【図解あり】もやい結びをマスターしよう!キャンパー必須のスキルを解説
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皆さんはロープワークというと何を思い浮かべるでしょうか。
100種類以上と数あるロープワークの中で、「もやい結び」はキャンパーにとって必須のスキルです。
キャンプや登山で役に立つ代表的なものですので、キャンプ初心者の方、ロープワーク初心者の方は、まずはここからマスターしましょう!
今回は、「もやい結び」の必要性と手順を詳しく図解しながら説明します!
もやい結びとは
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もやい結びとは、別名ボーラインノット、ボーリンノットとも呼ばれており、大変使い勝手の良いことから「結び目の王様」とも呼ばれています。
船やボートを係留杭に舫う(もやう)というところから由来します。
本来の用途は、船やボートを係留杭にとめておく為のものなので非常に丈夫です!
もやい結びをするメリット
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もやい結び最大のメリットは、なんといっても「結んだ時は固く解けにくく、撤収の時はほどきやすい」という点です。
タープやテントにはそれはそれは多くのロープが付属しており、時間のない設営や撤収作業時において、いくつものロープをくくりつけたり解いていく作業はそれだけでも手間と時間がかかります。
よって、解けにくさと解きやすさはとても重要なのです。
また、もやい結びは、「どんな太さのロープにでも対応出来る」という点や、「いくらロープに負荷がかかっても結び目の部分が動かず作った輪の大きさが変わらない」という点もメリットとして挙げられます。
強い力がかかっても簡単に解きやすく、とても丈夫な結び方ということです!
もやい結びはキャンパーに必須!?
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結論から言いますと、もやい結びはキャンパーに必須のスキルです!
そもそもロープワークは、テントを張ったりタープを張ったりハンモックを張る時、そして大自然の中で身を守るためにも避けては通れないものです。
その中でも代表的かつ最もスタンダードな結び方が、もやい結びです!
例えば、いざペグ打ちをしようとした時に、もし地面が硬すぎたり柔らかすぎてペクが使えない時あなたならどうしますか?
非常に困りますよね。
ここでロープワークを知っていると、設営はもちろん、テントやタープの設営以外にも寝袋を干す場所を作ったり、ランタンを吊るしたりと快適にキャンプをすることができます!
「ロープワークって難しそうでとっつきにくい!」「ロープなんてとりあえず括っておけばいいんでしょ」と思っている方にこそ、ぜひロープワークの世界を知って頂きたいです!
まずは、もやい結びから、マスターしていきましょう!
もやい結びのやり方
それでは、実際に「もやい結び」のやり方を図解を追って解説していきます。
一度頭に叩き込んだら、後は練習するのみなのぜひ参考にしながら取り組んでみてください!
手順1:ロープに小さなループをつくる
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ますは、ロープに小さなループを作ります。
ここでもし結びつけるモノ(木など)がある場合は、ロープをぐるりと回してからループを作ってください!
手順2:ロープの先端部分をループの中に下から通す
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次に、ロープの先端部分をループの中に下から通します。
この際下から通したロープが、上に出ていることを確認しましょう。
手順3:先端がループから出てきたら、手前に伸びてるロープの下をくぐらせる
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次に、先端を手前に伸びているループの下をくぐらます。
必ず下から通すようにしてください!
手順4:上へ折り返して、ループに先端を通す
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下から通した先端部分を、最初に作ったループに上から折り返して通します。
ここまで作れればほとんど完成です!
手順5:先端と伸びてる方のロープを引っ張ってきつく締めて完成!
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最後にループに通した先端部分と、伸びているロープ部分をきつく引っ張れば完成です!
成功していれば、かなり硬く結べているのではないでしょうか。
もやい結びのコツ
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手順を図解しましたが、うまく結ぶことはできましたでしょうか。
手順を覚えられないという方、安心してください。簡単に結び方を覚えるコツをご紹介します!
「先端の通し方の動きはロープに対して下上下上下」
です!
慣れるまでの間これを唱えながら練習すれば、スムーズにいくかと思います!
もやい結びはとても簡単なので、一度慣れると自然と手が動くようになるので大丈夫です。
ぜひ準備しておいて、現地でスムーズに作業できるようにしましょう!
もやい結びのアレンジ
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最後に、もやい結びのアレンジとして「逆もやい」と「二重もやい」の2種類をご紹介します!
まず、「逆もやい」ですが、もやい結びを逆側から結ぶやり方を指します。
逆から結ぶメリットとしては、ロープを引っ張った先でもやい結びを作りたい時に役に立ちます。キャンプでは意外と使い道が多いです。
次に「二重もやい」についてですが、こちらはロープを二重にしてもやい結びをつくる方法です。
通常のもやい結びの最初の輪を二重にするだけなので結び方は簡単な上に、もやい結びと比較して頑丈な仕上がりになるので救助活動などに使われる結び方です。
まとめ
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今回は「もやい結び」についてご紹介しました。
もやい結びをマスターすれば、キャンプはもちろんのこと、日常生活の様々な場面で応用できます!
1つマスター出来れば、きっと色々なロープワークにも興味がでてきてどんどん楽しくなるに違いありません。
せっかく学んだロープワークなので日頃から積極的に使っていきましょう!
ロープを自在に操って素敵なキャンプライフを楽しんで下さい!
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