超手軽なアウトドア「チェアリング」に迫る!【おすすめチェアとおすすめスポット】
空前のアウトドアブームが続いているなか、手軽なアウトドア体験として注目を集めているのが「チェアリング」です。
キャンプや登山まで行かなくとも、自然の心地よさを感じ、日常から解放されたひとときを味わいたい、と感じている方におすすめの、新しいアウトドアスタイル!
今回は「チェアリング」の魅力、おすすめの「チェア」や「スポット」についてお伝えしていきます。
チェアリングとは
この投稿をInstagramで見る
チェアリングとは、自分のチェア(=椅子)を持って屋外へ行き、気に入った場所に、チェアをセットし腰を下ろしてくろぐことです。
密を避けての外出が必須となっている昨今、多くの人が、開放的な空間を求めて、さまざまな工夫をしながら非日常を楽しんでいます。
なかでも、準備が少なく手軽にできるという理由から、「チェアリング」が密かなブームとなっています。
遠くまで行かなくても、近場で自分だけのお気に入りのリラックス空間を演出してみませんか?
チェアリングの魅力
この投稿をInstagramで見る
以下では、実際に「チェアリング」の魅力についてお伝えしていきます。
手軽
チェアさえあれば、すぐに始められるという、その手軽さが何よりの魅力です。荷物が少ないので移動も簡単です。雨が降ってきたときも、雨宿りできる場所さえ見つければ移動して続行もできますし、撤収も簡単ということです。
思い立ったらすぐ行ける
予約などの準備が不要で、思い立ったら自分の好きな時間から始められるので時間に縛られることもありません。移動手段も徒歩や自転車、公共交通機関など、誰もがすぐに実践できる条件ばかりです。
コストがかからない
公園、川、海、山、など。お金のかからない場所を選べば、ほとんどコストがかかりません。
ただし私有地には絶対に無断で立ち入らないようにしましょう。また公共の場でも他の人の迷惑になるような場所には椅子を置いたり、長居したりしないように配慮しましょう。
密を避ける
人が増えてきたらすぐに移動ができるので、そのときに人が少ない場所を選ぶことができるのはチェアリングならではの素晴らしさですね。また、多くの人に知られていない自分だけのお気に入りの場所を見つけるのも楽しみの1つとなるでしょう。
自然を感じてリラックス
キャンプ場や海、山など遠くまで行かなくても、椅子に腰を下ろしてぼんやりしていると、外の風に吹かれ、鳥や虫の声など、自然の奏でる音や営みを肌で感じる時間が生まれます。身近な自然は疲れた心や身体をリラックスさせてくれます。
お酒が飲める
日本では屋外でお酒を飲むことは違法ではないので20歳以上の成人であれば問題ありません。密を避けて、一人でも気楽にお酒を楽しむことができるのはチェアリングならではですね。ただし、公園などではアルコール類持ち込み禁止のルールがあるところもありますので、事前に確認をしておきましょう。また、公共の場での飲酒は周りへの配慮を忘れないようにしてください。
自由
何でもよいのです。自分の好きなことを自由にして過ごしてください。仕事が大好きな方はPCを持って行き仕事をしても良いし、読書やお昼寝、究極には何もしないという、贅沢な時間を過ごすのも良いでしょう。
チェアリングの持ち物
チェアリングの持ち物は少ないほど良いと言われています。以下のリストで本当に必要なのは「チェア」と「ゴミ袋」だけです。
その他は参考程度に!その時の気分で、自分が欲しいなと思ったものだけを持って。身軽に出かけてくださいね。
チェア(=椅子)
何はともあれ、チェアが無ければ始まりません。最初はお手持ちのものがあれば、そのチェアを持って始めてみましょう。その後、ご自身の希望に合ったものを探してみるのもよいでしょう。設置されているベンチではなく、自分のチェアでくつろぐことで、リラックス効果は高まり、心地よい時間を過ごせるはずです。
ゴミ袋
