キャンプ用燻製器のおすすめ15選【コールマンから100均まで?!】
燻製と一緒に飲むお酒は、言葉で言い表せないくらい最高ですよね。
そんな燻製をキャンプで楽しんでみませんか?
最近、燻製器を使って自家製の燻製を作る人が急増しており、その人気は留まるところを知りません。
今回は、これまで数々の食材を燻してきた筆者が、特におすすめの燻製器をご紹介します。
きっとあなたにぴったりの燻製器が見つかるはずです。
それでは早速見ていきましょう。
キャンプでの燻製用のおすすめ食材(ベーコンなど定番から変わり種まで)に関しては、以下の記事がおすすめです!
燻製の種類
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燻すことで食材の水分が抜けて旨味が増し、スモーキーな香りが高級感を与えてくれる燻製。
ですが、実は燻製と一言で言っても燻製方法には様々な種類があります。
燻す温度や時間、食材によって仕上がりが変わり、燻製材との組み合わせで色々な楽しみ方ができます。
初心者におすすめの熱燻
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80~140度以上と燻製方法の中で最も高い温度で燻し、10~1時間程度の短時間で食材の旨味を引き立て、チップの香りを楽しむことができ、初心者に最もおすすめの燻製方法です。
表面のみの香り付けがメインになるので、水分は飛ばず、保存には向きません。
キャンプでおすすめの温燻
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30~80度で数時間かけて燻すことで、食材の水分が50%以下になります。
長期保存は難しいですが、旨味が凝縮し、食材の水分も程よく残っているので、口当たりもよくなります。
上級者向けの冷燻
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15~30度で数日~数週間で水分を飛ばし、長期保存可能になるまで水分を抜きます。
温度管理が難しいので上級者向けになります。
燻製器の選び方
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キャンプやアウトドアシーンで重視したいのがサイズです。
大きく場所を取る燻製器は、重いものだと10kg以上にもなってくるので、運んで準備するのは重労働になってきます。
ですから、荷物をなるべく少なくしたい方には軽量・コンパクトな燻製器がおすすめです。
とはいえ、大人数で楽しむキャンプでは食材が多くなりがちので、大きな燻製器の方が向いています。
魚や大きなブロック肉は見た目もボリュームがあり憧れますよね。
自分が使う時の想像をして選びましょう。
燻製器はサイズで選ぶ(コンパクトさを取るか、大容量を取るか)
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小さい燻製器
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燻製器は比較的大きいイメージがありますが、最もコンパクトなものでお弁当箱サイズになります。
ソーセージ、チーズ、卵など、あまり幅を取らない食材で、ソロキャンプなど作る量が少量でいい場合などは、小さい燻製器でも十分燻製が楽しめます。また大きい燻製器だとツーリングのソロキャンプなどの場合は持ち運びがしづらいですよね。
一方、小さい燻製器は温度が上がりやすく、短時間でできあがるので熱燻に向いていますが、小さければ小さくなるほど温燻には不向きになります。
大きい燻製器
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大きい燻製器では約3~4人前を一気に作れ、家族や知人、友人の複数でキャンプやバーベキューを楽しむ方にはおすすめです。
ブロック肉や魚などの大きな食材も入れられるサイズです。
形状もいくつかあり、BBQコンロのように横長のものから、食材を吊るす縦長のもの、鍋型などがあります。
密閉性などを重視した重いものもありますが、軽い素材で作られているものや、段ボールで簡単に組み立てることのできるものなど幅広い商品があって魅力的です。
燻製器はスモーク方法で選ぶ
熱燻法
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熱燻法は、家庭の調理器具を使うことができ、短時間で簡単に作ることができるので、初心者におすすめの方法です。
燻製の中では最も高温で仕上げるため、燻製器は熱がこもりやすい小さいものが向いています。
煙が循環するスペースが少ないことや、チーズやソーセージなどの小さい食材しか使えないなど、デメリットはいくつかあります。
ですが、初心者であれば使い勝手のいい小さいサイズで慣れてから、新しいものを買うというのもありです。
温燻法
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温燻はアウトドアで楽しめる本格派の燻製方法で、時間をかけてじっくり燻製を行なうことで、食材の水分を飛ばし旨味を凝縮させます。
