×
まとめられたロープ

【キャンプで使おう‼】ロープのおすすめのまとめ方4選 

アイキャッチ画像参照:筆者撮影

今回の記事はテントやタープを設営する際に使用するガイロープ(張り綱)のまとめ方についてです。ロープのおすすめのまとめ方を4つ紹介します。どれも簡単な手順ですのでしっかり覚えてキャンプで役立てましょう。

ロープをまとめるのはなぜ?

バラバラのロープ

実はロープをきれいにまとめることは、キャンプにおいてけっこう重要なことなんです。
何よりさっとロープをまとめる姿は経験者っぽくてカッコいいですよね。

ではロープをまとめることがなぜ重要なのか見ていきましょう。

次のキャンプの設営が楽になる!

ロープを適当に置いておくと絡まってしまい、それを解消するのに余計な時間がかかってしまいます。ロープでなくても長いものが絡まって大変だったという経験はあるのではないでしょうか。

テントやタープのロープをきれいにまとめておくことで、次のキャンプのときスムーズに使うことができるわけです。ロープをきれいにまとめることはテントやタープの設営する時間を短縮することにつながります。

安全が確保できる

テントのガイロープは設営の手間を省くため、つけたままにしておく人が多いと思います。その際にロープをまとめないことで少し危険な状況が発生することも。設営中に足を引っかけて転んだり、風でロープがあおられて体に当たったりするなどです。

それが大人ではなく子どもだったら大変なことになる可能性もありますよね。まわりの安全のためにもロープはしっかりまとめておきましょう。

ロープのまとめ方おすすめ4選&手順

 

この投稿をInstagramで見る

 

Tomohiro Matsubara(@cocolatom)がシェアした投稿


ロープのまとめ方を4つ紹介します。
特に使えると便利なのが「チェーンノット」と「8の字まとめ」ですね。

【超定番】棒結び

ロープの収納といえば棒結びというぐらいの定番のまとめ方です。タープのメインポール用のような比較的長いロープの収納に向いてますね。わかりやすいように机上でやっていますが実際は手で持ってやります。

まとめた状態でザックに吊り下げるやり方などいろんなアレンジが可能なので興味があったら調べてみて下さい。

【手順】

①ロープの両端をそろえます。

棒結び 手順1
参照:筆者撮影

②さらに折り返します。

棒結び 手順2
参照:筆者撮影

③このとき両端のうち片方を垂らし残りを適当な長さになるまで折り返していきます。

棒結び 手順3
参照:筆者撮影

④中央にロープを巻いていきます。
その際1周目は×の字になるように巻いて下さい。

棒結び 手順4
棒結び 手順5
参照:筆者撮影

⑤最後に端をとめて完成です。

棒結び 手順6
参照:筆者撮影

【解き方】

最後にとめた端から解いていきます。

【慣れると楽‼】チェーンノット

テントやタープにロープをつけたままにするときに使えるまとめ方です。テントでの写真が撮れなかったのでドアノブを利用しています。

【手順】

①自在着きロープなら1番短い状態にして写真のように輪っかを作ります。

チェーンノット 手順1
参照:筆者撮影

②輪っかの中に指を入れロープを引っぱり出します。

チェーンノット 手順2
参照:筆者撮影

③そのまま引っぱると輪っかが出来上がるので同じように指を入れロープを引っぱり出します。②と③を繰り返していきます。

チェーンノット 手順3
チェーンノット 手順4
チェーンノット 手順5
チェーンノット 手順6
参照:筆者撮影

④最後に末端を写真のように通して引っぱったら完成です。

チェーンノット 手順7
参照:筆者撮影

【解き方】

最後に通した部分を1度抜いてから引っぱるとそのまま解けていきます。最後を抜かずに引っ張っても抜けませんのでご注意を。この末端処理の仕方もいろいろあるので自分でやりやすい方法を見つけてみて下さい。

【複雑なのに簡単⁉】ねじり式

1番簡単な方法ですがカラビナが必要となります。

【手順】

①自在着きロープを調整して輪っか状にし、折り返して適度な大きさにします。

ねじり式 手順1
ねじり式 手順2
参照:筆者撮影

②片方を持ってねじります。

ねじり式 手順3
参照:筆者撮影

③真ん中で折り返します。

ねじり式 手順4
参照:筆者撮影

④カラビナにかけます。

ねじり式 手順5
参照:筆者撮影

【解き方】

カラビナから外して解くだけです。

【解くときの気持ちよさ1位】八の字まとめ

振り分けというロープが絡まない技法を手のひらで行います。正式な結び方の名前がわからず人によって呼び方が違うようで「8巻き」「8の字巻き」とも呼ばれているようです。

【手順】

①人差し指と中指の間でロープの端を挟みます。このとき挟んだ先は少し長めに出しておきましょう。長めにしておくことで解くときに先端が見つけやすいからです。

8巻き 手順1
参照:筆者撮影

②薬指と小指の間にかけ下から親指の上へもっていきます。

8巻き 手順2
参照:筆者撮影

③親指の下から再び薬指と小指の間にかけます。②と③を繰り返します。

8巻き 手順3
8巻き 手順4
参照:筆者撮影

④残った端を少し長めにとって8の字になったロープを指から外し、中央にロープを巻いていきます。その際1周目は×の字になるように巻いて下さい。

8巻き 手順5
参照:筆者撮影

⑤巻き終わったら最後に端をとめて完了です。

8巻き 手順6
参照:筆者撮影

【解き方】

最後にとめた方ではなく最初に指で挟んだ方のロープの端をひっぱればスルスルと解けていきます。

まとめ

 

この投稿をInstagramで見る

 

TF(@broncoboy1965)がシェアした投稿


以上ロープのおすすめのまとめ方4選でした。ロープワークで大事なのは繰り返し練習することです。最初はうまくいかないこともあるでしょうが、慣れてしまえば簡単にできるようになります。今回紹介したまとめ方は手順自体は難しくないものなのでしっかり覚えてキャンプで役立てて下さい。

ほどけにくいロープの結び方はこちらの記事をチェックしてみてください!
【ほどけない】ロープの結び方8選!キャンプでも日常生活の紐でも緩まない!