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アウトドアブランドのタウンユースが大流行!おすすめのブランドを10個紹介

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今回は、タウンユースにおすすめのアウトドアブランドをご紹介させていただきます。これから夏本番を迎えますが、アウトドアブランドのアイテムは暑い夏を乗り切るのにぴったりの機能性を有した商品ばかりです。これまであまりアウトドアブランドのアイテムを着用されたことのない方も是非ご一読ください!

アウトドアブランドを取り入れたファッションが流行!その理由とは


参照:unsplash

近年、日本に限らずアウトドアブランドのアイテムを普段着として取り入れたファッションが大流行し、もはや定番化しています。その理由として、アウトドアブランドのアイテムのほとんどが、アウトドアでの環境に耐えうる機能性を有しながらも、非常にデザインやカラーリングがおしゃれに変化してきていることが考えられます。また、著名人やファッショニスタがアウトドアブランドを取り入れたコーディネートを発信したり、アパレルブランドやセレクトショップとのコラボレーションアイテムが多数販売されていることも一因となっています。

これにより、文化として『アウトドアブランドのアイテムを街で着ること』自体に違和感を持つ人がほとんどいなくなったことがその理由であると言えます。

タウンユースの意味とは


参照:unsplash

今では一般的に使われる表現となったタウンユースですが、その意味は、town use(街 使用)で、要は普段着として街中で着用することです。似た言葉としてデイリーユース(普段使い)と言う表現もありますが、どちらかと言うとタウンユースが街にお出かけする際に着ていくおしゃれ着、デイリーユースが家の中や近所に出掛ける時に着ていく普段着というイメージです。主には、今回のように本来タウン(街)以外のアウトドアでの使用を考えて作られたアイテムを街で使用する際によく使われます。

タウンユースができるアウトドアブランド10選

Patagonia(パタゴニア)


参照:patagonia公式

ブランド創設50周年を迎えたパタゴニアは、地球とこれからも共存していく、地球が私たちの唯一の故郷、地球を守るためにビジネスを行うというスタンスで、環境にも優しいアイテムをたくさん産み出しています。シンチラスナップフリースやダスパーカーなど多くの名作があり、古着好きな方にはタウンユースが特別ではないアウトドアブランドの代表ではないでしょうか。近年、リサイクル素材を使ったバギーショーツは、水陸両用で履き心地、見た目共に非常に優れており、真夏の街中で着用されている方は本当に多いです。
特にアウトドアや洋服に興味がない方でも、パタゴニアのことは何となく知ってるという方も多く、認知度の高いアウトドアブランドです。

THE NORTH FACE(ノースフェイス)


参照:unsplash

次にご紹介するノースフェイスも市民権を得ている有名なアウトドアブランドと言えます。ノースフェイスは1968年にアメリカのカリフォルニア州で誕生しました。元々は山での使用を考えて製品開発をされていますが、様々なストリートブランドやアパレルブランドと多くのコラボレーションアイテムを産み出し、タウンユースはもちろん、スポーツや普段着としても多くの方に愛用されています。特に、ヌプシジャケットやバルトロライトジャケットは大人気で入手困難となることもしばしばあります。
大人気故に偽物が出回ることも多く、もしご購入をお考えの際には、正規取扱店やフラッグショップでのご検討をおすすめします。

Arc’teryx(アークテリクス)


参照:ARC’TERYX公式

アークテリクスは1989年にカナダにて誕生し、過酷な環境下においての使用を考えた高機能かつ着心地のいいアイテムを多く産み出しているアウトドアブランドです。特にシェルジャケットは種類が豊富で、ミニマムでシンプルながらおしゃれなデザインであるため、アウターとしてタウンユースされていることが多いアイテムです。また、アークテリクスと言えば最初にバックパックを思い浮かべる方も多いぐらい、アローというバックパックは大人気のアイテムです。コートにアークテリクスのアローを合わせたコーデの女性が冬の街を席巻したのは記憶に新しいです。
これまでセレクトショップのビームスとのコラボレーションアイテムを何度も販売されており、その度に人気を博しています。

MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)


参照:MOUNTAINHARDWEAR公式

マウンテンハードウェアは、1993年にアメリカのカルフォルニア州で産まれ今年で30周年を迎えます。ブランドコンセプトは『8000mを超える過酷な山々でも使うことができる、高品質で耐久性のある衣服・装備を作る』で、創業当初から現在も変わっていません。耐久性が高く、信頼性があり、高品質なアイテムを作り続けるために、多くのスペシャリストのアイディアや意見を取り入れ、あらゆるマウンテンスポーツで愛されているブランドです。
過酷な環境でも快適に過ごせるウェアは、日常使いでもその高い機能性を発揮します。マウンテンハードウェアはブランドロゴが非常におしゃれで、プリントされた速乾素材のTシャツなどは真夏の日本でタウンユースするのにピッタリです。また、マウンテンハードウェアで一番のおすすめアイテムは『モンキーマンジャケット』と呼ばれるポーラテックのハイロフトフリースジャケットです。
抜群の保温性と快適な着心地におしゃれなデザインは真冬の日本でタウンユースするのにピッタリです。

Gramicci(グラミチ)


参照:Gramicci公式

グラミチは1982年にアメリカはカリフォルニア州のヨセミテにある小さなガレージで産まれました。ストーンマスターと呼ばれたロッククライマーが、クライミングウェアとしては当時画期的であったガゼットクロッチやウェビングベルトを搭載したクライミングパンツを開発したのがその始まりです。ウェビングベルトに刺繍されているグラミチのロゴである『ランニングマン』はあまり詳しくグラミチを知らない方でも見たことはあるのではないでしょうか。
グラミチが産み出したデザインや数多くのディテールは、クライミングパンツの完成形に近く、他のブランドも取り入れられており、ゆったりした快適な履き心地はタウンユースアイテム、ライフスタイルブランドとしての地位も確立しています。特にショートパンツは万能で、夏の定番と言っても過言ではないぐらい大人気です。グラミチは他のブランドやセレクトショップとのコラボレーションアイテムが多数存在し、常に流行を取り入れたアイテムは、パンツのみならずコーディネートすべてをグラミチにすることも可能なぐらいラインナップが豊富です。

CHUMS(チャムス)


参照:CHUMS公式

チャムスは1983年、アメリカのユタ州で誕生したアウトドアブランドで、今年で40周年を迎えます。日本でも大人気で、ブランドアイコンであるブービーバードや、ブランドロゴはアウトドアに詳しくない方でも見たことがあるのではないでしょうか。チャムスはテントやタープなど本格的なキャンプで使用できるようなキャンプギアから通勤・通学に使えるようなバックパックやポーチ、グラスストラップなどの小物、老若男女全てカバーできるアパレル用品と多岐にわたるアイテムがラインナップされています。
特にポップなデザインやカラーバリエーションの豊富な商品が多く、親子や兄弟でお揃い・色違いの洋服を着用してもらうことができます。チャムスではスウェット素材を使用したアイテムがおすすめで、ハリケーントップシリーズは代表作でファンも多いです。比較的お求めやすい価格帯で購入する環境も整っているため、タウンユースに非常におすすめのブランドです。

L.L.BEAN(エルエルビーン)


参照:L.L.BEAN公式

エルエルビーンは、1912年にアメリカのメイン州にてレオン・レオンウッド・ビーンによる個人会社として設立されました。アウトドアという非日常空間の中で得られる喜びを1人でも多くの人に知ってもらいたいというブランドコンセプトのもとに、創業110年を超えた現在は全世界に愛好家のいるグローバルな企業となっています。代表作であるビーンブーツは、ハンティングシューズでありながらも、タウンユースにも十分使えるおしゃれなデザインで、ビームスなどともコラボレーションしたこともあります。
ビーンブーツは非常に防水性能に優れており、おしