心も体も温まる!薪ストーブの選び方とおすすめ15選【秋キャンプ・冬キャンプ】
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冬キャンプの防寒対策で使われるストーブには石油ストーブ、薪ストーブ、ガスヒーターがあります。
なかでも薪ストーブは、アウトドアでの利便性が高く、今注目を集めています。
そこで今回は、薪ストーブの魅力や使い方の注意点に加えて、おすすめの薪ストーブをご紹介したいと思います。
最近話題のウッドストーブについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
薪ストーブの魅力
冬キャンと言えば薪ストーブ。
アウトドアで重要視されるコンパクトタイプや、お洒落なデザインのもの、初心者向けのセットも販売され、薪ストーブユーザーが続々と増えてきています。
炎の揺らぎに癒される
薪ストーブを使うことによって、非日常を味わうことができ、暖かいサイトで炎を眺めながら癒されることができます。
実際に、大阪ガスの松波晴人氏と日本大学の羽生和紀氏の研究で、炎がリラックス効果をもたらすことが実証されています(出典:CiNii)。
温度調節も可能なので、快適な冬のキャンプを楽しめること間違いありません。
天板で調理ができるタイプもある
天板が平らになっているタイプの薪ストーブは、コンロ代わりになります。
そのため、ポットを置いておくと、いつでも温かい飲み物も飲め、湯たんぽ用のお湯もすぐに沸かせます。
さらに、水蒸気で加湿されるので、冬場の乾燥も敵ではありません。
お芋をアルミホイルで包んで置いておくと、焼き芋もできるのでお子様も喜びますね。
暖炉や焚き火よりも暖かい
冬は外で焚火は楽しいですが、ちょっと寒いと感じる方も少なくないと思います。
また、暖炉は温かいと思われがちですが、実は部屋全体を温めることには適していません。
薪ストーブは、まずストーブ全体が温まり、その熱によって周りを温める仕組みになっているため、部屋やサイト全体が温かくなりやすいです。
おうちでの使用も考えると、持ち運びのしやすい薪ストーブを買って損はありません。
焚火より汚れや匂いが少ない
キャンプの醍醐味とも言える焚火は、服や体に煙の匂いが付いてしまったり、煤や灰だらけになってしまうことがありますよね?
その状態で寝袋で寝るとなるとちょっと気分が落ち込みます…。
一方、薪ストーブを使えば汚れも煙の匂いも浴びずに済みます。
ストーブの炎を眺めながらお酒を飲み、気持ちよく眠りましょう。
薪ストーブの注意点
薪ストーブは、基本的にテント内で使うことは推奨されていません。
比較的安全性が高いとはいえ、火気を扱うので注意が必要です。
一酸化炭素中毒に注意
テントは元々風の通り防ぐものなので、外の空気が入ってきにくく、冬場は特に防寒対策で密閉してしまいます。
その状態で薪ストーブを使用すると、一酸化炭素中毒になりかねません。
また、寝ているときも使用する方も多いですが要注意です。
気付かないうちに一酸化炭素中毒になるのを防止する報知器があるので、テント内に設置することをおすすめします。
もしテント内で薪ストーブを使いたいのであれば、必ず煙突付きのものを購入し、煙突はテントの外に出してください。
火傷に注意
薪ストーブはそれ自体を熱し、その放射熱でテント内を温めます。
そのため、薪ストーブ全体がかなりの高温になっているので、細心の注意が必要です。
お子様がいるキャンパーさんのなかには、柵などをして対策をしている方もいます。
火事に注意
薪を入れる際に、扉を開け閉めするので、火の粉が飛ぶ可能性があります。
燃えやすいもの、溶けやすいものは近くに寄せないようにしましょう。
難熱素材という燃えにくい素材のギアを揃えておくのも、薪ストーブを使用する上で重要です。
薪ストーブの選び方
薪ストーブにも様々な種類があるので、ここからは薪ストーブの選び方を解説していきます。
サイズで選ぶ
薪ストーブは、ギアの中でも重い部類に入ります。
できる限りコンパクトなものを選ぶのがおすすめです。
ただ、小さすぎると、市販の薪をそのまま入れることは難しくなります。
このあたりはトレードオフなので、ご自分のキャンプスタイルに適したサイズを選んでください。
煙突付きを選ぶ
秋キャンプや冬キャンプのテント内は本当に寒いですよね…。
そんなとき、煙突付きであればテント内で薪ストーブを使うことが可能です。
ただし、煙突をテントの外に出せる必要があります。
煙突に対応していないテントもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
オススメの薪ストーブ15選
ホンマ製作所 クッキングストーブ
使用時サイズ:幅35×奥行35×高さ45cm
重量:6kg
大型の時計型のものよりコンパクトです。
にもかかわらず、火力が必要なダッチオーブンを使えるほど温かく、寒い冬のキャンプでも快適にテント内で過ごせます。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) 角型ストーブ
使用時サイズ:ハイ/幅60×奥行51×高さ177cm
ロー/幅47×奥行36×高さ153cm
収納サイズ:幅48×奥行き27×高さ26.5cm
重量:10kg
