもしやすくバランスのいい刃です。
コンベックスグラインド
日本語でははまぐり刃とも言われ、刃が膨らんでいるのが特徴です。
薪割りに適した鉈や斧に多く用いられる形状で、膨らんだ刃が木材を押し広げることで、簡単に薪割りができます。
メンテナンスが難しいと言われていますが、強度があるので頻繁に研ぐ必要はありません。
フェザースティック作りにおすすめのナイフ10選
Morakniv(モーラナイフ) コンパニオン スパーク
サイズ:全長23.8cm・刃長10.4cm・刃厚2.5mm
素材:ステンレス
重量:92g
扱いやすいステンレス素材で、フェザースティックが作りやすく、調理や水辺での作業もしやすいナイフになっています。
ファイヤースターターがセットになっていて、グリップエンドに収納でき、キャンプ用にピッタリのナイフです。
専用シースのカラー展開も豊富なので、女性にもおすすめです。
Coldsteel(コールドスチール) ペンドルトン ライトハンター
サイズ:全長21.5cm・刃長8.5cm・刃厚3mm
素材:ステンレス
重量:77g
ナイフの中でもブレードが短くなっていて、フェザースティックが作りやすく、調理にも扱いやすいのが特徴です。
ステンレス製でメンテナンスもほとんど必要なく、キャンプ初心者におすすめのナイフです。
BOKER(ボーカー) マグナム エルクハンター シースナイフ
サイズ:全長22.5cm・刃長9.6cm・刃厚4mm
素材:ステンレス
重量:160g
コスパのいいキャンプ用ナイフとして有名なBOKER(ボーカー)のシースナイフです。
4㎜の刃厚はブッシュクラフトでの薪割りに耐えられる耐久性があり、フェザースティックも作りやすい実用的なナイフです。
切れ味もよく錆びにくいステンレス製で、キャンプ用としてもおすすめです。
シースナイフに関しては、こちらをチェック!
Morakniv(モーラナイフ) コンパニオン ヘビーデューティ
サイズ:全長22.4cm・刃長10.4cm・刃厚3.2mm
素材:ステンレス
重量:104g
モーラナイフで人気の高いコンパニオンヘビーデューティは、カーボン製の上級者向け用ナイフですが、初心者でも扱いやすいステンレスモデルが販売されました。
キャンプ用ナイフとして誰もが知っているほど知名度が高く、バトニングでの薪割りや細かいフェザースティックも作りやすく、初めてのフェザースティック用のナイフとしておすすめです。
Hultafors(ハルタホース) アウトドアキャンプナイフ OK4
サイズ:全長20.9cm・刃長9.3cm・刃厚3mm
素材:カーボン
重量:110g
高いデザイン性と耐久性で定評のハルタホースは、スウェーデンの工具メーカーで、キャンプ用斧のメーカーとして有名です。
グリップが手に馴染みやすく、カーボン製でも非常に軽量に作られているので、薪割りやフェザースティックを作る際にとても安定します。
低価格で実用性や耐久性が高く、初めてのナイフにおすすめです。
KA-BAR(ケーバー) ベッカーBK2コンパニオン
サイズ:全長26.7cm・刃長13.3cm・刃厚6mm
素材:カーボン
重量:454g
カーボン製の強度とナイフの中でも厚い刃厚6㎜というスペックは、バトニングの薪割りも余裕で耐えられる耐久性の高いナイフです。
しっかりとしたコーティングは剥がれにくく、切れ味も劣らない扱いやすい万能ナイフとしておすすめです。
OPINEL(オピネル) ステンレススチール#9
サイズ:全長21cm・刃長9cm・刃厚2mm
素材:ステンレス
重量:57g
100年以上続くフランスの刃物メーカーとして有名なオピネルは、世界的にも人気があり、国内ではキャンプ用ナイフとして有名です。
刃厚2㎜の薄さと安定した切れ味は、初心者でもフェザースティックが作りやすいナイフです。
軽量なステンレス製で、調理にも活用できるので、キャンプ用ナイフとしておすすめです。
MOSSY OAK(モッシーオーク) シースナイフ
サイズ:全長27.5cm・刃長14.5cm・刃厚3.2cm
素材:ステンレス
重量:300g
刃長や刃厚共に扱いやすいく作られ、バトニングにも耐えられる丈夫なブレードになっています。
グリップも握りやすい形状なので、フェザースティックも安定して作ることができ、焚き火の入門ナイフとしておすすめです。
SCHRADE(シュレード) アウトドアナイフ SCHF36
サイズ:全長26cm・刃長11cm・刃厚5mm
素材:カーボン
重量:540g
ブレードは5㎜と分厚くなっているので、耐久性や強度の心配がなく、ある程度の重みがあるので薪割りがしやすいのが特徴です。
握りやすく細かい工夫が施されたグリップ部分は、艶消しのカーボン調でデザイン性も高く、割る・切る・削るを難なくこなせる万能ナイフです。
Smith&Wesson(スミス&ウエッソン) CKSUR1 アウトドアナイフ
サイズ:全長26cm・刃長13.2cm・刃厚4cm
素材:ステンレス
重量:225g
スミス&ウエッソンはアメリカの老舗銃器メーカーで、サバイバルナイフとしての知名度があり、アウトドアでも人気があります。
厚みのあるブレードと握りやすいラバーグリップは、耐久性と実用性を兼ね備えたハイスペックのナイフで、デザイン性も高いのが魅力です。
まとめ
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ブッシュクラフトやキャンプで活用できるフェザースティック。
アウトドア上級者が行うハードルの高いイメージですが、ナイフの使い方を練習すれば上手にフェザースティックが作れます。
お気に入りのナイフを見つけて、ぜひチャレンジしてみてください。
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