ブッシュクラフトの魅力に迫る!【究極のキャンプスタイル】
アイキャッチ画像出典:Unsplash
最近、上級キャンパーたちで注目されている、ブッシュクラフトをご存知ですか?
荷物は最小限にし、食器や焚き木などを現地で全て調達するという究極のキャンプスタイルです。
キャンプ芸人のヒロシさんも、ブッシュクラフトをキャンプスタイルの最終到達点としており、その魅力について度々インタビュー等で語っています。
1度経験すると、もう2度と従来のキャンプスタイルに戻れないほどの魅力がある、ブッシュクラフトについて、マストアイテムとともにお伝えしたいと思います!
ブッシュクラフトとは?
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ブッシュクラフトの言葉をそのまま直訳すると、茂みの工作、となりますが、一般的には「文明の力に極力頼らない技術」だとか「自然の環境を極力生かしたアウトドア」というような呼ばれ方をしています。
特徴としては以下のことが挙げられます。
・ライターやガスストーブは使用しない。
・現地で調達した木の枝などをナイフで加工し、食器等の必要物資を作る。
つまり、ブッシュクラフトとは、「自然から得られるものを最大限に利用する技術」のことをさします。
ブッシュクラフトの楽しみ方とは?
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キャンプやアウトドアで楽しむ場合のブッシュクラフトは、サバイバル技術を趣味として学びつつ楽しむこと、最低限の道具で自然を楽しむこと、というようにとらえられるかと思います。
具体的にはどのような楽しみ方があるのか、挙げてみます。
自然を楽しむ
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現代はキャンプやアウトドアを楽しむ際でもさまざまな便利な道具が数多くそろっています。
そのような道具を使ってしまえば簡単に、快適に過ごすことが可能です。
しかし、最低限の道具で自然を楽しむことが目的のブッシュクラフトでは、いかに自然にあるもので工夫するか、楽しむか、ということが重要なのです。
便利な道具に囲まれた日常から離れ自然と向き合うことで、普段使うことのない感覚が呼び覚まされ、日常では味わうことのできない楽しみや喜びを感じることができるのが、ブッシュクラフトなのです。
火起こしを楽しむ
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自然の中での極限状態では人間が体温を奪われてしまうと、大体3時間ぐらいで死んでしまうと言われています。
ブッシュクラフトで暖をとるためには火を起こすことは必須なのです。
必要最低限の道具で自然を利用するブッシュクラフトの火起こしは、基本はナイフとライターやマッチだけで行います。
木を切ったり、火種を作ったりの作業を最低限の道具で行うのは大変なことではありますが、苦労して起こした火で暖を取ったり、料理を楽しんだりするのは格別ですよ。
クラフトを楽しむ
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サバイバルに必要不可欠なものを、自然を最大限に利用して作り上げることは、ブッシュクラフトの醍醐味です。
木を削ってシェルター(休む場所)作りをしたり、休む椅子を作ったり、焚き火を守るリフェレクターや料理に必要な道具を作ったり。
工夫と技術次第で限られた道具だけでもいろいろな物を作りだすことができたら、最高にブッシュクラフトを楽しんでいると言えますし、上級者だと言えるかもしれません。
ブッシュクラフトのマストアイテムのおすすめ15選
ブッシュクラフトとはどのようなものなのか、ここまでで大体お分かりいただけたのではないでしょうか?
