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船の係留作業ロープワーク

【ほどけない】ロープの結び方8選!キャンプで活躍まちがいなし

キャンプや荷造りの場面でロープの結び方がうまくいかずに失敗してしまう、そんな体験をしたことはないですか?

今回の記事ではキャンプと日常、それぞれの場面で使えるタイミングが多い【ほどけない】ロープの結び方をご紹介します。どんな結び方を覚えたらいいか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ロープの結び方を知るべき理由

 

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ロープの結び方を知るべき理由は主に2つあります。1つ目は記事のタイトルどおり、キャンプにとても有用だからです。周りの木々を使ってテントやタープにさまざまなアレンジを施すこともできるし、自在結びを覚えれば自在金具も必要なくなります。

2つ目は日常生活にも役に立つ場面があるからです。新聞紙や段ボールなどの荷物をしっかりとまとめることや、ロープを使った庭の柵づくりも簡単にできます。

アウトドアと日常生活、両方の場面で便利に使えるのがロープワークなのです。

【ほどけない】基本のロープの結び方5選

まずはロープワークの中でも、ベーシックかつ有用な結び方を5つご紹介します。手順の説明では長く残る方を「元側」と称し、ロープの先端は「先」または「先端」と表現していますのでご了承ください。

またスタートの状態が左右逆の場合でも、手順を上下左右反転させれば結び目は成立します。最初は手順どおりに練習して、結び目の構造を覚えるようにしましょう。

もやい結び

 

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最初は結び目の王、キングオブノットと紹介されることが多い「もやい結び」です。使い勝手のよさや汎用性の高さからキングオブノットと呼ばれるのですが、キャンプシーンでもかなり使える結び方となります。

もやい結びは対象物にロープを結び付けたいときに使える方法で、強度が高く大きさの変わらない輪を作れるのが特徴です。すぐにできて雨にぬれても、簡単に解くことができます。

手順1:対象物にロープをかける(左側が先、右側が元)
手順2:元側に輪を作る(交差部分は元側が下)
手順3:できた輪の下から先端を通し、元側の下をくぐらせる
手順4:くぐらせた先端を今度は上から輪に通す
手順5:先端を持って元を引っぱると完成

ふた結び

 

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仮止めに便利なひと結び(ハーフヒッチ)を2回繰り返した結び方です。ひと結びのままだと強度が低く仮止め程度しか使えませんが、ふた結びにすることでしっかりと結べます。

タープのハトメにロープを結び付けたり、木々の間に物干しロープを張ったりするのにおすすめです。自在結びやトラッカーズヒッチの一部としても使われます。

手順1:対象物にロープをかける(左側が元、右側が先)
手順2:先端を元側のロープに時計回りにかけ、対象物を含めた輪の内側に通す
手順3:いったん締める(この状態でひと結び)
手順4:再度ロープを時計回りにかけ、新しくできた輪の内側に通す
手順5:しっかり締めて完成

巻き結び


別名クローブヒッチ、日本では徳利を結ぶのに使われたことから徳利結びと呼んだりもします。巻き結びもキャンプシーンでは定番で、しっかりと締めることで高い強度を発揮してくれる結び方です。

手順はとても簡単ですが、結び目が回ってしまうような力のかかり方になるとほどけやすくなる点だけ注意しておきましょう。

手順1:対象物にロープをかける(左側が先、右側が元)
手順2:先端のロープが上になるように左上から右下へ、対象物へ巻き付ける
手順3:巻き付けた先端を交差部分の下へもぐりこませ、そのまま右に出す
手順4:巻き付けた2本の間に元と先が挟まるよう位置調整(画像を参考に)
手順5:元と先を引き締めて完成

かます結び

かます結び
かます結びは新聞紙や雑誌をまとめるときに使える結び方です。キャンプシーンではあまり使うことがない結び方ですが、とても便利なので紹介しておきますね。

ほかに紹介している結び方と同様、強い結び目ができ解くのも簡単です。滑りやすい材質のもので縛ると強度が下がるので、ビニール紐(ポリプロピレン製)を使うのがおすすめとなります。

手順1:対象物の端からロープを巻く(雑誌を想定、2周ぐらい巻く)
手順2:先端を折り返してループを作る(ロープをしっかり引き締めた状態で)
手順3:もう一方の先端を反時計回りにすべてのロープをくぐらせる(ループの根本を閉じるような感じで)
手順4:ループの根本(巻き付けた側)と先端を手前に引く(結び目を角に持ってきて引き締める)
手順5:くぐらせた先端をループの中に通す(下から上へ)
手順6:両方の先端を引き締めて完成