長い時間煙の中に置いておくことで、チップの香りがより楽しめるのが温燻法です。
温度管理が必須で、熱し過ぎても食材が焼けてしまうのである程度の空間が必要になります。
また、煙が逃げてしまうと時間をかけても仕上がりがいまいちになるので、密閉性のあるものを選びましょう。
また、温燻のできる大きさであれば、燻製器内の温度を上げて熱燻を楽しむこともできるので、ある程度大きいものを選ぶ方が多いです。
形状にも色々な種類があり、食材を吊るすタイプ、コンロタイプ、鍋型タイプなどあります。
中でも、吊るすタイプとコンロタイプが最もポピュラーで、大きさは40㎝ほどがおすすめです。
鍋型はかなりの密閉性があるので、温度管理もしやすく、煙が逃げない分香りの仕上がりもよくなります。
冷燻法
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低温で数日かける冷燻は、燻製器も大型のものが必要になります。
そのため、スモークサーモンなど上級者が行なう冷燻法はキャンプでは不向きになります。
ですが、雰囲気を味わうことは十分可能です。
60㎝以上の大きな燻製器で2~4時間低温で燻すと、水分も抜けにくく、香りもついた上品な冷燻法に似た仕上がりになります。
熱燻におすすめの燻製器10選
Coleman(コールマン) コンパクトスモーカー
サイズ:直径23.5cm×高さ20.5cm
重量:835g
素材:ステンレス、他
付属品:網×2枚、収納ケース
鍋型で密閉性も高くコンパクトで1kgもない超軽量。
熱燻専用というだけあって、本体の淵に水を入れ密閉度を高くし、煙が逃げにくい作りになっています。
snow peak(スノーピーク) コンパクトスモーカー
サイズ:高さ16.5cm×横幅31.5cm×奥行22.0cm×
重量:1.5kg
素材:ステンレス
コンパクトながら2段式の燻製器になります。
このサイズ感で、一度に3~4人前食材を燻すことができるのはかなりのメリットです。
Coleman(コールマン) キャンピングオープンスモーカー
使用時サイズ:高さ30cm×横幅30.5cm×奥行30.5cm
収納時サイズ:高さ8.5cm×横幅30.5cm×奥行30.5cm
重量:3.5kg
素材:スチール
付属品:中敷き網×2枚、収納ケース
おしゃれなデザインが目を引きます。
温度計がついているので、温度管理がしやすく焼ける心配もなく、コンパクトに収納できるので機能性に優れています。
初めて買う方にもおすすめです。
LOGOS(ロゴス) スモークポッド
サイズ:高さ12cm×横幅33.5cm×奥行12cm
重量:5.4kg
素材:鋳鉄
珍しい形をしていますが、鍋型より収納に向いています。
ダッチオーブンとしても使える燻製器で、楽しみ方の幅が広がる商品です。
THERMOS(サーモス) 保温燻製器 イージースモーカー
サイズ:内径22.5㎝、横幅28.5cmx奥行22.5cmx高さ14cm
重量:2.0kg
素材:セラミック
付属品:スモークチップ50g(サクラ)、焼き石、アミ
熱燻専用の燻製器で密閉性が高く、コンパクトな大きさです。
チップも付属しているので、初めての燻製にもおあつらえ向きです。
東彼セラミックス トーセラム鍋 お手軽燻製鍋
サイズ:直径25.5cm×高さ15cm×深さ5.8cm
重量:2.0kg
素材:セラミック
付属品:スモークチップ5袋
燻製チップも5袋付いていてかなりのチップの量になります。
密閉できて煙も少ないため、キャンプだけでなく家庭でも使用できます。
持ち運びに便利で初心者におすすめです。
Belmont(ベルモント) 鉄製燻製鍋
サイズ:直径27.0cm
重量:2.2kg
素材:鉄
コンパクトサイズで持ち運びにも便利です。
IHにも対応し、家庭でも使用可能。
密閉性が高いのもおすすめポイントです。
リーズナブルなので、入門で購入するのにおすすめです。
Camerons(キャメロンズ) ミニスモーカー
使用時サイズ:高さ7.0cm×横幅17.5cm×奥行42.5cm
収納時サイズ:高さ高さ7.0cm×横幅17.5cm×奥行30.0cm
重量:1.2kg
素材:ステンレス
かなりコンパクトで、持ち運びに便利で、短時間で出来上がる熱燻に向いています。
ガス、炭火、IHにも対応している燻製器はなかなかありません。
機能性に優れ、初めての燻製器としてもおすすめできる商品です。
ONOE(尾上製作所) 燻製器いぶす君
サイズ:直径23.5cm×高さ33.5cm
重量:1.3kg
素材:ガルバスター
筒状タイプの中でも比較的小さいタイプですが、3~4人前を一度に作れます。
軽量で価格的にもおすすめです。
UNIFLAME(ユニフレーム) インスタントスモーカー
使用時サイズ:高さ25.0cm×横幅25.0cm×高さ28.0cm
収納時サイズ:高さ28.0cm×横幅25.0cm×厚さ4.5cm
重量:1.7kg
素材:ガルバニウム鋼板
付属品:チップ皿・棚網×3
組み立て式でコンパクトになり、バイクや自転車でキャンプ行く方にもおすすめできるくらい軽量でコンパクトな商品です。
少人数分のおつまみを作るのにぴったりです。
温燻におすすめの燻製器4選
