アイキャッチ画像出典：Winged Wheel公式Facebookページ
かっこいいデザインのランタンが欲しくなることありますよね。
そんなあなたにぜひおすすめしたいのが「ハリケーンランタン」です。
筆者もかれこれ3年ほど愛用していますが、未だにその魅力は尽きません。
レトロな見た目と使いやすさが両立されており、初心者からベテランまで使えるギアです。
この記事では、そんなハリケーンの基本情報からおすすめまで徹底的にご紹介します。
早速ハリケーンランタンの世界に飛び込んでみましょう。
ハリケーンランタンとは
ハリケーンランタンの名前の由来は、ハリケーンの中でも灯りが消えないランタンという意味から来ています。
形に特徴があり、
最下部にオイルタンクを有し、そこから繋がるフレーム、灯りを灯すマントル部分と、その灯りを囲うホヤと呼ばれるガラスの部分で構成されています。
空洞のフレーム内で空気が循環する仕組みとなっていて、ハリケーンにも負けない安定した炎を生み出しています。
以下の画像のようなレトロかっこいい・レトロ可愛いこんなランタン見たことありませんか？
人気キャンパーのSNSなどでもしばしば登場するのが「ハリケーンランタン」です。
参照：amazon（アマゾン）
ハリケーンランタンは、オイルランタンの一種です。オイルランタンは灯油やパラフィンオイル（ロウを液状化したオイル）を使用を使用するランタンのことを指し、安全・簡単・灯油がガスに比べて経済的といった特徴が挙げられます。
オイルランタンに関しては以下の記事がおすすめです。
ハリケーンランタンの強み
ハリケーンランタンの強みは主に3つあります。その強みこそが魅力になるので、順番に紹介していきましょう。
おしゃれな空間を演出できる
参照：Amazon
ハリケーンランタンの1番の魅力は、LEDランタンにはない炎の揺らめきと灯りです。テント全体を照らすような明るさはありませんが、焚き火同様、見る人の心を落ち着かせ、魅力的な空間に引き込んでくれます。
また、ハリケーンランタンの形自体も古臭くなく、まさに「レトロかっこいい」という言葉があてはまります。
SNSで見かけてLEDランタンでは出せない雰囲気に魅了され、購入を考える人も少なくありません。
雨風に強い
参照：Amazon
「ハリケーン＝台風」の名前にあるように、雨風にさらされていても簡単に消えることはありません。ランタンが地面に落ちて割れない限り、風だけで火が消えるということはまずないでしょう。
その理由はハリケーンランタンの構造にあります。外気が炎に触れることがない、対流効果により燃焼力を高めてくれる、この2つの特徴によって寒冷地や乾燥地でも耐えうるのです。
100年前に天候が荒れ狂う危険性のある航海でも使われていたランタンが、現代でも形を変えることなく手に入るなんて、それだけでもロマンを感じますね。
初心者でも使いやすい
参照：Amazon
「ポンピング」に「ホヤの空焼き」・・・初心者にはさっぱりな用語が並んでしまうのがランタンの特徴のひとつですよね。
「カッコいい！」と思っても、使い方が複雑だとなかなか購入までに至りません。
その点、ハリケーンランタンは面倒な準備や技術が不要なのが、幅広いファンがいる理由の1つです。
ただし、ハリケーンランタンに限ったことではありませんが定期的なメンテナンスは必要です。
ハリケーンランタンの選び方
ハリケーンランタンの特徴が分かったところで、次は選び方についてご紹介しましょう。
購入を検討されている方は必見です！
ハリケーンランタンはタンク容量で選ぶ
参照：Amazon
タンクとは、燃料を入れる部分になります。
後に説明する芯とのバランスにもよりますが、タンクの容量＝燃焼時間と考えると良いでしょう。
ハリケーンランタンの容量はメジャーなもので、だいたい340～930ｍLです。340mLで20時間、540ｍLで24時間、930ｍLとなると芯も太いものを使用し燃費が悪くなるので25時間程度となります。
連泊することがないといった用途であれば340ｍLの容量で充分です。
ハリケーンランタンは芯の幅で選ぶ
参照：Amazon
ハリケーンランタンは平たい芯により発光するので、芯の幅は明るさに影響します。
