テントのおすすめ防水スプレー10選!最強の防水機能を手に入れよう
みなさんテントのメンテナンスはしっかりしていますか?
いくら防水性に優れているテントでも、長く使っていると日光に当たったりと生地が劣化していきます。防水性がなくなると雨や雪、冬の結露などがテント内に染み込んできます。今回はテントの防水についてご紹介します!
テントにおいて「防水」は超重要!
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基本的にテントには防水加工(水を通さない・浸透させない)と撥水加工(水をはじく)がされています。買ったばかりのテントなら、しばらくは心配なく雨の日なども使うことが出来ます。ですが、長く使っていくうちにテントももちろん劣化していきますよね。
キャンプ場は天気が変わりやすく、雨予報でなくても突然降ってくることもしばしば・・・。そんな時に防水・撥水性が未熟な状態だと、いくら小雨でも少しずつ水がテント内に入ってきてしまいます。
テント内が水浸しになってしまったらもうどうにもできません。荷物も寝具も使えなくなるし、寝る場所の確保も難しくなります。
テントの防水方法
まずは、テントの防水方法についてご紹介します!
透水圧の高いテントを選ぶ
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透水圧とは、テントの外側からの水の侵入を防ぎ、どれくらいの水圧に耐えられるかを数値化したものです。テントでは1000㎜~が多いように感じます。ちなみに傘は250~500㎜が平均です。では、数値が高い方が良いのではないか?と思いますが、実は高ければ高いほど良いわけではありません。数値の高いテントのメリットとデメリットを説明します。
【透水圧が高いメリット】
- 冬は冷気の侵入を防いでくれる
- 大雨や嵐でも浸水しにくい
【透水圧が高いデメリット】
- 夏はテント内が暑すぎる
- 通気性があまり良くないので結露ができやすい
耐水性だけはしっかりとしたい!雨キャンプが好き!という方以外は1500㎜~2000㎜あたりのテントを選ぶのがおすすめです。
防水スプレー
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防水スプレーにも種類があります。安い物から高い物、手入れが簡単な物から大変な物まで様々です。
手軽にできるスプレータイプならだれでも簡単に手入れが出来ますが、中には刷毛で塗るタイプもあり手入れは大変ですが大切なテントを長く使いたいならおすすめですよ。
防水スプレーの種類
次に防水スプレーの種類と、それぞれのメリット・デメリットについて説明します。どちらも良い点・悪い点があるので考えてお好きな方を使うといいかと思います。
フッ素系スプレー
参照:Amazon
シリコン系の防水スプレーと比べると、値段が高く感じますが耐久性が良く油まで弾いてくれます。
【メリット】
- 通気性が抜群
- 油・汚れからテントを守ってくれる
- 汎用性が高い
【デメリット】
- 値段が高い
- 手入れの手間がかかる
シリコン系スプレー
参照:Amazon
フッ素系の防水スプレーよりもお安く買うことが出来ます。
シリコン系スプレーの特徴は、テント生地の表面にコーティングする高い撥水性です。
【メリット】
- 安い
- 撥水性が高い
- 手入れが簡単
- 効果が長持ちする
【デメリット】
- シリコンの性質上通気性を低下させる可能性がある
おすすめの防水スプレー10選
おすすめの防水スプレーを種類別にご紹介します。
フッ素系スプレー
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耐久性が良く、ゴミや油まで弾いてくれるフッ素タイプのおすすめはこちらです!
LOCTITE(ロックタイト) 超強力防水スプレー 布・革 420ml DBS-420
内容量:420ml
素材:フッ素樹脂
方法:スプレー
水や油をしっかり弾いてくれるフッ素系の防水スプレーになります。通気性が失われないので、レインウェア・アウトドア・キャンプ用品など色々な物に使えます。スプレータイプなので誰でも簡単に手入れが出来ますよ。
LOGOS(ロゴス)強力防水スプレー
内容量:420ml
素材:高圧ガス LPG
方法:スプレー
ロゴスから出た防水スプレーになります。テントやタープ用の防水スプレーに適していて、大きなドームテント1つ分スプレーできます!フッ素配合となっているので、防水・撥水性能が長期間持続してくれるのも良いですね。通気性にも優れているので、透湿性素材などにも使用でき、使い方もスプレーで簡単です。
テムポ化学テント用強力防水液パラウェット
内容量:1000ml
素材: フッ素系第一石油類
方法:刷毛塗り
こちらは刷毛塗りタイプになります。スプレータイプと比べると手間はかかりますが、ペンキのように刷毛で丁寧に塗っていくのでムラがなく、しっかりとした撥水処理が出来ますよ。テントやタープを長く大切に使っていきたい方にお勧めです。
コールマンテント撥水剤
内容量:400ml
素材:フッ素系
方法:スポンジ塗り
一見スプレータイプに見えますが、付属しているスポンジで塗っていくタイプの撥水剤になります。臭いも気にならなくて塗りムラも少ないのがおすすめポイントです。
アライテント 塗る撥水剤
内容量:100ml
素材:フッ素系
方法:スポンジ塗り
同じ容量でもスプレータイプの約10倍の面積に使えるのでおすすめ!しっかりテントなどを広げて薄く丁寧に塗っていけばムラなく出来ますよ。肝心の撥水効果も抜群の商品です。
シリコン系スプレー
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撥水性が良く、縫い目など部分的に使いたいシリコンタイプのおすすめはこちらです!