男結び

男結び
最後に紹介するのは、ロープ同士をつなぐのに便利な「男結び」です。男結びとは造園業で支柱の結束に用いられる手法で、「いぼ結び」とも呼ばれます。

対象物にロープを結び付ける場合は、締め付けにコツが必要で手順も少々複雑です。今回紹介するロープ同士をつなぐパターンでは、少ない手順で強度の高い連結ができます。

キャンプシーンでも役立つので、覚えていても損はありませんよ。

手順1:つなぐロープの先端を向かい合わせておく(左側A・右側Bとする)
手順2:Bのロープで反時計回りにループを作る(ロープの交差部分は先端が上になるように)
手順3:AをBのループの上から通し、Bの元側の上を通る形でAのループを作る(ロープの交差部分は先端が上になるように)
手順4:そのままAの先端をBのループにくぐらせる
手順5:A、Bを引っぱって締めると完成

【ほどけない】応用のロープの結び方3選

次に少しだけ複雑になりますが、キャンパーなら覚えてほしい【ほどけない】結び方をご紹介します。基本の結び方をある程度覚えたなら、ひとつ上の段階に挑戦してみましょう。

どれも基本の結び方を組み合わせた形になるため、そんなに難しくはありません。画像をよく見て、繰り返し練習してみてください。

引き解け結び

引き解け結び
本来の引き解け結びはロープにコブを作る手法で、先端を引っぱると簡単にほどけるのが特徴です。日常では開け閉めが多いビニール袋の口を縛るのに便利に使えます。

引っぱるとほどけてしまうので、強度は高くありません。ですが引き解け結びを応用した「簡単に結べるのに強度が高く撤収も早い」、そんな使い勝手のよい結び方が存在するので紹介しますね。

手順1:対象物にロープをかける(左側が先、右側が元)
手順2:2本のロープを片手で持って、先端を折り返す
手順3:片手で持っている2本の上を通り小さなループを作る
手順4:先端の途中部分を、ループの中に押し込む(ループの中に新たなループを作る)
手順5:2回目に作ったループの元を手前に引っぱると、最初のループが締まる
手順6:残った方の長いロープを引っぱると結び目が対象物側に移動していく
手順7:結び目が対象物に当たってストップしたら完成

自在結び


英語名はトートラインヒッチ、キャンプで重宝すること間違いなしの結び方です。ひと結びとふた結びを組み合わせた結び方で、自在金具と同じように結び目をスライドさせることでテンションを調整できます。

すべてのロープに自在金具を付けて用意するのは現実的ではないし、覚えることでタープやテントのアレンジも広がる有用な結び方です。これを機にぜひ覚えてみてください。

手順1:先端を長めにとって、対象物にロープをかける(左側が先、右側が元)
手順2:対象物に近い位置で先端を元側のロープに時計回りにかけ、対象物を含めた輪の内側に通す(ひと結び)
手順3:作った結び目から20cmぐらいの手前の位置に、もうひとつハーフヒッチを作る(このときは時計回りに2周する)
手順4:先端を手前に持ってきて最後も時計回りにかける
手順5:手前に持ってきたときのロープと元のロープの間に先端をくぐらせる(手順3、4、5でふた結び)
手順6:先端を締めて、3回巻き付けた部分をきれいに整えたら完成

トラッカーズヒッチ

 

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トラッカーズヒッチとはロープに強いテンションをかけて、荷物をしっかり固定したいときにときに使える結び方です。

3倍の力で引っぱれる同滑車の原理を応用しているので、自在結びよりもさらに強いテンションをかけられます。実際のキャンプシーンでは少しの重量ではたるまない、丈夫な物干しロープを作るときに便利です。

トラッカーズヒッチをうまく使うには、もやい結びやふた結びの技術も必要になりますので、しっかり覚えておきましょう。

手順1:片方の先端をもやい結びで結んでおく(ここでは木の間にロープを張ることを想定)
手順2:反対側の結び付ける対象物から少し離れた位置に引き解け結びの要領で輪を作る(バタフライノットでもOK)
手順3:先端を対象物にかける(かける向きはどちらでもよい)
手順4:持ってきた先端を作った輪に通して、対象物側から引っぱる(強く引くほどにテンションがかかる)
手順5:引っぱった先端を軸となるロープにふた結びで止めたら完成(最後を自在結びにするとさらに調整がしやすい)

まとめ

もやい結び
ここで紹介した「ほどけないロープの結び方」はキャンプはもちろん、日常でも使えるものばかりです。絶対に必要な技術ではないし、自在金具やハンギングチェーンなどの便利な道具もたくさんあります。

ですがそういったものにたよらず、ロープ1本で問題を解決していくのもキャンプの醍醐味です。日常でも役に立つのに覚えない手はありませんよね。手順も難しくないものばかりなので、ぜひ練習して覚えてみてください。