芯が太くなればその分、明るくなりますがランタン自体の大きさも大きくなるので注意が必要です。
サブとして、ハリケーンランプの控えめで朗らかな灯りを楽しみたいのであれば4～7分芯（1分＝3mm）のランタンを選びましょう。
おおよその目安として4分芯で8W（ナツメ電球程度）、7分芯で15W（本を読める程度）の明るさです。
ハリケーンランタンは素材で選ぶ
参照：Amazon
素材に関しては正直デザインも兼ねての好みによるものになりますが、ハリケーンランタンでは主に「特殊鋼板製」と「ブロンズ・真鍮製」に分けて説明しましょう。
特殊鋼板製
鉄をベースに耐久性を上げてアウトドア向けに作られた素材が特殊鋼板製のランタンです。
ハリケーンランタンのスタンダードな素材と言えるでしょう。さびにくいといったメリットもあります。
ブロンズ・真鍮製
ハイエンドモデルとして使用されるのがブロンズ、真鍮製のランタンです。
よりアンティーク感が増して、使えば使うほど味が出るのが特徴です。
価格が高いこと、人気のため手に入りにくいといったデメリットですらもコレクターの購買意欲をかきたてますね。
DIETZ（デイツ）のハリケーンランタン4選
ここからは、おすすめのハリケーンランタンをブランドごとにご紹介していきます。 一番に名前の挙がるデイツ社(DIETZ)です。
1800年代創業のランプ・ランタン老舗メーカーで、壊れにくいことで有名です。
本来の定価はリーズナブルなものの、昨今の人気と入手困難な状態から、amazonなどでは種類によっては価格が高騰しています。
小型から大型のランタンまで種類豊富に扱っています。
デイツのランタンについてはこちらの記事で紹介してるので、ぜひチェックしてみてください！
デイツのランタン全9種類を徹底解説【カスタムグッズ・ホヤの交換方法も合わせて紹介】
DIETZ（デイツ） デイツ78ハリケーンランタン
サイズ 28cmx16cmx13cm
重さ 460 g
燃料タンク容量 340mL
芯の太さ 4分芯（12mm芯）
デイツで一番スタンダードなランタンです。
サイズ自体は大きくないので、ソロ・デュオキャンプ向けです。
DIETZ（デイツ） デイツ80ハリケーンランタン
この投稿をInstagramで見る
サイズ 20.4cmx19.5cmx38cm
重さ 1kg
燃料タンク容量 930mL
芯の太さ 7分芯(21mm芯）
今回ご紹介しているデイツのランタンでは最も明るい大型ランタンとなります。
また、他に紹介しているものとは異なり、なすび型の縦長デザインです。
以前は同様のデザインで一回り小さいデイツ20もあったのですが、現行では80のみとなっています。
DIETZ（デイツ） デイツ90ハリケーンランタン
サイズ 20.5cmx19.7cmx35cm
重さ 950g
燃料タンク容量 930mL
芯の太さ 7分芯(21mm芯）
デイツ80同様大型のランタンです。
メインランタンとはいかないものの、テーブルの上でも足元でもしっかりと存在感がある大きさと明るさです。
DIETZ（デイツ） デイツ78ハリケーンランタン真鍮製
出典：Amazon
サイズ 27.8㎝x13.6cmx13.6cm
重さ 1㎏
燃料タンク容量 340mL
芯の太さ 4分芯（12mm芯）
スタンダードモデルよりも錆びつきにくい真鍮製のデイツ78です。
一見派手なようですが、使えば使い程深い味わいが出てよりビンテージ感が増します。
FEUER HAND（フュアーハンド）のハリケーンランタン4選
DIETZより少し遅れて1800年代後半にドイツで誕生したのが、FEUER HAND（フュアハンド/フュアーハンド）です。
こちらも、老舗メーカーながら初心者にも嬉しい価格帯で、もはやハリケーンランタンの定番となっています。
FEUER HAND（フュアーハンド）のランタンはデイツに比べると少し小型のワンサイズ展開です。
その代わりに素材と塗装カラーが豊富のため、サイトカラーに合ったランタンを選ぶことができます。
FEUER HAND（フュアーハンド） ベイビースペシャル276ジンク
サイズ 15cm×26cm