自分で出したゴミは必ず持ち帰りましょう。公共の場は自分だけのものではありません。みんなが使うということ、お借りしているということを忘れずに、ゴミ処理をはじめ、他の人に迷惑をかけないということが絶対のマナーです。
食べ物、飲み物
チェアリングの醍醐味は「手軽さ」です。その日の気分で食べたいものや飲みたいものをテイクアウトする、そんな気軽な感覚で出かけるのが一番です。また、行きの荷物を少しでも軽くするためにも、現地調達するのはおすすめです。
飲食をしながらチェアリングを楽しむ方はローテーブルなどがあった方が便利かもしれません。お好みでキャンプ用の小さなテーブルを持って行くのも良いでしょう。
こだわり派の方は、眺めのいい場所で、お気に入りのコーヒーを淹れてホッとひといき、というのも素敵ですね。
ここで注意が必要なのは「お酒」です。公共の場での飲酒は、周りの方が不快に思うこともあります。周りの方には十分配慮しましょう。またお酒を飲んで、騒いだり迷惑になる行為は絶対に避けましょう。場所によってはアルコール類持ち込み禁止のルールもあるので、注意してください。
本や音楽
のんびりした時間を過ごすお供に「本」は最適です。あえてスマートフォンの電源を落として、デジタルデトックスの時間にしてみるのも、おすすめです!
お気に入りの音楽を聴いて過ごすのもリラックス効果が高まるでしょう。ただし、大きな音を出すことは避け、ヘッドフォンを着用して聴くなどの周りの人への配慮を忘れずにしましょう。
チェアリングにおすすめのチェア10選
チェアリングの主役でもある「チェア」。持ち運びに便利な軽量のものや、最高の座り心地を実現してくれるものまで、人気のチェア10選をご紹介します。
LOGOS(ロゴス)アウトドア ウルトラライト チェア
サイズ:(約)24×22.5×26.5cm、収納サイズ:(約)26×12×5.5cm
重量:280g
耐荷重:100㎏
素材:(フレーム)7075超々ジュラルミン、 (生地)ポリエステル
とにかく軽量重視の方におすすめです。重さはペットボトル1本分ほどで、フレームにはゴムが通っているので、折り畳んだ際にもパーツがバラける心配はありません。軽いですが強度は抜群です。ただし背もたれがないので長時間くつろぐ際には向いていません。
CaptainStag(キャプテンスタッグ)トレッカーマイクロイージーチェア
サイズ:(約)組立サイズ:幅200×奥行200×高さ230mm、収納サイズ:幅65×奥行65×長さ290mm
重量:(約)300g
耐荷重:60㎏
素材:アルミニウム(表面加工:アルマイト)、張り材:ポリエステル、樹脂部:ABS樹脂
非常に軽く、リュックのサイドポケットに差し込める大きさです。トレッキングやツーリングなどでも愛用者は多く人気の高いコンパクトチェアです。耐荷重が約60㎏と軽めなので、大柄の男性の方などは注意が必要です。
CaptainStag(キャプテンスタッグ)ロールアップチェア
サイズ:(約)チェア使用時=幅38×奥行40×高さ40cm、マット使用時=幅38×長さ80×厚さ1cm、収納時38×40×厚さ3.5cm
重量:(約)223g
耐荷重:ー
素材:(表面)ポリエステル、(内面)発泡ポリエチレン
迷彩柄がおしゃれで雰囲気たっぷりなアウトドア用チェア。厚めのクッションなので座り心地の良い座椅子タイプです。広げて横長のマットとして使用すれば、テーブル代わりとして横に荷物や食べものを広げることもできます。
BURTON(バートン)アイドルタイムチェア
サイズ:(約)49cm x 42cm x 42cm
重量:(約)900g
耐荷重:ー
素材:bluesign 600DポリエステルとPUの裏地
スノーボードアイテムが有名なBURTONの携帯用チェア。個性的でクールなプリントに加えて、背もたれ部分に缶ビール6本分を入れられる保冷スペースが付いている優秀な機能です!ビールや缶チューハイをお供にチェアリングを楽しむ方におすすめです。
LOGOS(ロゴス)トレックチェア背付