必要最低限のものしか使わないブッシュクラフトですが、その中でもマスト、と考えられる道具があります。
ここからは、ブッシュクラフトのマストアイテムのおすすめを、厳選して15種、ご紹介したいと思います。
モーラ・ナイフ(Mora knife) Bushcraft Survival Black
サイズ:刃長/109mm、全長/232mm、刃厚/3.2mm
素材:ブレード/カーボン、ハンドル/ラバー
重量:123g
木を削ったり、ロープを切ったり、簡単な調理をしたりと、ブッシュクラフト に必要不可欠なアイテムとして最も重要なのが、ナイフです。
モーラ・ナイフはスウェーデン王室御用達の老舗ナイフブランドです。
品質と使いやすさには定評があり、価格もお求め安いのが魅力です。
こちらのギアにはメタルマッチ、シャープナーが付属されていて、これ1本あれば火が起こせるという優れものです。
ブレードにはブラックコーティングが施されていて、サビ対策も万全です。
ボーカーマグナム(BOKER Magnum) エルクハンター シースナイフ
サイズ:刃長/96mm、全長/225mm、刃厚/4mm
素材:ブレード/ステンレス、ハンドル/パールウッド
重量:約160g
コスパが良くデザイン性のオリジナリティでも定評のあるボーカー(BOKER)のエルクハンターです。
ブレードがハンドルの後ろまで貫通しているフルタングで、刃厚も4mmあり、バトニング(薪を細くすること)やチョッピング(叩きつけて木を切ること)にも向いています。
革のシース付きです。
アーペクティ(APECTY) シースナイフ
サイズ:全長/200mm、刃長/90mm、刃厚/約3mm
素材:ブレード/カーボンスチール、ハンドル/ブナ材
重量:約150g(ナイフのみ約90g)
440Cステンレス鋼を採用したブッシュクラフトナイフです。
カーボンの含有率が高く、鋭い切れ味が特徴。
サビにも強く、フルタング構造で使用時に力が入れやすいタイプのナイフです。
ABS樹脂素材を使用しているため、本体重量は90gと軽量で、価格も安いので初心者無にもおすすめです。
シースナイフに関しては、以下の記事がおすすめです。
オピネル(OPINEL) フォールディングノコギリ
サイズ:全長/360mm(使用時)、170mm(折込時)、刃長/190mm、刃厚/2.5mm
素材:ブレード/カーボンスチール、ハンドル/ブナ材
重量:193g
クラフトをするのに木を切ったり、枝を落としたりと、さまざまな用途に非常に使い勝手の良いアイテムがノコギリです。
オピネル(OPINEL)は折りたたみ式ナイフで人気を誇るフランスの刃物メーカーです。
切れ味ももちろんのこと、天然木のハンドルが使用された、シンプルかつ飽きのこないデザインが特徴です。
シルキーゴムボーイ 210mm
サイズ:全長/445mm(使用時)、240mm(折込時)、刃長/210mm、刃厚/1.3mm
素材:ブレード/鋼(SK-4)、ハンドル/エストラマー樹脂
重量:230g
ノコギリに初めてゴムグリップを採用し、少ない力でも効率よく木材の切断ができるノコギリ作りで定評のあるゴムボーイの商品です。
折り込みタイプのノコギリです。
切れ味も抜群でコストパフォーマンスにも優れています。
軽い力で切れるので、女性にもおすすめです。
ハルタホース(Hultafors) オーゲルファン ミニ ハチェット
サイズ:全長/約235mm、刃長/約75mm、刃厚/約2mm
素材:ブレード/スウェーデン鋼、ハンドル/ヒッコリー
重量:775g
太めの木を薪にしたり、枝を落としたりするのに便利なアイテムが手斧(ハンドアックス)です。
こちらは、スウェーデンの職人技を感じさせる、ハンドメイドモデルのギア。
軽量かつ小型なので使いやすい手斧です。
薪割りやシェルター作りに大活躍してくれそうですね。
ヒッコリー材の柄は、衝撃に強く硬質で強靭です。
ハスクバーナ 手斧 38cm
サイズ:全長/381mm、刃長/165mm、刃厚24mm、全幅/150mm、刃幅/80mm
素材:ブレード/スウェーデン鋼、ハンドル/ヒッコリー
重量:998g
ハスクバーナはスウェーデンのストックホルムに本社を置くチェーンソー、芝刈りのメーカーです。
絶妙なカーブの柄が特徴で、力が入りやすくなっています。
高品質スウェーデン鋼の斧頭は切れやすく、研ぎやすいのが特徴です。
アンティーク感たっぷりの革のケース付きで、コストパフォーマンスも優秀です。
手斧(ハンドアックス)の選び方や、おすすめは以下の記事がおすすめです。
ユアサグローブ トンボレスキュー 人工皮革手袋
サイズ:L
素材:フェイクレザー
