ガスライターおすすめ12選!アウトドアでも使える人気のデュポン・ウィンドミルなど
「ガスライター」とは、可燃ガスであるブタンを燃料とした点火装置です。
主な用途としてはタバコに火をつける際に用いられますが、アウトドアで焚火の火種に着火することにも使われます。
ガスライターの種類は使い捨ての安価な商品~コレクター向けの高級ライターまで様々で、一概に火をつける道具といっても多種多様です。
この記事では、ガスライターとは何かや選び方、おすすめの商品と取り扱いの注意などについて解説します。
ガスライターとは
ガスライターとは、ブタンという可燃性ガスを燃料として着火する装置のことです。
ライターに火を灯すまでの工程は、まず「火種を生み出す装置」があり、「ガスに着火させる動作」に分類されます。
これらを踏まえて、最終的にライターから炎が生じるのです。
ブタンに引火させる「火種を生み出す装置」は、主に以下の2種類です。
- フリント(発火石)式:ヤスリ状のドラムを回転させて火花を出し引火させる
- 電子式:圧電素子に圧力を加えて火花を出し引火させる
「ガスに着火させる動作」は、以下の4種類です。
- 荷重式(直押し式・加重式):圧電装置に圧力を伝えるために真下に押し込む100円ライタータイプ
- スライド式:圧電装置に圧力を伝えるために横にスライドするチャッカマンタイプ
- 二段階式:着火のために2つの操作が必要なため、複雑だが安全性が高い
- 回転式:回転式のヤスリをまわしフリントと摩擦を生じさせる昔ながらの方法
最終的に生じるライターの炎の種類は、大きく分けて以下の2種類です。
- 外燃式:ガスと空気がライターの外部で混ざり合い燃焼し炎を形成
- 内燃式(ターボ式):ガスを燃焼筒内部で完全燃焼させる方式のため、無駄がなく高温で風に強い
一言でガスライターといっても、様々な火種を生み出す装置みやガスに着火させる動作、炎の種類があります。
ガスライターの選び方
ここからは、ガスライターの選び方について解説していきます。
機能性で選ぶ
ガスライターの選び方の1つ目は、機能性で選ぶです。
アウトドアで使う際には、ターボ式ライターや風よけカバーが付いた商品が向いています。
また、焚火の火種に着火しやすいように、先端が棒状に伸びているアウトドアもおすすめです。
注入口の種類で選ぶ
ガスライターの選び方の2つ目は、注入口の種類で選ぶです。
ガスライターには使い捨ての商品とガス注入式があり、ガスを充填する際にはライター専用のガスで行います。
ただし、カセットボンベを使ってガスを充填できる商品もあるため、BBQなどで使うコンロを利用することも可能です。
ブランドで選ぶ
ガスライターの選び方の3つ目は、ブランドで選ぶです。
アウトドアで使う際には機能性が重視されますが、喫煙用ならブランド品を使う方法があります。
装飾のないスタイリッシュな商品や、彫金や装飾加工を施したガスライターがおすすめです。
ガスライターおすすめ12選
ここからは、おすすめのガスライターをご紹介していきます。
【S.T.Dupont】エス・テー・デュポン デフィ エクストリーム
炎:ターボ式
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:不明
ガス残量確認:あり
ガス補充:あり
サイズ:縦68×幅4×奥行15mm
重量:80g
素材:メタル・ラッカー&TPU仕上げ
カラー:マット ネオン オレンジ・マット ネオン グリーン・マット ネオン ブルー・マット シルバー・マット レッド・マット ブラック・ブラッシュ コッパー・ブラッシュ シルバー・マット ブラック
厳寒期での使用を想定しているため、高度3,500m、風速フォース7、気温マイナス10℃~40℃といった極限の環境下でも使用できるターボ式ガスライターです。
厚い手袋をしていても着火しやすい設計で、バンパーを装着しているため衝撃にも強くなっています。
カラーラインナップは全9色あり、金属部分はマットとブラッシュがあるため豊富です。
ターボライターについては、こちらの記事も参考にしてください!
おすすめターボライター20選+補充用ガス3選!アウトドアに最適!
【WINDMILL】ウィンドミル ビープ ビープ3
炎:バーナーフレーム
発熱量:1,100℃
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:あり
ガス補充:あり
サイズ:縦76×幅31×奥行20mm
重量:47.5g
素材:亜鉛ダイキャスト
カラー:ニッケルサテン・クロームパール・黒マット・ガンメタル
ターボ式よりも強力な炎であるバーナーフレームを発する充填式ガスライターです。
空気と燃料ガスをミックスさせた混合気のバランスが最適なため、発熱量は1,100℃にも達し、風にも強いためアウトドアで抜群の性能を発揮します。
通常のライターのガス容量は1g前後ですが、この商品は約3gのガス容量タンクがあり、スケルトンボディのため残量が一目でわかります。
【ZIPPO】ジッポー ガスライターインサイドユニット/ダブルトーチ(ガスなし)
炎:ジェットフレイム
発熱量:1260℃以上
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:なし
ガス補充:あり
サイズ:縦5.3×幅3.5×奥行1.1mm
重量:50g
素材:不明
カラー:シルバー
オイルライターの代表格ジッポーの純正交換用インサイドユニットのターボ式ガスライターです。
炎はターボライターより強いジェットフレイムで、発熱量は1260℃以上にもなります。
2口のトーチが炎を太くしているため、火起こしやパラコードの焼き止め(末端処理)に便利です。
2口トーチの商品もありますので、お好みに合わせてお選びください。
ジッポーに代表されるオイルライターについては、こちらの記事も参考にしてください!
