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パーコレーターは難しい?コツを掴んでキャンプで美味しいコーヒーを楽しもう!

キャンプといえばコーヒー、キャンプを始めてからコーヒーを飲むようになったという方もいるのではないですか?
コーヒーの淹れ方にはたくさんの器具やそれぞれのこだわりがありますが、その中で「パーコレーター」という人気アイテムがあります。アウトドアショップで見かけたことがある方も多いと思いますが、ちょっと形やパーツが特徴的で難しそうに感じてしまいますよね。
ですが、淹れ方のコツを掴めばコーヒーの粉やお湯の量、抽出時間を調整し、自分好みのコーヒーを淹れることができるとっても便利なアイテムなんです。

今回の記事ではパーコレーターの基本知識、使い方、淹れ方のコツをご紹介します!キャンプで人気のパーコレーターもいくつかご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

パーコレーターを使ってみたい!

・パーコレーターとは?


出典:mak.oto58_instagram
パーコレーターはコーヒーを抽出する器具の一つです。発祥はフランスですが、西部開拓時代のアメリカで広く普及しました。
コーヒーが抽出されている仕組みは一見複雑そうですが実はシンプルで、火にかけることで熱された蒸気がパーコレーター中心部の管を通り噴射され、上部にセットしたコーヒー粉にかかることでコーヒーが抽出されます。

キャンプでコーヒーを淹れようとするとケトルやドリッパー、フィルターなどいろいろ持って行く必要があり、少し手間がかかりますよね。ですがパーコレーターは一体型のコーヒーメーカーなので荷物が増える心配もなく、手軽にコーヒーが楽しめるので、キャンプ場でもパーコレーターを愛用している人が増えてきているんですよ。

・3ステップで簡単!パーコレーターの使い方

難しいと思われがちなパーコレーターですが、使い方はとても簡単です。3ステップでご説明しますね。

【1.下準備】

出典:meeecam_777
最初に下準備をしましょう。本体と内蔵されている「バケット」と呼ばれるコーヒー粉をセットする器具を別にしてください。本体には水を入れて火にかけ沸騰させておきます。沸騰を待っている間に豆を用意して、バケットにコーヒー粉を半分ほど入れて平らにならしておきましょう。

コーヒー豆を粉砕する際は、コーヒーミルを使ってみましょう!

【2.バケットを本体にセットして火にかける】

出典:onokuma_camp_instagram
水が沸騰したら、一度火を止めてバケットを本体にセットしましょう。セットしたら蓋をして再度弱火にかけて2分~4分ほど待ちます。

【3.コーヒーが抽出されたら完成】

出典:takeshi.kobayashi_tk_instagram
火にかけている間は蓋上部の透明ノブをしっかり確認してくださいね。時間が経つごとに透明ノブから見えるお湯の色がどんどんコーヒー色に変化してきます。目を離すと気づいたら色が変わってしまいますので、注意してみておきましょう。好みの色の濃さになったら火を止めて完成です。火からおろしてバケットを外します。

完成した直後はコーヒーの中にコーヒー粉が舞っている状態なので、すぐにでも飲みたい気持ちをグッと抑えて、少し待ちましょう。コーヒー粉が本体の下に沈んだかなと思ったらコップに注いでくださいね。

・パーコレーターを使うときの5つのコツ


出典:mrujina_instagram
美味しいコーヒーを楽しむためのコツがありますので、ぜひ参考にしてみてください。

コツ➀ コーヒー粉は中~粗挽きで
コーヒー豆は中挽きか粗挽きにしましょう。バケットの底面は穴が開いていますので、細かすぎるとバケットからコーヒー粉が本体に落ち、コーヒー全体が粉っぽくなってしまいます。

コツ② 水もコーヒー粉もしっかり計る
水もコーヒー粉もしっかり計って適量をセットしましょう。大体の1杯の目安はコーヒー粉10~12gに水が140~160㏄です。キャンプでしっかり計るのは難しいのであらかじめ家で計っておくか、シェラカップなどをうまく使うと良いですよ。パーコレーターは水の量が多すぎると火にかけた時に上手く循環しないので水の量には注意してくださいね。

コツ③ バケットをセットするときは本体を火からおろす
水が沸騰した後バケットをセットするときはやけど防止のため、火を止めるか、一度パーコレーター本体を火からおろしましょう。

コツ④ コーヒー抽出時は弱火&時間は4分以内
コーヒーの抽出に時間をかけ過ぎてしまうと、渋みや苦みが強く出てしまいます。弱火で丁寧に抽出しつつ、4分を超えないようにしましょう。

コツ⑤ コップに入れるのはコーヒー粉が沈んでから
コーヒーが完成したら、1分ほど待ってコーヒー粉が沈むのを待ちましょう。沈んだかなと思ったら底にたまったコーヒー粉が入らないようゆっくりコップに注いでくださいね。

キャンプでパーコレーターを使うメリットデメリットは?