重さ 520g
燃料タンク容量 340mL
芯の太さ 4分芯（12mm芯）
FEUER HAND（フュアーハンド）のスタンダードモデルです。
少し前までは3,000円程でしたが、こちらもamazonなどでは少しプレミア価格となっているようですね。
それでも使い勝手のいい大きさと丈夫さなので、1つは持っておきたいランタンです。
FEUER HAND（フュアーハンド） ベイビースペシャル276
サイズ 15cm×26cm
重さ 600g
燃料タンク容量 340mL
芯の太さ 4分芯（12mm芯）
FEUER HAND（フュアーハンド）の代表格と言えばカラーです。
名前の通り、カラーバリエーションが多くその数なんと9種類！
SNSにも色とりどりのベビースペシャルが並んでいるので是非参考にしてみてください。
FEUER HAND（フュアーハンド） ベイビースペシャル276スパークリングアイロン
サイズ 15cm×26cm
重さ 613g
燃料タンク容量 340mL
芯の太さ 4分芯（12mm芯）
メタリックグレーの塗装が一気に無骨さを演出してくれます。
特に男性やアイアンライクなサイトにしたいキャンパーにオススメのランタンです。
FEUER HAND（フュアーハンド） ベイビースペシャル276(サプリーム)
サイズ 15cm×26cm
重さ 637g
燃料タンク容量 340mL
芯の太さ 4分芯（12mm芯）
ビンテージへのニーズを持つ人におすすめのブロンズ。
派手過ぎず、高級感があるのでキャンプだけでなくインテリアとしても重宝しそうです。
その他のハリケーンランタン4選
ハリケーンランタンと言えば、どうしてもデイツとフュアーハンドが目立ってしまいますが、ここからは、それ以外のメーカーのハリケーンランタン・オイルランタンをご紹介しましょう。
WINGED WHEEL（ウィングドウィール） #500Hurricane Lamp
出典：flame sense
サイズ 128mm×425mm
燃料タンク容量 200ｍL
国産ハリケーンランプのメーカとしては唯一となってしまったWINGED WHEEL。
3～5年待ちという究極のランタンです。
祖父の遺志を継いだ女性が作り上げる純日本製ハリケーンランプは、細部にこだわりが見えるおすすめの逸品です。
なお、現在は予約を一時停止しています。
最新情報はOnline shopとFacebookでご確認ください。
CAPTAIN STAG（キャプテンスタッグ） オイルランタンUK-507 大・ブロンズ
サイズ 31.5cmx14.6cmx14.6cm
重さ 620g
燃料タンク容量 300mL
キャンパーにとって「鹿番長」でおなじみのCAPTAIN STAG（キャプテンスタッグ）もハリケーンランタンを手掛けています。
1番大きいこちらのサイズはホヤが長めで、炎を十分に楽しめます。
ブロンズと相まってテント内で欠かせない存在になるかもしれませんね。
CAPTAIN STAG（キャプテンスタッグ） オイルランタンUK-509 中
サイズ 25.3cmx12.8cmx12.1cm
重さ 440g
燃料タンク容量 200mL
CAPTAIN STAG（キャプテンスタッグ）のオイルランタンの中でも、特に使い勝手の良い中サイズはカーキ・レッド・ブロンズの3色展開です。
もちろん灯油、パラフィンどちらの燃料も使用も可能です。他にも小型のサイズを展開しています。
YISHUI（イスイ） ランタン タッグ 中 (シルバー)
サイズ 26.4㎝x17.9㎝x15.4cm
重さ 470g
特にブランドにこだわりを持たない、まずはどんなものか試してみたいという場合は、リーズナブルな中国製のものもおすすめです。
こちらはおもちゃのような風合いが雰囲気によく合うと定評のランタンです。
まとめ
リーズナブルなものから限定・ビンテージものまであったり、自分で改造できたりと、幅広い魅力を持ち合わせているのがハリケーンランタンです。
お気に入りを見つけるとさらにはケースが欲しくなったり・・・まさにキャンプ沼にハマってしまうかもしれませんが、ぜひこの機会に購入を検討してみてください！
関連記事