おすすめのオイルライター19選【キャンプなどに使いたい!】
【TWINLIGHT】ツインライト ターボライター AGAINST PJ2
炎:トリプルパワージェット
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:あり
ガス補充:あり
サイズ:縦80×幅35×奥行20mm
重量:60g
素材:ABS・樹脂・亜鉛
カラー:クリア・ブラック・ブルー
3本のジェットバーナーが炎を発する、パワフルさが特徴のターボ式ガスライターです。
スケルトンボディーのためガスの残量が一目でわかり、ツマミを回せば火力調整をすることができます。
フタ付きのためゴミや埃が入りにくく、着火スイッチを押せば連動して開くため便利です。
【AQA】エーキューエー AQUAターボライター
炎:ターボ式
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:あり
ガス補充:あり
サイズ:縦65×幅42×奥行13mm
重量:37g
素材:ナイロン・ゴム
カラー:ブラック・ブルー・クリア・オレンジ
ワンプッシュでフタが開く防水性が高いターボ式ガスライターのため、釣りや水辺のアウトドアに向いています。
スケルトンボディが採用されているため、補充のタイミングが一目でわかります。
ストラップ付きのため持ち運びにも便利です。
【Iwatani】イワタニ ガスマッチターボ
炎:ターボ式
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:不明
ガス残量確認:不明
ガス補充:なし
サイズ:縦297×幅26×奥行43mm
重量(約):63g
素材:[本体]ABS樹脂・[先端パイプ]鋼板(静電塗装)・[着火レバー]ABS樹脂・[安全ロック]POM樹脂
カラー:オレンジ&ホワイト
多様な産業ガスと機器設備を提供する大手「イワタニ」のトーチ型ターボ式ガスライターです。
誤使用を防ぐ安全ロックとチャイルドレジスタンス(CR)対応のため、安全性が高くなっています。
先端にパイプがあるため、アウトドアでの火付けなどに役立ちます。
イワタニのカセットコンロについては、こちらの記事も参考にしてください!
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【SOTO】ソト フィールドライター ターボ
炎:ターボ式
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:なし
ガス残量確認:あり
ガス補充:なし
サイズ:縦278×幅39×奥行25mm
重量:60g
素材:不明
カラー:ブラック
アウトドアなどで使いやすいロングノズルのトーチ型ターボ式ガスライターです。
点火後に炎がオレンジ色に変わるため、見やすいので安全に使用することができます。
また、セーフティロック付きのため、うっかり着火することがありません。
吊り下げ用フック穴やガス残量確認窓も便利です。
ソトのシングルバーナーとツーバーナーについては、こちらの記事も参考にしてください!
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【CAPTAIN STAG】キャプテンスタッグ スタンド ガスチャッカー(ブラック)
炎:外燃式
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:なし
ガス残量確認:なし
ガス補充:あり
サイズ:縦150×横32×奥行30mm
重量:32g
素材:[本体]ABS樹脂・[パイプ]鉄
カラー:ブラック
アウトドア用品総合ブランドのキャプテンスタッグのトーチ型ガスライターですが、炎が外燃式のため風の強い状況で使うのには向いていません。
とはいえ立てて置けるためインテリア性が高く、点火ボタンはソフトな操作感で高齢の方にも使いやすくなっています。
キャプテンスタッグのバーベキューコンロについては、こちらの記事も参考にしてください!
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【UNIFLAME】ユニフレーム スティックターボⅡ
炎:ターボ式
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:不明
ガス補充:あり
サイズ(約):縦209×φ16/φ27mm
重量(約):140g
素材:ステンレス鋼・亜鉛ダイキャスト・樹脂
カラー:
芯に亜鉛ダイキャストを採用し強度をアップさせた、アウトドアに欠かせないトーチ型ターボ式ガスライターです。
点火スイッチはロック機能付きのため、誤って着火するのを防止してくれます。
この商品を販売しているアウトドア用品総合ユニフレームについては、こちらの記事も参考にしてください!