キャプテンスタッグ テント用 防水スプレー
内容量:300ml
素材:シリコン樹脂
方法:スプレー
高い撥水効果と、汚れも防止してくれます。テントやタープなどの縫い目の防水にも使えますよ。
ネバーウェット ネオ
内容量:325ml
素材:特殊シリコン、その他
方法:スプレー
強力・超撥水防水スプレーです。水も汚れもみるみる弾く効果があるので使っている方も多いです。注意してほしいのはスプレー後24時間は乾かしておくことです。
信越シリコーン防水剤ポロンT
内容量:1㎏
素材:ジメチルシリコーン
方法:刷毛塗り
加水分解してしまったテントや、防水効果がだんだんとなくなってしまったテントが復活するとキャンパーに人気の商品です。塗ってすぐに乾いていくのでどこまで塗ったのかわかりやすいのも特徴です。
モンベル(mont-bell) SRスプレー
内容量:330ml
素材:フッ素系ウレタン樹脂/シリコーン樹脂
方法:スプレー
モンベルから出た撥水・撥油スプレーです。テントやタープ・レインウェア・綿など色々と使用出来るので使い勝手抜群です。防水透湿性素材に使用しても問題なく、透湿性もなくなりません。
撥水スプレー
内容量:500ml
素材:シリコン
方法:スプレー
高性能撥水・耐汚スプレーになっています。簡単にスプレーするだけで良いので気軽に使えて持続性も抜群です。防水・透湿性能・防風性を損ねることなく、撥水性を高めてくれます。
防水スプレーを使用する際の注意点
続いて防水スプレーを使うときの注意点をいくつかご紹介します。しっかり注意して行わないと体調不良になったり、テントにシミが出来てしまったり、効果が出ないなんてこともあるので読んでおいてください。
なるべく買ってすぐ加工する
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防水スプレーは基本的には汚れを落としてから、テントがきれいな状態で使用するので購入直後にするのがおすすめです!撥水性・防水性がしっかりしているテントなら、撥水性などが良くないな・・・と、気になったらすぐに対処しておきましょう。テントなどを使う直前では効果が出なくて意味がないので、計画的に手入れするのがおすすめです。
屋外で行う
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防水スプレーをするときは必ず屋外でするようにしてください。臭いもするので室内でやる場合、気分が悪くなってしまう可能性もありますので屋外でマスクをしてやるのが望ましいです。
また、スプレーや液体が垂れることもあり、室内の掃除まですることになったり、最悪落ちなくなる可能性も十分にありますので絶対に屋外の風通しの良いところでしましょう!
テントとの相性でシミになったりする
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何にでも使えそうな防水スプレーですが、商品によっては使ってはいけない素材もあるので注意が必要です。
購入する前にテントの素材と、防水スプレーの対応している素材の確認をしっかりしておいた方が安心です。念のためテントの目立たないところで試してみるのも手ですよ。大切なテントにシミや変色が出来てしまったら悲しいので注意しましょう。
縫い目からの防水を守るシームテープの修繕アイテム
シームテープとは、防水素材の物の縫い目を防水してくれているテープの事です。そんなシームテープもだんだんと劣化していきます。でも大丈夫です!シームテープは修繕することが出来ます。ゴミが入っていたり、剥がれかかってきたら直してみましょう!
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少し剥がれてしまったくらいなら、アイロンを当てればくっつくのでそれで完了です。シームテープが結構剥がれていたり、ゴミなどがついている場合は剥がして新しいのをつけましょう!
- シームテープ
- アイロン
- 当て布
- はさみ
が、あれば簡単に誰でも出来ます。
シームテープは百円ショップやホームセンター、アウトドアショップにもあります。アウトドアが好きな方はひとつは持っていると便利ですよ。
- 貼りたい場所を綺麗に拭いておく
- 貼りたい場所にシームテープを乗せる
- 当て布を挟んでアイロンする
シームテープをつける物が化繊なら120℃(低温)くらい、綿なら160℃(中温)くらいを目安にしてください。。温度が高い方がしっかりくっつきますが、高熱すぎるとシームテープが溶けたりしてしまうかもしれないので低温から様子を見ながらやってみて下さい。
カーブが多い場所や、貼りずらい場所、剥がれるのが心配な場合は「シームシーラー」を使うのも良いですよ。シームテープはテープですが、シームシーラーはボンドのようなものです。
リペアシートも補修として優秀ですよ。シームテープより幅が広いので穴が開いた場所などに適しています。使い方はシームテープと同じです。
キャンプ用品は、テントやウェアもなかなか高価なものがたくさんです。少し手間はかかるけど自分で補修して長く使っていただきたいです。その分愛着もわいていいですよ。
まとめ
意外と見落としがちなテントの防水、しっかりと対策や手入れをしておかないとキャンプ中に雨が降ったりしたらせっかくのキャンプが台無しになってしまいますよね。ちゃんと防水対策もして雨キャンプも楽しんでください!
手入れして長く使うほどキャンプ用品は良さが増します。梅雨が来る前に、キャンプ用品のお手入れをしてみて下さい!