刃物や木、火を扱うブッシュクラフトは怪我とは隣り合わせです。
薪割りや火起こしを安全に行うために手袋を着用しておくことをおすすめします。
レスキュー仕様のこの手袋は、ケプラー繊維を使っているので耐熱性や難燃性に優れていて、ブッシュクラフト にはぴったりです。
グローブについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
UZIPAL 火吹き棒+ホイッスル+火打石+ファイヤースターター
サイズ:火吹き棒/638mm(使用時)、153mm(収納時)、ホイッスル/68mm
火打ち石/約100mm、178x38mm、防火、防火鉄ボックス/178x38mm
素材:火吹き棒、ブレード、ボックス/防火鉄、火打石/マグネシウム
重量:約113g
伸縮式の火吹き棒とホイッスル、火打ち石とブレードのセットです。
火起こしやサバイバルに欠かせない3点セットがコンパクトにまとまった便利なアイテムです。
マグネシウム棒をブレードで削り、紙や木などの上にマグネシウムの粉を落として簡単に火をつけることができます。
ライターなどと違って水に強いので、ブッシュクラフトだけでなく、通常のキャンプにもうってつけのアイテムですね。
ファイヤースターター 小型 マグネシウム
サイズ;75x25x9.5mm
素材:マグネシウム
こちらはお徳用のファイヤースターターになります。
銀色の部分全てがマグネシウムなので、ほぼ無限大に着火が可能です。
付属のナイフで木屑などの上にマグネシウム粉を削ってかけて着火させます。
雨天時でも簡単に着火することができます。
ブッシュクラフト(Bush Craft) 焚き火タープ 3×3
サイズ:3x3m
素材:コットンキャンバス
重量:3.7kg
ブッシュクラフトのシェルター作りには、テントよりもシンプルなタープがおすすめです。
こちらのタープは火の粉に強いブッシュクラフト社のオリジナルコットン100%でできていて、ループとリングを使った汎用性の高い優れものです。
ロープワーク次第ではティピのように立てることも可能なのです。
タフグリッド(TOUGH-GRID) ミルスペックパラコード100フィート
サイズ:約30.48m
素材:ナイロン
ブッシュクラフトにはロープワークが必要とされます。
こちらは、100年以上米軍で使われているパラコードメーカー、タフグリッド社の商品です。
3本のナイロン糸をより合わせて作ったインナーコードを11本束にして耐摩耗性の外幕で覆った高強度のパラコードなのです。
モザンビーク(Mozambique) キャンプ マット極厚20mm
サイズ:183x2x53cm
素材:XPEフォーム
重量:495g
シンプルなシェルターで睡眠を取るのが基本のブッシュクラフトでは、地面からの冷気をシャットアウトすることが大切です。
こちらのマットは、夏はアルミ面を下に、冬はアルミ面を上にすることにして気温への影響を減らして快適な睡眠を得ることができます。
耐久性にも優れている点もおすすめです。
OMM マウンテンレイド
サイズ:205x65x35cm(使用時)、22x15cm(収納時)
素材:シェル/ポイントゼロファブリック、中綿/プリマロフトゴールド
重量:385g
ブッシュクラフトタイプのキャンプでしっかり睡眠を取るなら、しっかりと保温できる丈夫な寝袋が必要です。
こちらはシュラフカバー不要の超軽量寝袋。機密性が高く、首元まで保温ができます。
ブッシュクラフト だけでなく、沢登りやトレッキング などでも頼もしい寝袋です。
寝袋についてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ブッシュクラフト(Bush Craft) 焚き火フライパン
サイズ:直径約225mm、深さ約18mm、取っ手差し込み径約24mm
素材:鉄
重量:505g
木でクラフトした取っ手を差し込んで、オリジナルのものを作ることができる焚き火フライパンです。
焚き火を前に木を削る作業をするとブッシュクラフトの気分も盛り上がるはずです。焚き火で肉や魚だけではなく、パンなどを焼くのにも使い勝手の良いフライパンですよ。
まとめ
以上、ブッシュクラフトについてと、ブッシュクラフトにおすすめのアイテム15選をお伝えしました。
必要最低限の道具で自然を楽しむブッシュクラフトですが、最初からナイフ1本で挑戦する必要はありません。
いつものキャンプギアを少し減らして、現地で調達できる素材で少しでもクラフトしてみることから始めてみると良いでしょう。
自然を存分に楽しむブッシュクラフトに挑戦してみてはいかがでしょうか?