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ビア缶チキン

キャンプで作りたい!「ビア缶チキン」の簡単レシピ徹底解説【必要な道具と作り方】

アイキャッチ画像参照:amazon

バーベキュー料理で丸鶏を使ったビア缶チキンというものをご存じでしょうか?美味しさはもちろんのこと、インパクトのある見た目と豪快な調理方法で人気を集めています。

大人数でのバーベキューで盛り上げたい、注目を集めたい時などに最適なこのビア缶チキン、その調理方法と必要な材料などについて解説いたします。

ビア缶チキンとは

ビア缶チキンとは
参照:amazon

ひとことで言うと丸鶏の蒸し焼きのことなのですが、ビールの入った缶の上に丸鶏を被せて調理するという独特のスタイルのものです。前日や当日の朝などに味付けの仕込みをしたうえで、炭火やバーベキューコンロの上で調理します。そうすることで表面はパリッと、中はしっとりといったジューシーな食感を得ることができます。

用意する道具

鉄製のバケツ

●容量(L):11●外径(mm):315●高さ(mm):240●質量(g):600
●上径(mm):315●下計(mm):208●高さ(mm):240
●本体:溶融亜鉛メッキ鋼板●持ち手:亜鉛鉄線●握り部分:ポリプロピレン(PP)

鉄製バケツで注意する点は高さです。低いバケツだと丸鶏の上部がバケツにくっついてしまってきれいに焼き上がらなかったり焦げの原因にもなります。どうしても高さが足りない場合はバケツの下に石などを置いて高さをかさ増しするのもアリです。

ビア缶チキンスタンド

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●材質:鉄(クロムめっき)
●サイズ(約):外径190×高さ80mm
●重量(約):160g

スタンドなしでも調理は出来ますが、万が一倒れた場合のことを考えてスタンドは使ったほうがいいでしょう。価格もそれほど高くないのでので入手しておきましょう。

BBQコンロや焚き火台

●材質 合金鋼
●色 レッド
●商品寸法 (長さx幅x高さ) 40 x 28 x 16.5 cm
●商品の重量 2.5 キログラム

すでにお持ちのバーベキュコンロか焚き火台で大丈夫です。サイズもバケツが乗るくらいでオッケーです。

ビア缶チキンの材料&作り方の手順

ビア缶チキン材料
参照:amazon

【材料】
・丸鶏 1.2〜2kgくらいのもの
・レモン 1個
・オリーブオイル
・塩コショウ、マジックソルトなどのスパイス
・ビール 350ml缶の半分くらいの量

丸鶏はスーパーに売っているものでオッケーですが、取り扱いのないスーパーもあります。そんな時は通販サイトを利用すれば入手可能です。
丸鶏1羽につきレモンを1個用意します。オリーブオイルは使用しなくても特に問題ありません。好みに合わせて使いましょう。
スパイス系は様々な種類があるので、こちらも好みのものを使用します。缶ビールは350ml缶の半分くらいの量があればオッケーです。

作り方の詳しいステップ

①鶏肉の下ごしらえ

丸鶏はそのまま使うのではなくまず水洗いします。お腹の中にはまだ血が残っていたりするのでそれを丁寧に洗い落とします。
水洗いしたらキッチンペーパーなどでしっかりと水分を拭き取ります。外側、内側両方とも拭きあげましょう。

②調味料で味付け

フォークで全体をブツブツと刺します。味が染み込みやすくなるのと、焼き上がりも柔らかくなるので必須です。その後味付けをしていきます。
レモンはカットして全体的に擦り込んでいきます。もしくは絞って振りかけてもオッケーです。レモンは必ずしも必要ではないので好みで使用しましょう。
そして塩コショウなどの調味料を内側外側全体的に擦り込みます。この状態で5〜6時間寝かせておきます。
前日に下ごしらえをするならそのまま冷蔵庫で一晩置いておきます。

③炭&火の準備

ポイントとして、直火で焼き上げるのではなく遠赤効果を狙って焼き上げる感じです。そのため丸鶏の真下に炭が来ないようにします。

④チキンをビール缶にセットする

ビールが半分くらい残ったビア缶を丸鶏のお腹に刺してビア缶スタンドで網の上に置きます。
鶏の脂が下に落ちないようにアルミホイルをスタンドに巻きつけるか、缶の下に置きます。
そして最後にバケツを被せて蓋をします。ここから約1時間〜1時間半待ちます。

⑤火加減や火の通りをチェックしながら焼く

火力は弱めの中火を保つように調整します。時々バケツを取って焼き加減を確認し、焼き具合によっては丸鶏の向きを変えてあげましょう。

⑥切り分けて完成!

焼き上がり後はナイフで食べやすいようにカットして完成です!

ビア缶チキンを作るときの豆知識

バケツをアルミホイルor植木鉢で代用

ビア缶チキンバケツ
参照:cookpad

バケツを使用するとかさばってしまうからイヤだ、という方もおられます。そんな時はアルミホイールを代用することも可能です。やり方は至ってシンプルで、アルミホイルでバケツ状の形を作って被せるだけです。
また、植木鉢を使って遠赤効果で本格的に焼き上げる方法もあります。どれがいい、というのはないので自分のやりやすい方法を選んでみてください。

味付け・仕込みは当日でも問題ない

ビア缶チキン仕込み
参照:cookpad

丸鶏の味付けをしたら、冷蔵庫で一晩寝かせておくことで身に味が浸透して当日美味しく食べることができます。とは言っても前日に時間がなかったり面倒だという場合には、当日に味付けをして5~6時間ほど寝かせておけばそれでもじゅうぶん味は浸透します。

スタンドにアルミホイルで焦げ防止

ビア缶チキンアルミホイル
参照:cookpad

丸鶏を加熱していくうちにどうしても脂が落ちて、炎が上がって焦げを作りやすくなります。そんな時の予防策としておすすめなのが、アルミホイルをビア缶スタンドに巻く方法です。とにかく脂が下に落ちなければいいので、ビア缶スタンドの下に置くだけでもオッケーです。

ビア缶の有害物質は大丈夫?

ビア缶有害
参照:amazon

丸鶏を加熱する際、ビア缶を熱する事で有害物質が発生するのではないか?とお考えの方もおられると思います。結論から言うとビア缶チキンの調理においては心配することはありません。ただし必要以上にビア缶を加熱するのは良くないので調理後は缶をそのままにしたりせず速やかに撤去させましょう。

まとめ

ビア缶チキンはバーベキューを盛り上げるためにちょっとした演出効果をももたらしてくれる画期的な料理です。バケツを外した時のリアクションはその日のハイライトにもなり得ます。

調理方法もさほど難しくなく、味付けさえしっかりとしておけば美味しいバーベキュー料理が簡単に食べれます。思い出作りとしてもぜひ一度お試しください。