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ファイヤースターターの使い方と選び方【おすすめ11選も】

焚火にマンネリを感じていませんか?
かと言って、ブッシュクラフトや野営に挑戦するのはハードルが高いでしょう。

そこでおすすめなのが「ファイヤースターター」を使った火熾しです。
着火してから火を炎に育てていくまでの過程を楽しむことができるため、焚き火の魅力をさらに感じられること間違いありません。

今回は、ファイヤースターターを愛してやまない私が、ファイヤースターターの使い方と選び方、そしておすすめを紹介していきます。
早速見ていきましょう。

ファイヤースターターの使い方


出典:Wikipedia

マグネシウムを主成分とするメタルマッチ(以下 ロッド)を、ストライカーやナイフの背で急速に削り取る際に発生する摩擦熱によって、マグネシウムが燃焼して、激しい火花が発生します。
この火花を火種として火熾していきます。

最初は怖いかもしれませんが、慣れてくると簡単にできるようになりますし、周りからも一目おかれますよ。

以下では具体的な手順をお示ししていくので、確認していきましょう。

火口(ほくち)を準備する


出典:Wikipedia

火口とは、ファイヤースターターや火打ち石により熾した火花を小さな炎に成長する際に使用する、いわゆる「燃えやすい着火剤代わりとなる素材」です。
キャンプ場など自然で調達可能な火口としては、杉の枯葉、松ぼっくり、白樺の樹皮、ススキの綿毛、フェザースティック(画像を参照)などが代表的です。

その他に、衣服のポケットなどに入っている糸屑、コットン(綿)を炭化させたチャークロス、麻紐をほどいたジュードなども火口として非常に使いやすいです。

ロッドを削る

ファイヤースターター
出典:Amazon

準備しておいた火口にファイヤースターターのロッドからマグネシウムを削り落としておく事により、火花を飛ばして火種とする際に、火が火口に移りやすくなります。

火花を飛ばして着火する


出典:YAHOOショッピング

ロッドを付属のストライカーやナイフの背を使って、素早く削る事により、火口に火花を飛ばして着火します。

この後は火を育てていくことが大切になっていきますが、育て方はライターで着火する場合と同じです。
小枝に火を移し、それから薪に火を移していきます。

ファイヤースターターの選び方

 

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ファイヤースターターの選び方ですが、着火の難易度、価格、携帯性、デザイン、使い易さなど様々なポイントがあります。

近年、セリアやダイソーといった100円均一ショップ、コーナンなどのホームセンターではプライベートブランドなどから様々なキャンプギアが提供されており、ファイヤースターターも販売されております。
このため、以前から専門的に製造されているファイヤースターターに加えて、初心者向けから慣れている方をターゲットにしているタイプの物など、多くのファイヤースターターが登場しています。

今回は、選び方のポイントとして、素材、ストライカーの形、およびストライカーとロッドが一体となっているか否かというところに注目してご説明します。

ファイヤースターターは素材で選ぶ

ファイヤースターターのロッドの代表的な素材としては、フェロセリウム、マグネシウム合金が挙げられます。
まずはロッド部分の素材の特徴についてご紹介いたします。

フェロセリウム


出典:Wikipedia

フェロセリウムは、鉄とセリウムの合金です。
セリウムの着火温度が低いため、粗い素材の物で高速に擦る事により、3000℃の火花を発生させる事ができます。
マグネシウム合金と比較して、簡単に強く大きな火花を発生する事ができるため、初心者の方でも着火しやすいかと思います。

マグネシウム合金


出典:大阪富士工業株式会社

マグネシウムを主成分とする合金です。
切削で生じた切粉は非常に燃えやすいです。

しかしながら、フェロセリウムよりも着火温度が300℃ほど高いため、慣れた方におすすめです。
一方で、ロッド素材がフェロセリウムのファイヤースターターと比較すると少し安価です。

ファイヤースターターはストライカーの形で選ぶ


出典:YAHOOショッピング

ロッドを削るストライカーですが、ロッドとストライカーが一体になっているファイヤースターターの場合は、ロッドの素材に加えて、ストライカーの形も選択材料の1つとなります。

ファイヤースターターは一体型を選ぶ


出典:amazon

初心者の場合は、ロッドとストライカーが一体になった商品を選ぶコトをおすすめいたします。
ストライカーに関しては、アウトドアナイフや硬い石でも代用可能ではありますが、慣れてくるまでは一体型のほうが、容易に火を熾す事ができるかと思います。

ファイヤースターターおすすめランキングTOP11

第11位 DUG(ダグ)マグネシウムマッチ


出典:楽天市場

サイズ:長さ8cm×幅2cm×高さ1cm
重量:28g
ロッド素材:マグネシウム合金

こちらの商品はなんと言っても低価格で手に入れやすいところが魅力です。
ロッド部分は短く、2000回程度まで発火可能となっています。
手軽にファイヤースターター体験をしてみたい方にはおすすめです。

第10位 UCO(ユーコ)タイタンファイヤーストライカー

サイズ:全長10cm
重量:96g
素材:ロッド:フェロセリウム、ストライカー:ステンレス

こちらのファイヤースターターのストライカーには、レンチや栓抜きなど9つの機能が備えられております。
ストライカーと一体になっているロッド部分が非常に長く、約15000回火付けが可能です。
ただ、ロッドに持ち手部分がないため、初心者の方には少し使いづらさを感じるかと思います。

第9位 Light my fire (ライトマイファイヤー)ファイヤースチールスカウト アーミーBIO ココシェル

サイズ:9.5cm×2.6cm
重量:約50g
素材:ロッド:マグネシウム合金、ストライカー:ステンレススチール

ファイヤースチールスカウト2.0より少し大きめのサイズのアーミータイプのファイヤースターターです。
約12000回の火付けが可能で、ファイヤースチールスカウト2.0よりも4倍程度の発火が可能です。

ココシェルの色もアウトドアの雰囲気を感じるのに一役かっております。
また持ち手もあるため、初心者の方にも使いやすいかと思います。

第8位 belmont(ベルモント) ファイヤースターター ブレスレット

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Belmont(ベルモント)
¥682 (2024/04/20 19:16:56時点 Amazon調べ-詳細)

フリント:マグネシウム
スクレーパー:スチール
パラコード:ポリエステル
カバー:プラスチック
サイズ 全長:255mm、ベルト幅:22mm、パラコード3.2m
重量:32g
素材:マグネシウム合金

珍しいブレスレットタイプのファイヤースターターです。
携帯性の高さ、豊富なカラーバリエーション、ホイッスル、コンパスといった機能を備えております。
写真の通り、大きな火花を熾す事も十分可能です。

第7位 VARGO(バーゴ)ULTIMATE FIRE STARTER(アルティメットファイヤースターター

使用時サイズ:46.4cm
収納時サイズ:15.2cm
直径:15mm
重量:53g
ロッド素材:フェロセリウム

火熾し専用の火吹き棒にファイヤースターターが付属しているのがこちらです。
ファイヤースターターで熾した火を、こちらの火吹き棒で大きく安定させていく過程は、焚き火の醍醐味とも言えます。

第6位 Captain Stag(キャプテンスタッグ) ファイヤースターター

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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
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ロッド全長:10cm
ロッド幅:1.5cm
ロッド厚さ: 2.5cm
重量:50g
素材:ロッド:マグネシウム合金、ストライカー:鉄(クロムメッキ)、グリップ:ナイロン

老舗アウトドアメーカーの間違いないファイヤースターターがこちらです。
一体型のスタンダードな形で、初心者の方から慣れてらっしゃる方まで、なんの問題もなく使用していただけると思います。

第5位 EXOTAC(エクソタック) ナノストライカー

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EXOTAC(エクスタック)
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全長:6.9cm
直径:1.3cm
重量:17g
素材:マグネシウム合金

見た目からして少し変わり種のファイヤースターターです。
ライターのように使って火花を熾すことができます。

また、非常にコンパクトですが、本体上部をひねると火口を保管するスペースが設けられており、火口を濡らさず持ち歩くことができます。
使いやすいので初心者にもおすすめですが、普通のファイヤースターターに飽きてきた方が、2つ目として試すのにももってこいです。

第4位 GERBER(ガーバー)ファイヤースターター ベア・グリルスモデル

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GERBER(ガーバー)
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サイズ(収納時):奥行き×幅×高さ:24.1cm×14cm×2.5cm
重量:100g
素材:ロッド部分:マグネシウム合金、ストライカー:ステンレス

ロッド部分とストライカー部分共にケースに固定されており、それぞれを合わせて1本の筒状に収納できます。
このため、防水性に優れており、濡れても乾いた布で拭き取ればすぐに使うことができます。
ケースにSOS信号が表記されており、非常時には付属のホイッスルも使うことができます。

第3位 The friendly swede(ザ フレンドリー スウィード)フェロセリウムファイヤースターター

ロッド全長:7cm
ロッド直径:8mm
重量:60g
ロッド素材:フェロセリウム

ロッドは約10000回の使用が可能で、火がつきやすいフェロセリウムを使用しています。
また、ロッドはミラー加工がされており、非常時にはシグナルミラーとなります。

ツバキ科の木材が用いられた持ち手部分は握りやすい上に、見た目もかっこいいですし、使いこむと味が出てくるのも魅力です。
ストライカーとロッドを結ぶストラップはほどくと50cmのパラコードとして使用することができます。
ストライカーは5cmの定規、栓抜きとしてと機能も備えております。

第2位 SOL(ソル)MAG STRIKER(マグストライカー)

サイズ:全長16cm
重量:100g
ロッド素材:マグネシウム合金

ストライカーがボトルオープナーと5cmの定規になっています。
約3000℃の火花を容易に熾すことができます。
非常に低価格で手に入りやすく、シンプルなデザインなので、初心者の方におすすめです。

第1位 Bush Craft(ブッシュクラフト)オリジナルファイヤースチール(メタルマッチ)

ロッド全長:6cm
ロッド直径:9.5mm
重量:55g
素材:ストライカー:スチール、ロッド:フェロセリウム

ストライカーのレザーリングでロッドとまとめてコンパクトに収納できます。
550Fire Cordを採用しており、解けば非常時の火口になります(ただし、コードのカラーは選べません)。
ロッドサイズが大きく約12000回使うことができ、ストライカーも大きいので大きな火花を熾すことができます。
着火しやすいので、初心者の方にもぜひ使ってほしいイチオシのファイヤースターターです。

まとめ

今回ご紹介したように、ファイヤースターターには様々な特徴があります。
それぞれ長所短所はありますので、使い易さと好み、価格などで選んでみていただけるといいかと思います。
読んでくださった方のファイヤースターター選びのお役に立てれば幸いです。

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