【大人気!!】ユニフレームのケトルを魅力から実用性まで徹底解説
【simPLEISURE】シンプレジャー ターボ式着火用ライター
参照:シンプレジャー公式サイト
炎:ターボ式
発熱量(約):1300℃
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:なし
ガス補充:あり
サイズ(約):縦106×横48mm
重量(約):47g
素材:不明
カラー:ダークグレー・アーミーグリーン・ベージュ・イエロー
日常使いだけでなく発熱量が約1,300℃もあるため、アウトドアでの使用に最適なトーチ型ターボ式ガスライターです。
パイプ部は収納式のため邪魔になることはなく、着火時にスイングすることで火口との距離を保てます。
【Blazaball】ブレイザボール ブレイザボールライター
炎:ターボ式
発熱量:500℃~1300℃
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:なし
ガス補充:あり
サイズ:縦185×φ19/φ31.5mm
重量(約):110g
素材:亜鉛合金・プラスチック
カラー:シルバー/ブラック
BBQの本場オーストラリアからやってきた、トーチ型ターボ式ガスライターです。
火力調整機能が500℃~1300℃と幅広く、安全ロック付きで安心して使うことができます。
【TOKAI®】東海 CRチャッカマン
炎:外燃式
発熱量:不明
点火方式:電子式
火力調整:あり
ガス残量確認:あり
ガス補充:あり使い捨て
サイズ:縦235×横40×奥行22mm
重量:70g
素材:[本体]ABS樹脂・[パイプ]鉄・[ガスタンク]AS樹脂
カラー:レッド・ブルー
東海が販売している、言わずと知れたトーチ型ガスライターです。
価格が比較的に安いため、アウトドア初心者や本格的にギアを集めるつもりがない方々に向いています。
安全設計のチャイルドロックと炎調節レバー、ガス確認窓と引っ掛けフックなど、低価格ながら必要最低限の機能が揃っています。
本体の樹脂には抗菌素材ゼミオックを配合しているため、点火棒カテゴリーで唯一の抗菌仕様です。
こちらの商品は外燃式のためアウトドア向きではありませんが、ターボ式の商品もあります。
ガスライターの補充ができない?やり方を解説
ガスライターにガスを充填する手順は以下のとおりです。
- ガスライターのガス注入口を上に向ける
- ガスボンベのノズルをガスライターのガス注入口に押し込む
- ガスが溢れてきたら完了
注入直後はガスによってライターの温度が下がるため、炎が弱くなることがあります。
炎が弱いからといって何度もガスを入れないで、時間を空けてから試してください。
ガスボンベによっては複数のアダプターが付属しているので、多くの充填式ガスライターに注入可能な商品があります。
ガスライターは修理できる?捨て方は?
ここからは、ガスライターの修理や捨て方について解説していきます。
やり方
「ガスライターが故障したかな?」と思っても、ただのメンテナンス不足の可能性があります。
以下の症状の場合は、メンテナンスが必要です。
- フリント式でヤスリ部分が回らない:発火石が削れてなくなっている→発火石を補充する
- フリント式でヤスリ部分は回るが炎が出ない:ガス切れ→ガスを充填する
- 電子式で炎が出ない:ガス切れ→ガスを充填する
- フリント式・電子式の両方で炎が出ない:火力が弱い→火力を強くする
- フリント式・電子式の両方で炎が出ない:ガス噴出口が詰まっている→綿棒などで優しく掃除する
上記の対処を行っても改善しない場合は、故障の可能性が高いため修理に出すようにしましょう。
修理の値段
修理の値段は、6,000~30,000円と幅広いため相場を割り出すことが難しいです。
加えて送料なども発生するため、高級メーカーのライター以外の場合は買い替えるほうが無難だと考えられます。
捨て方
ガスライターをガスが入ったまま捨てることは非常に危険です。
以下の手順でガスを抜いてから、自治体のルールに従って処分してください。
注意事項
- 個人の責任において作業を行ってください
- 風通しがよく、火の気や可燃物がなく、直射日光が当たらない屋外で行ってください
- 作業中は、ガスを吸い込まないよう風上に立ってください
- 屋外からガスが室内に入らないよう窓を閉めてください
- 一度に複数のガス抜きをしないでください
- 着火したら着火レバーを押したまま火を吹き消す
- 着火レバーを押した状態をキープするために、輪ゴムや粘着テープで固定する
- 「シュー」という音がしていればガスが抜けている最中
- 2~3時間放置する
- 着火レバーを固定しているものをはずす
- 2~3回着火テストを行い、火がつかなければ作業完了
ガスライターには高圧ガスが入っていているため、取り扱いを間違えると大きな危険を招きます。
くれぐれも注意してください。
まとめ
今回は、ガスライターとは何かや選び方、おすすめの商品と取り扱いの注意などについて解説しました。
ガスライターは携帯しやすく、簡単に着火できる便利なアイテムです。
喫煙用なら内燃式でも十分ですし、火が消えにくいターボライターは風の強いアウトドアで役に立ちます。
お気に入りのガスライターを入手して、火を使う作業を楽にしましょう!