サイズ:(約)(使用時)幅24.5×奥行29×高さ48cm(座高26cm)、(収納時)幅24.5×奥行34.5×厚さ4.5cm
重量:400g
耐荷重:80㎏
素材:(フレーム)7075超々ジュラルミンポール、 (生地)ポリエステル
背もたれ付きで、500g以下という軽量さを実現したかなりの優れもの!収納袋は付いていませんが、少し大きめのリュックやトートバッグにも入れられる大きさなので、持ち運びには問題ありません。耐久性に優れており、長く愛用できるチェアです。
Helinox(ヘリノックス)タクティカルチェア ミニ
サイズ:(使用時)W40cm×D34cm×H44cm、(収納時)26cm×9×11cm、座面高:23cm
重量:(使用時)475g、(収納時)560g
耐荷重:90kg
素材:(フレーム)金属(アルミニウム合金)ヒンジ、(先端部)ナイロン
アウトドアチェアの王様Helinox。軽量で抜群の座り心地を実現したチェアが大人気のブランドです。こちらのタクティカルチェア ミニは軽量化に特化しており、携帯に便利。座面が低いので背もたれに身体を預けて、足を伸ばしゆったりとした姿勢になります。ひたすらのんびりと寛ぎたい方におすすめです。
Helinox(ヘリノックス)チェアワン
サイズ:(使用時)W520×D500×H660mm、(収納時)350×100×120mm、座面高:34cm
重量:890g
耐荷重:145㎏
素材:(フレーム)金属(アルミニウム合金)、樹脂、ヒンジ
Helinoxのもっともスタンダードなタイプのチェア。上記のタクティカルチェアミニに比べると重量は若干重たいですが、座面高が10㎝程上がるので、身体の大きい男性には、こちらのチェアワンタイプが人気です。全身へのフィット感が最強で、一度座ると離れられなくなるほどです。
FIELDOOR(フィールドア)ポータブル コンパクト アウトドアチェア ミドルバック
サイズ:約(使用時)幅55cm×奥行58cm×高さ75cm、(収納時 )幅50cm×奥行13cm×高さ14cm
重量:(約)1.25kg
耐荷重:150kg
素材:(シート) ポリエステル ナイロン、(脚部)超々ジュラルミン
コスパの良さに定評のあるブランドFIELDOOR。座面が広く深いため、ハンモックのような座り心地を実現してくれます。また、片手で軽々と持ち運べる重さです。別売りのロッカーベースを購入すると、ロッキングチェアとしても使用できます。ロッキングチェアに揺られながらお昼寝というのも贅沢です!
NatureHike(ネイチャーハイク)ハイバックチェア
サイズ:約48×36×高さ98cm、約50×13
重量:(約)1.38㎏
耐荷重:150㎏
素材:(シート)オックスフォード生地、(フレーム)アルミ合金
くつろぐならば、何といっても「ハイバックチェア」でなければ!という方に朗報です。最強のコスパで有名な中国ブランドNatureHikeより販売されている、こちらのハイバックチェアは、1.38㎏と超軽量、片手で持ち運びできる重さになっています。また、組み立てが30秒で出来るという優れものです。
SOLCION patatto ミニ
サイズ:[組立時]約25×17×高さ17.5cm(座面高さ15cm)、[折畳時]約29×2×高さ20.5cm
重量:220g
耐荷重:100㎏
ちょっと変わりどころですが、かなり優秀な1品です。軽量で丈夫。カラビナ付きなので、リュックやベルトループに引っかけて両手を空けて持ち運べます。また、折りたたむとA4サイズより小さいので、リュックに入れても気になりません。薄くてご家庭での収納にも困らないのは便利です。
チェアリングおすすめスポット5選
チェアリングにぴったりのおすすめスポットをご紹介します。都内近郊を中心にご紹介していますが、ご自宅の近くにも同じような自然を感じられる場所があるはずです。ぜひ、自分だけのお気に入りの場所を見つけてみてください!
