【厳選】ザックカバーの魅力&おすすめ21選、代用法も紹介!
アイキャッチ画像出典:モンベル公式サイト
山は天気が変わりやすく、予想外の雨に見舞われることもしばしば。急な雨から荷物を守るためにはザックカバーが有効ですが、みなさんなんとなく選んでいませんか?
実は適切な素材や大きさを見極めて正しいつけ方で装着することによって、ザックカバーは本領を発揮します!
本記事を読めばご自身のザックに最適なザックカバーが見つかるでしょう。
ザックカバーって?
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ザックカバーとは、ザックを雨から守るために上から被せるカバーのことを指します。ザック自体登山用として特化しているため雨対策が施されているものが多いのですが、それでも長時間雨に打たれると中に水が染み込んでしまう可能性が高いのです。
ザックカバーをすることは中の荷物を守るだけではなく、荷物が濡れて重くなることも防ぐことができるため、快適な登山には欠かせないアイテム。今回はザックカバーの選び方のコツやおすすめ商品、ザックカバーを忘れてしまった時の対処法まで順にご紹介していきます!
ザックカバーの選び方3選
ザックカバーを選ぶときに最も重要なのは「手持ちのザックとぴったり合うサイズ感」であること。サイズ感を見極めるポイントは3つあります。
容量で選ぶ
ザックと一口に言ってもサイズは様々。宿泊日数や自炊の有無、テント泊か山小屋利用かによって必要なザックのサイズは変わってきます。ザックカバーはザックと同等のサイズを選ぶことが基本です。
ザックカバーがザックよりも小さいと、はみ出た部分から雨水が入ってきてしまいます。反対にザックカバーが大きすぎると風に煽られやすかったり、木の枝や周りの障害物に引っかかりやすかったりと危険を伴います。ただしザックの外側にも荷物を下げる場合は、その部分の大きさも考慮して少し大きめのザックカバーを選びましょう。
ブランドで選ぶ
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ザックは同じ容量でもメーカーによって縦横の幅が異なっていたり、厚みに差があったりと、サイズ感には差があるもの。そのためザックカバーをザックと同じメーカーで統一すると、細部までフィットするのでおすすめです。
装着感で選ぶ
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前項でザックとザックカバーのメーカーを統一することのメリットをお伝えした一方、メーカー公式商品はどうしても高くなりがち。コストを下げて類似商品を選ぶ際にしっかり吟味していただきたいポイントは、装着感です。
ザックと同じ容量のザックカバーの中から大体の見当を付けて試着します。背面ぎりぎりまでしっかり覆われているか、軽くひっぱった時に外れにくくないか、目視と手触りで判断していきます。
ザックカバーの注意点
ザックカバーをつけていればどんな大雨でも安心、というわけにはいきません。
完全防水ではない!
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ザックカバーはザックの背面側の一部を除く全体に覆い被せているだけであるため完全防水ではなく、背面からの浸水を防ぐことはできません。ザックのサイズが合っていないと背中とザックの間に隙間ができてしまうため、ザックが自分の体にきちんと合うようサイズ調整はマスト。
またザックカバー自体が破れてしまうと、そこから水が入ってきてしまいます。登山に出かける前には毎回必ず、ザックカバーに穴が空いていないか確認することを心がけましょう。
中身の防水対策は忘れずにしよう
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どんなにザック表面の防水対策を徹底していても、万が一の浸水はあります。そんな時のためにザックの中身もジップロックで小分けすることがおすすめ。電子機器や食料、衣類等用途に合わせて詰めれば、現地で使用する際にもわかりやすくて便利です。
【厳選】ザックカバーのおすすめ21選を容量別に紹介
【30L以下5選】
mont-bell(モンベル)ジャストフィット パックカバー 25
容量:20〜25L
素材:40デニール・ナイロン・リップストップ[裏面:ハイドロプロ®]
重量:88g
カラー:シトロンイエロー(CYL)、ダークフューシャ(DKFS)、リーフグリーン(LEGN)、プライマリーブルー(PRBL)、レッドブリック(RDBR)、スカイグレー(SKGY)
収納サイズ:7.5×7.5×3.5cm
人気アウトドアブランドであるモンベルのザックカバーは、フィット感が抜群。収納袋付きで非常にコンパクトに持ち運べるところもおすすめです。
MILLET(ミレー)レインカバー S
容量:10〜15L
素材:ナイロン 70D TRIPLE RIPSTOP
重量:50g
カラー:ACID GREEN
50gと軽量にもかかわらず、強度の高いシルナイロンを使用しているため耐久性が高いザックカバーです。背面に付いているコンプレッションストラップによってザックとカバーをしっかり固定できるため、風で飛ぶリスクも軽減することができます。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)スタンダードレインカバー