Coleman(コールマン) ステンレススモーカー2
サイズ:高さ40.0cm×横幅25.0cm×奥行26.5cm
重量:2.1kg
素材:ステンレス
付属品:棚網×2枚、チップ皿、フック×4
空気調節弁と温度計がついているので温度管理がしやすいです。
縦に長く食材も吊るせるタイプで、煙も循環する作りになっています。
LOGOS(ロゴス) スモークタワー
サイズ:高さ42.0cm×横幅26.0cm×奥行25.0cm
重量:3.1kg
素材:ステンレス、スチール
網の使用で3段、食材を吊るすこともでき、機能性に優れています。
分解も簡単にできるので、お手入れや運搬も簡単にできます。
BUNDOK(バンドック) スモーク
サイズ:高さ45.0cm×横幅25.0cmx奥行25.0cm(ハンドル含む)
重量:1.4kg
素材:表面処理鋼板(亜鉛メッキ)・スチール(亜鉛メッキ)
付属品:スモーク缶x1・蓋x1・格子アミx1・網x1・S字吊り下げ金具x3・チップ皿x1・スモーク用温度計x1
温度調節弁と温度計が付いているので、温燻に向いています。
食材も吊るすことができ、価格も安く軽量なので初心者の方におすすめです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) スモーカー
サイズ:外径26.0cm×高さ31.5cm
重量:1.4kg
素材:鉄(亜鉛メッキ、クロムメッキ)
こちらの燻製器は、燻製だけでなくビア缶チキンも作れることで人気を集めています。
ビア缶チキンとは、簡単に言えば鶏を丸々1羽蒸し焼きにした料理のことで、その豪快な見た目が話題になっています。
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トップオーブンシステムを採用しているため、上と下から同時に加熱することができ、失敗が少ないです。
燻製だけじゃ物足りないという方にはこちらをおすすめします。
冷燻におすすめの燻製器
出典:photoAC
難易度が高い冷燻でも簡単にできる燻製器をご存知でしょうか?
超大型の燻製器が必要な冷燻は、キャンプ上級者でもなかなか手が出しにくく、長期間温度管理しなくてはいけないので、正直レベルが高いですよね。
高級料理店でもよく提供される冷燻ですが、スモークサーモンなど素材はそのままにスモーキーな香りのついた上品な料理です。
そんな高級料理店でも使用されているのが「スモーキングガン」という燻製器。
これがあれば誰でも冷燻を楽しむことができます!
Amazonランキングのギフト、ほしい物、アウトドア用スモーカーランキング3部門で1位を獲得している商品になります。
単三電池2本で動くので、家庭ではもちろんキャンプでも活躍すること間違いなしです。
BKLN DINER(ブルックリンダイナー) スモーキングガン
サイズ:高さ11.5cm×横幅5cm×奥行8cm
重量:200g
【おすすめポイント】
①キャンプで重要な重さ、大きさは文句無し。200gの超軽量、手の平サイズの超コンパクトな商品です。
②最大180日間の国内メーカー保証付き。丁寧なサービス、サポートを受けられ安心。
③単三電池2本で動き、面倒な操作はなくボタン1つのみ。
④素材を密閉容器に入れ、本体にチップをひとつまみセットするのみで準備完了。
家庭でも簡単に燻製できるスモーキングガンに関して、詳しく知りたい方には以下の記事がおすすめです。
100均でも燻製器が買える?!
実は有名100円均一でもダンボール製の燻製器を売っています。
気軽に簡単に燻製を楽しめていいですよね!
以下の記事にまとめているので、是非確認してみてください。
メスティンやダッチオーブンでも燻製を作れる!
メスティンやダッチオーブンなど、普段のキャンプ飯にも使うクッカーを使って、燻製を行うこともできます。
ガスコンロやガスバーナーを使っても作れるので、キャンプはもちろん臭い対策をした上で、ご家庭やベランダでも簡単に燻製することができますね。
出典:amazon(アマゾン)
メスティンの燻製は温燻や冷燻がおすすめ
メスティンでの燻製ではソロキャンプ時の温燻や冷燻がおすすめです。
アルミ製のメスティンは燻製時に高い熱量で熱してしまうと、底に穴が空いてしまう場合があるためです。
燻製で必要な底網がセットになっているメスティンを選びましょう。
またアルミホイルのご準備もお忘れなく。
ダッチオーブンの燻製は熱燻がおすすめ
ダッチオーブンの燻製では熱燻がおすすめです。
ダッチオーブンは高さはないですが、高い熱にも耐えることができるためです。
こちらも底網が必須なので、お持ちのダッチオーブンにフィットするものを探しましょう。
まとめ
出典:photoAC
キャンプで燻製を楽しみたいと思っても、燻製器は大きいし、難しいイメージを持つ方は少なくありません。
キャンプでも簡単に燻製が楽しめる商品が続々と発売され、軽量、コンパクトになったり、使い勝手のいいものが増えています。
燻製器は楽しいアウトドアライフを一層充実させる物だと思います。是非取り入れてみてください。
燻製におすすめの食材について知りたい方は以下の記事がおすすめです。
燻製に必須のスモークチップに関しては、以下の記事がおすすめです。