キャンプにおける炭や灰の処理は火消し袋で解決。おすすめの火消し袋5選
キャンプやBBQにおいて、出てくるのが木炭や使用済の炭。自然に土に還ると思いきや、実は木炭や使用済みの灰って、いつまでも残ってしまうことをご存知でしょうか?
炭は適正に処理する必要があります。
とはいえ、従来の「火消し壺」は重量があり、場所をとるため実際に使用するのが厄介なシロモノ。
使い勝手がよく、かつ軽い「火消し袋」をご紹介します。
火消し袋の魅力とは
従来の「火消し壺」と異なり、火消し袋には様々な特徴があります。ここでは、火消し袋の魅力についてご紹介しましょう。
優れた防火性能
火消し袋は、優れた防火性能を持っています。耐熱ガラス繊維やグラスファイバーなど、難燃性の素材を使っているため、多少の熱を持っている木炭を投入しても問題ありません。
なお、赤熱状態の炭は1,000℃近くとかなりの高温となっていて、火消し袋の内部を痛めてしまう危険性が高いため投入してはいけません。
簡単な操作方法
操作方法も簡単。使いたいときにパッと袋を開いて炭を投入するだけ。チャックやカラビナなどでしっかりと口を閉めた状態で持ち帰ります。口をしっかりふさげば袋内部の酸素が遮断されるため、消火も確実です。
コンパクトなサイズ
コンパクトさも大きな魅力。重量があり、かつ収納場所にも困る「火消し壺」と異なり、折りたためばあっという間にコンパクトな大きさに変身!いつでもどこでも気軽に持ち運びできます。
再利用できる
火消し袋は耐久性のある素材で作られているため、再利用が可能です。水洗いできる火消し袋もあるので、適切に使用すれば長く再利用することもできます。
火消し袋の選び方
購入の際には、以下の観点から選ぶのがおすすめです。
防火性能から選択する
火消し袋の素材には、ガラス繊維やグラスファイバーを使用しているものが多いのですが、生地の厚さや加工方法などの違いによって、袋の防火性能は変わってきます。
そのため、購入の際には、耐熱温度を必ずチェックしてください。
サイズと収納の便利さから選択する
火消し袋のサイズの収納のしやすさは、どんなキャンプやアウトドアで使用するかによって変わってきます。
小さすぎる袋ですと、口が狭く、炭を入れずらくなってしまいます。そのため、ソロキャンプや少人数の使用でない限り、やや大きめの袋をチョイスするのがおすすめです。
予算から選択する
メーカーやブランド、サイズにもよりますが、火消し袋のお値段は2,000円~4,000円台のものがほとんど。
比較的手ごろなお値段で購入できる点も魅力です。想定する使用場所がソロキャンプや少人数でのアウトドアなのか、あるいは大人数での使用なのかを見極めて選択しましょう。
火消し袋の使い方と注意点
火消し袋の使用方法と注意すべき点についてご紹介します。
一般的な使い方
まずは、使用済の炭を火消し袋に投入します。使用済の炭はまだまだ熱く、火傷をする危険性があるので、炭を袋の中に投入する際は、必ず耐熱グローブをはめて行ってください。なお、鎮火する前の炭は投入しないこと。炎があがった状態の炭は1,000℃近くの高温なため、火消し袋の内部を痛めることにつながります。
次に、炭の入った火消し袋を一定時間放置します。火消し袋の熱で地面を傷める恐れのない、例えば砂地などは別ですが、そうでない場合は「焚き火シート」の上に置きます。芝生サイトの場合は芝生を焦がしてしまう恐れがあるので、焚き火シートの利用がおすすめです。
火元に近づけない
火消し袋は、炭に直接触れる内側は耐火性がありますが、外側は撥水性をもたせているものが多い反面、耐熱性に劣る傾向があります。そのため、火消し袋を火元に近づけないように注意してください。
十分な水を用いる
投入した炭を廃棄した後は、袋の内側を含め十分な水で水洗いをしましょう。
使用後の確認と保管方法
使用後は必ず、表面をチェックを。投入した炭の温度で内側の生地を傷めたり、穴をあけてしまっていると、次回の使用の際大変危険です。しっかり乾かし、丁寧に折りたたんで保管しましょう。
おすすめの火消し袋5選
それでは、実際のおすすめ火消し袋5選のご紹介です!