容量:20L
素材:70Dリップストップナイロン
重量:60g
カラー:アズテックブルー、ブラック、ターキッシュブルー、TNFレッド、TNFブルー
人気ブランドザノースフェイスのザックカバーはいくつか種類がありますが、一番スタンダードなデザインになります。背面にはドローコードとウェビングテープが付いており、ザックとカバーのフィット感を高めています。フック付きポーチが付いているため、持ち歩きしやすい点もおすすめです。
Mt.happy(マウントハッピー)ザックカバー
サイズ:20〜30L(他サイズもあり:30〜40L、40〜55L)
素材:防水、ポリエステル素材
重量:-
カラー:ブラック/ブルー/ ピンク/オレンジ/イエロー
マウントハッピーのザックカバーの魅力はコスパの良さ!1枚¥490と低価格であるため、色違いで揃えることもできます。
Coleman(コールマン)レインカバーXS
容量:20〜25L
素材:ナイロン
重量:80g
カラー:レッド、ライトグリーン
コールマンのザックカバーはバイカラーでお洒落なデザインが特徴。ダメージを受けやすいボトム部分に、耐久性の強いナイロンを使用しています。バックルが付いているため、風で飛ぶ心配も少なく安心できます。
【30L~50L6選】
Karrimor(カリマー)sac mac raincover 30-45L/S
容量:30〜45L
素材:190デニールのナイロン(ポリウレタンコーティング)
重量:110g
カラー:エーグリーン、ベリー、ブラック、ケーブルー、オレンジ
収納サイズ:H16×W8.5×D5.5cm
耐久性の高い190デニールのナイロンを使用。ポリウレタンのコーティングで更に防水効果を高めているため、雨だけではなく泥にも強いザックカバーです。障害物が多い過酷なルートをメインに登る方にもおすすめの耐久力を持ち合わせています。
ISUKA(イスカ)ウルトラライト デイパックカバーM
容量:30~45L
素材:30Dのシリコナイズド・コーデュラ
重量:80g
カラー:イエロー、グリーン、グレー、ロイヤルブルー
上部にコードストッパーがついており、締め加減を調節できます。背面にはバッグとしっかり固定できるようにストラップがついています。底には水抜き用のプラスチック製グロメットがあるため、大雨にも耐えられる装備になります。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)コンバーチブルレインカバー30−40L
容量:30〜40L
素材: 70Dリップストップナイロン
重量:130g
カラー:ブラック、TNFレッド、TNFブルー
ザックカバーを装着したまま中の荷物が取り出せるように、ザックカバーの上部がバックル付きの雨蓋になっているところが最大のポイント。また縦のウェビングによりザックとカバーがしっかりフィットするため、風に煽られにくくなっています。水抜き用のドレインホールまで付いており、充実した装備を兼ね備えた優秀なザックカバーです。
Unigear(ユニジア)リュックカバー
容量:40〜50L
素材:耐摩耗210Tと70D高密度ナイロン
重量:70〜120g(ザイズ違いあり)
カラー:オレンジ、グレー、グリーン、ブラック、ブルー
丈夫で耐久性に優れているにもかからわず、低価格で購入できるコスパの良さが人気のザックカバーです。ロゴが反射板になっているため、暗い道を歩く際にも安心できます。
OSPREY(オスプレー)HI-VISレインカバー S
容量:20~35L
素材:メイン=70Dナイロンリップストップ、アクセント=210Dナイロンリップストップ
重量:110g
カラー:エレクトリックライム
コンパクトに収納できなおかつ軽量であるため、持ち運びやしすいザックカバーです。他ブランドにはない色味や、お洒落なロゴデザインも素敵な商品になります。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)ウォータープルーフバッグカバー
容量:35L
素材:耐水圧3000mmのポリエステル(裏面コーティング)
重量:140g
カラー:ブラック
このサイズで1,000円以下という非常に手が出しやすい価格帯が魅力の商品になります。テントやアウトドアチェアにも使用される防水性、耐久性ともに優れた素材を使用しているため、破れや摩擦にも強いザックカバーです。中央にはベルクロテープが付いており、幅広いザックの形状にしっかりフィットさせることが可能です。
【50L~90L6選】
OSPREY(オスプレー)ULレインカバー L
容量:50〜75L
素材:40Dシルナイロンダブルリップ
重量:90g
カラー:シャドウグレー
大きな鳥のデザインがお洒落な、超軽量のザックカバーです。バックルが付属しているため、強風でも外れにくくなっています。上部に固定バックル、ヒップベルト部には通しゴムがついており、使いやすさにも定評があります。
Karrimor(カリマー)sac mac raincover 50-75L/S
容量: 41〜50L
素材:190デニールのナイロンにPUコーティング