まずは、ご自宅のベランダから始めてみませんか!?
チェアリング始めにまずはご自宅のベランダからというのはいかがでしょうか?お酒を飲んでも、トイレはすぐ、酔っぱらっても帰りを気にする必要はなく、ベッドまで0分の距離です。外の風に当たりながら、ただただ座ってくつろぐだけでも気分はリフレッシュできるはずです。思い思いに好きなことをしてくつろいでください。
川沿いでゆったりと夕涼みを!@隅田川テラス
所在地:東京都中央区、台東区、墨田区を中心とした、隅田川の両岸約47㎞の内、約28㎞の区間に整備された親水テラス
アクセス:JR総武線「両国駅」4分、東京メトロ銀座線、東武スカイツリーライン「浅草駅」約5分、東京メトロ日比谷線「築地駅」約7分、東京メトロ東西線「茅場町駅」約11分
開園時間:-
電話番号:-
HP:東京の水辺 (tokyo-park.or.jp)
川沿いや河川敷は自然の色や風景、虫や動物など、季節の移り変わりを楽しむのにピッタリの場所ですね。都内ならば多摩川や江戸川沿いなどもおすすめです。関西方面では町中を流れる鴨川沿いも素敵な眺めですね。暑い時間を避けて夕方から早めの乾杯を始めるのも気持ちいいでしょう。
広い公園で自分だけの癒しスポットを探そう!@昭和記念公園
参照:チェアリング11
所在地:東京都立川市緑町3173
アクセス:JR青梅線「西立川駅」徒歩2分、JR中央線「立川駅」徒歩15分
開園時間:8:30~18:00(季節や場所により、開園・閉演時間が異なります)
電話番号:042-528-1751
HP:国営昭和記念公園公式ホームページ
緑の多い公園は空気が澄んでいて心地よく、リラックスできる場所です。お子様連れの方には一緒に遊べるスポットもあり、飽きることなく1日過ごせるでしょう。都内には広い公園が多くありますが、新宿御苑や代々木公園など大きな公園では椅子の持ち込みを禁止している場所もありますので事前に確認しておきましょう。
波打ち際でリフレッシュ!@一色海岸
この投稿をInstagramで見る
所在地:神奈川県三浦郡葉山町一色
アクセス:京浜急行「新逗子駅」、JR横須賀線「逗子駅」より京急バスで20分「葉山町」または「一色海岸」下車、徒歩2分
開園時間:-
電話番号:046-876-1111(葉山町産業振興課)
HP:一色海岸/葉山町 (hayama.lg.jp)
海岸でのチェアリングは、何もなくても波の音を聞いて潮風に吹かれるだけで、リフレッシュできるでしょう。寒い冬は辛いかもしれませんが、あえて夏のビーチを避けてみるのもおすすめです。人が少ないシーズンには、普段見れない光景に出会えたり、波音がより鮮明に聞こえてきたり、自然を身近に感じられる光景に出会えるはずです。
夜景を眺めてうっとり!@お台場海浜公園
所在地:東京都港区台場1丁目
アクセス:ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」または「台場駅」徒歩3分、りんかい線「東京テレポート駅」徒歩7分
開園時間:‐
電話番号:03-5531-0852
HP:お台場海浜公園&台場公園
夜景の綺麗な場所で大人のチェアリングというのも素敵ですね。お台場海浜公園は広く、緑の多いスポットから海辺に面した場所、夜景の美しい場所とさまざまな楽しみ方があります。ぜひ、大人同士のチェアリングの際は夜景を見ながら乾杯してくつろぐのをおすすめします。
まとめ
この投稿をInstagramで見る
いかがでしたでしょうか? お手軽過ぎて、いますぐ誰でもできる「チェアリング」。すぐに出掛けてみたくなった方も多いはずです。
椅子さえあれば、あとはあなた次第!自分ならではの楽しみ方をみつけて、自由にアレンジできます。
ただし、その場に合ったルールとマナーを守り、周りの人への配慮を忘れずにしてくださいね。