出典:toshiya_1126_instagram
・メリット
パーコレーターを使うと一度にたくさんのコーヒーが淹れられます。ハンドドリップだとキャンプ用の小さいドリッパーでは何回かに分けて淹れる手間があるので、グループキャンプや家族みんなで楽しみたい人はとても便利。抽出方法もバーナー以外に直火が可能な耐久性の高いパーコレーターも多いので、焚火をしながらでもコーヒーが楽しめますよ。
また、バケット部分を外してケトルや鍋としても使用ができます。汎用性が高いのはキャンプでは大事なポイントですよね。商品情報に記載されている容量はケトルとして使用した場合の容量なのでチェックしておくと良いですよ。

・デメリット
使い方は簡単ですが、慣れるまでに濃さの調整が難しいです。また、パーコレーターで淹れたコーヒーはハンドドリップで淹れた時よりもガツンと濃い目のコーヒーとなりやすいです。お子さまには少し大人すぎる味になるので、調整がうまくいくまでは大人用として楽しむことをおすすめします。濃い目のコーヒーはキャンプ場での朝の目覚めにはぴったりかもしれませんね。
何度か淹れるとコツがわかってきますので、自分好みに調節できるようになりますし、楽しみながら色々な分量、抽出時間を試してみてくださいね。

キャンプで使える!おすすめパーコレーター5選

キャンプで使うのにぴったりなパーコレーターをピックアップしましたので、ご紹介します!

➀定番ブランド 「Coleman(コールマン) ステンレスパーコレーター3」

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●サイズ:約12φ㎝×高さ17cm
●重量:630g
●容量:1,300ml(約5人分)

アウトドアといえばColeman(コールマン)が定番ですよね。5~6人分のコーヒーを淹れることができるので、ファミリーキャンプにもおすすめです。バケット部分を取り外せば1,300mlのケトルとしても使用ができますよ。本体とストレーナーはステンレスでできているので耐久性も安心です。

②焚火中でも使える 「GSI(ジーエスアイ) ステンレスコニカルパーコレーター 8CUP」

●サイズ:φ11.5㎝×高さ17cm
■重量:900g
■容量:1,200ml

シンプルなデザインのGSI(ジーエスアイ)のコニカルパーコレーターは18-8ステンレス(SUS304)製なので、錆に強く手入れがとても楽ですよ。焚火の上に吊り下げて、火を楽しみながらコーヒーを淹れたりケトルとしてお湯を沸かすことが可能です。注ぎ口は水切れが良くなるよう計算されているので、コーヒーも注ぎやすいですよ。

③持ち運びが楽 「snow peak(スノーピーク) ステンレス パーコレーター 6カップ」

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スノーピーク(snow peak)
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●サイズ:φ11.5㎝x高さ19㎝
●重量:820g
●容量:900ml

snow peak(スノーピーク)のパーコレーターはハンドルをたたむことが出来るので、コンパクトに収納でき、持ち運びに困らない作りになっています。雪の結晶ロゴがどこか高級感のあるデザインでインテリアにも溶け込むので、自宅で使用するのもおすすめです。お庭で使えば気軽にアウトドア気分を味わえますよ。

④少人数で楽しむ 「Chinook(チヌーク) ティンバーライン ステンレスコーヒーパーコレーター 3カップ」

●サイズ:-
●重量:370g
●容量:710ml(3人分)

丈夫なステンレス製で、継ぎ目のないスタイリッシュなデザインのパーコレーターです。夫婦やパートナー、少人数でコーヒーを楽しむのにぴったりのサイズ感ですよ。ハンドル部分は木製の素材で、熱が伝わりづらいですし、本体にはメモリが付いていますので、水の分量などが分かりやすいので使い勝手もとても良いです。

⑤登山やツーリングで使いやすい 「Esbit(エスビット) ステンレス コーヒーメーカー」

●収納時サイズ:φ10.8㎝×高さ11㎝
●重量:300g
●容量:240ml

こちらはサイズもコンパクトな上に重さもわずか300gなので、荷物を極限まで減らしたいツーリングや登山に適したパーコレーターです。ソロキャンプで手軽にコーヒーを飲みたい方にもおすすめですよ。大体の目安ですが、Esbit(エスビット) のスタンドと4gの固形燃料2個程使って12~13分でお湯が沸かせます。一緒に購入すると、思い立ったときにどこでも淹れたてのコーヒーが楽しめますね。

まとめ


出典:snowpeak-official_instagram
パーコレーターを使ってコーヒーを淹れるのは抽出具合を見ておかなくてはいけないですし、時間も少しかかります。ですが、時間がたっぷりあるキャンプでコーヒーだけに向き合う贅沢な時間があっても素敵ですよね。

最初から上手に入れることは難しいかもしれませんが、キャンプ場で味わう淹れたてのコーヒーは格別ですし、気分に合わせて自分好みに調整できるパーコレーターは使えば使うほど、手放せなくなる愛用品になりますよ。

ぜひ、パーコレーターを使ってキャンプ場でワンランク上のコーヒータイムを過ごしてみてくださいね。

その他キャンプでコーヒーを飲むのにおすすめの道具や方法については、以下の記事をご確認ください。