ハイとローの2段階に高さ調節可能で、ハイにすれば腰を屈めずに薪を入れられます。
また、お子様の手にも届きにくいので、人気のある薪ストーブになっています。
笑’s フォールディング 薪ストーブ
使用時サイズ:幅49×奥行23.5×高さ38cm
収納サイズ:幅40×奥行23×高さ7cm
重量:10kg
厚さ7㎝まで折りたたむことのできるコンパクトさが最大の魅力で、持ち運びに非常に便利です。
重さはありますが、ステンレス製なので耐久性もあり、大きなガラス窓が目立ちお洒落な薪ストーブです。
Work Tuff(ワークタフ) ストーブ
使用時サイズ:幅40×奥行44.5×高さ216cm(煙突、パーツ含む)
収納サイズ:幅26×奥行40×高さ30cm 脚の高さ:約24cm
重量:9.5kg
シンプルなデザインで、広い2面のガラス窓から炎を眺めることが可能。
付属のアイテムがストーブの中に収納可能なので、持ち運びにも便利なアイテムです。
D&R(ディーアンドアール) 薪ストーブ
使用時サイズ:幅35×奥行20×高さ19cm
収納サイズ:幅37×奥行27×高さ7.4cm
重量:1.7kg
ベルテントで有名なメーカーの完全折り畳みタイプの薪ストーブで、正面に大きなガラス窓が付いています。
丁度いいサイズ感と1.7kgという軽さはとっても魅力的です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) 煙突ストーブ
使用時サイズ:幅45×奥行55×高さ95mm
重量:6.3kg
コンパクトサイズですが、薪ストーブとしてだけでなく、かまどやバーベキューコンロとしても使えるので、利便性が高い商品です。
ホンマ製作所 ストーブコンロセット
使用時サイズ:幅28cm×奥行48cm(煙突口まで52cm、煙突含65.5cm)×高さ44.5(煙突含183cm)cm
重量:4.6kg(煙突含総重量6.9kg)
比較的小さいサイズのストーブなので持ち運びに便利です。
薪ストーブとしては珍しい3面窓が付いているので、どの角度からでも揺れる炎が見れてリラックスできます。
Mt.SUMI(マウント・スミ) 薪ストーブ
使用時サイズ:幅33.5×奥行36×高さ47cm
収納サイズ:幅33.5×奥行29×高さ39cm
重量:20kg
煙突の筒を分解し、燃料室に全て収納できるのでコンパクトに収納、持ち運びが可能です。
ピザ窯としても使用できるので、料理も楽しめるギアです。
ホンマ製作所 鋳物製薪ストーブ
使用時サイズ:幅56.5 x 奥行34 x高さ55 cm
重量:56kg
デザインに特化しているだけでなく、10坪~15坪の広いテント内を温めることができる、大型テント用の薪ストーブです。
テント内だけでなく、室外でも十分温かさを感じれらる薪ストーブです。
モキ製作所 俺のかまど
使用時サイズ:幅19×奥行32×高さ26cm
重量:6.6kg
バーベキューや鍋調理もしっかりでき、羽釜をセットすることも可能です。
これ1つで色々な使い方ができるので非常に便利です。
非常にコンパクトに収納できるので、ソロキャンパーの人気を集めています。
PETROMAX(ペトロマックス) キャンピングストーブ
使用時サイズ:幅83×奥行24×高さ55cm
重量:12.2kg
持ち運びに特化した薪ストーブを目指し作られたものなので、非常にコンパクトに収納できます。
煙突も燃料室に収納可能のポータブルストーブになっています。
ホンマ製作所 ステンレス時計1型薪ストーブセット
使用時サイズ:幅40×奥行60×高さ126cm
重量:6.6kg
ステンレス製の扱いやすい薪ストーブです。
天板が広くなっているので、大きいサイズの鍋やフライパンと、やかんを同時に置くこともできます。
新保製作所 ミニ薪ストーブ
使用時サイズ:幅45×奥行35×高さ45.5cm
重量:9.5kg
大きさはありますが、奥行を狭めコンパクトに作られています。
3面窓仕様なので、テント内で焚火と同じようにリラックスした時間を過ごすことができます。
G-Stove(ジーストーブ) Heat View
使用時サイズ:幅42×奥行42×高さ23.4cm
重量:9.4kg
コンパクトなサイズ感で、人気のテンマクの薪ストーブを同じようなデザインですが、G-Stoveには色々なオプションが販売されているので、他のメーカーにない利便性が非常に魅力的です。
THE IRON FIELD GEAR(アイアンフィールドギア) TAKI BE CAN(タキビーキャン)
使用時サイズ:幅27×奥行147×高さ48cm
重量:15kg
なんと言ってもこのシリーズにはカラー展開が豊富なので、お洒落キャンパーさんにおすすめです。大きい窓なので、炎を眺めることもでき、窯やグリル、燻製器としても使用できる便利なギアです。
まとめ
大きくて重たいイメージが強く、ソロキャンプや女子キャンパーさんにとって厳しいと思われがちな薪ストーブですが、コンパクトで軽量な物も続々と販売されています。
また、暖房としても調理器具としてもとっても便利である一方、やはり火気を扱うので危険が伴います。
安全に使うためにもしっかり対策をして、是非とも今年は薪ストーブを導入して、冬キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?