ZEN Camps アッシュキャリー
【サイズ(幅×高さ)】Sサイズ:24×25(㎝)、Mサイズ:29×32(㎝)、Lサイズ:34×38(㎝)
【耐熱温度】約550℃ ※瞬間耐熱温度:約1,500℃
【重量】410g
【材質】ガラス繊維(シリコンコーティング)、アラミド糸
【おすすめポイント】優れた耐熱温度にスタイリッシュなデザイン
キャンパーたちに人気の「ZEN Camp アッシュキャリー」。スタイリッシュなデザインと、3種類のサイズの中から用途に応じてチョイスできる点が魅力です。耐熱温度は550℃と、火消し袋の中ではトップクラスの耐火性能を誇り、瞬間的な使用なら約1,500℃の高温にも耐えられるスグレモノです。
‘n アッシュバッグ
【サイズ】Sサイズ:約250×300(㎜)、Mサイズ:約300×360(㎜)
【耐熱温度】約1,000℃近く
【重量】約340g
【材質】耐熱ガラス繊維、シリコンコーティング
【おすすめポイント】炭を投入しやすい、特徴的なデザイン
左右非対称の洗練されたデザインが特徴の「’nアッシュバッグ」。袋口が斜めなので、炭を投入しやすいと評判です。折りたためば上部についているコードで括り付けることで、スタイリッシュに収納することもできます。耐熱温度も約1,000℃近くと、耐熱性に優れている点もおすすめポイントです。
ZIVETALIAN オリジナル火消し袋
【サイズ】上部 約25cm(開口部 20cmジップ) 高さ 約28cm マチ約10cm
【耐熱温度】550℃
【材質】耐熱ガラスクロス 耐熱ジップ
【おすすめポイント】太めのマチでしっかり自立。カラーバリエーションも豊富
地べたスタイルのキャンパーたち向けグッズを展開する「ZIVETALIAN」オリジナル火消し袋です。開口部がチャック式のため、内部に残った炭で表面を汚れるといった事態を防ぐことができます。マチも広くとられているため、しっかりと自立し炭も入れやすいと好評。ブラック、モスグリーン、レッドと3色を展開。ひとまわり大きいサイズも展開しています。
FIELDOOR 火消し袋
【サイズ】Mサイズ:(約)直径19×42(㎝)(開口部30.5㎝)、Sサイズ:(約)30.5×30(㎝)
【耐熱温度】280℃
【重量】Mサイズ:約180g、Sサイズ:約120g
【材質】グラスファイバー(シリコン加工)
【おすすめポイント】Mサイズはたっぷり容量の10ℓが魅力。ソロキャンプにはSサイズがおすすめ
たっぷり容量の10ℓが入る点が特徴の「FEILDOOR 火消し袋」。丸い底面付きのため、安定して自立してくれます。耐熱温度は280℃とやや低めのため、投入する炭は完全に鎮火していることを確認の上投入してください。ひとまわり小さいSサイズはソロキャンプや少人数でのキャンプにおすすめです。
Tovelent 火消し袋
【サイズ】Lサイズ:32×33.5(㎝) Mサイズ:29×30.5(㎝)
【材質】ガラス繊維 シリカコート
【おすすめポイント】手頃なお値段と優れた機能でコスパの良い人気商品
手頃なお値段と高い気密性で、コスパに優れた火消し袋。炭の投入した後は口をしっかり折りたたみ、バックルで絞めれば効率的に鎮火させることができます。サイズはL、Mの2パターンがあり、ソロキャンプから大人数のアウトドアまで対応できる点も要チェックです。
まとめ
キャンプやアウトドアで活躍してくれる「火消し袋」5選!いかがでしたか?
美しい自然を護りながら、いつまでもアウトドアを楽しむためにも、使用済の炭の廃棄は気をつけたいものです。
お気に入りの「火消し袋」を使って、楽しくきれいに、そして地球に優しいアウトドアライフを楽しんでくださいね。
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