重量:150g
カラー:エーグリーン、ブラック、ケーブルー、オレンジ
「30〜50L 6選」でもご紹介したカリマーのザックカバーです。雨だけでなく泥にも強いこちらのザックカバーは、大きいサイズのザック用としてもおすすめの商品になります。
mont-bell(モンベル)ジャストフィット パックカバー 60
容量:50〜60L
素材:40デニール・ナイロン・リップストップ
重量:147g
カラー:シトロンイエロー(CYL)、リーフグリーン(LEGN)、プライマリーブルー(PRBL)、レッドブリック(RDBR)
収納サイズ:9×9×5cm
「30L以下4選」でもご紹介したこちらのザックカバーはサイズ違いで商品を展開しているため、初めて買うザックカバーとしては非常におすすめです。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)Standard Rain Cover 70L
容量:50〜70L
素材:70Dリップストップナイロン
重量:120g
カラー:ブラック、TNFレッド、TNFブルー
こちらも「30L以下4選」でもご紹介したザ・ノース・フェイスのザックカバーです。背面がドローコードとウェビングテープでフィット感を向上させているため、大きめのザックにも向いている商品になります。
ISUKA(イスカ)ウルトラライト パックカバー L
容量:45〜64L
素材:シリコナイズド・コーデュラ(30デニール)
重量:95g
カラー:イエロー、グレー、ロイヤルブルー
「30〜50L 6選」でもご紹介したイスカのザックカバーは、超軽量でコンパクトな30Dのシリコナイズド・コーデュラを使用している点が特徴です。
大きなザックカバーになるとどうしてもその分重たくなってしまいがちですが、本商品は100gを下回る程の軽さで持ち運びに適しています。
deuter(ドイター)レインカバー III
容量:45〜90L
素材:70D ナイロン
重量:-
カラー:クールブルー
対応サイズが幅広いため、いくつかザックを使い分けている方には特に便利な商品になります。鮮やかなクールブルーも美しくておすすめです。
【90L以上4選】
GREGORY(グレゴリー)バックパック プロレインカバー80-100L
容量:80〜100L
素材:ポリエステル
重量:142g
カラー:ウェブオレンジ、ウェブグレー
40デニールのポリエステルにシリコンコートを施しているため、撥水性に優れています。超軽量かつコンパクトに収納可能なザックカバーです。
スナップ式、ベルクロ式のループがそれぞれ付属しており、コード付きのケースも本体と一体型でなくす心配がない作りになっています。
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)フーデッドパックフライ シャドー Lサイズ 70-105L
容量:70〜105L
素材:70デニールナイロン
重量:-
カラー:SHADOW
フードと一体型になったパッカブル仕様が特徴のザックカバーです。ショルダーハーネス上のウェビングに、アルミ製のGフックをかけて取り付けることが可能です。
MAMMUT(マムート)レインカバー
容量:50〜100L
素材:-
重量:140g
カラー:vibrant orange
鮮やかなオレンジ色が目を引くザックカバーです。大きく描かれたブランドロゴは反射版になっているため、夜道を歩く際にも安心です。
mont-bell(モンベル)ジャストフィット パックカバー 90
容量:90L
素材:40デニール・ナイロン・リップストップ
重量:176g
カラー:シトロンイエロー(CYL)、プライマリーブルー(PRBL)
モンベルのザックカバーは、90L以上の大きいサイズに対応した商品もあります。
【ザックカバーを忘れた!】いざという時の対処法
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ザックカバーは登山に欠かせないアイテムとはいえ、もし忘れた時に限って急に雨が降ってきたら?
そんな時でも焦ることがないよう、いざという時の対処法を知っておくことが大切です。ザックカバーがない時は、50L~70L程度の大きなビニール袋で代用できます。
ご自身のザックの容量よりも少し大きいサイズのビニール袋を、常に予備として荷物に忍ばせておくと便利。
ドラッグストアや100均でも簡単に手に入ります。
ザックにビニール袋を覆い被せて、風で吹き飛ばされないように背面でしっかり結びます。市販のザックカバーに比べてザックの中身の取り出しが困難になるため、地図や飲料水等こまめに必要になるものは取り出しやすい場所に入れるよう気をつけましょう。
まとめ
今回はザックカバーの選び方や、おすすめの商品21選をご紹介しました。
ご自身のザックにしっかりフィットするサイズのザックカバーを選ぶことが重要だとはいえ、予算や機能性を考慮すると選択肢が多くて迷ってしまう方も多いかもしれません。
初めて購入する方は特に本記事の「ザックカバーの選び方3選」を参考にしながら、実際に店舗に足を運んで選んでみてくださいね。
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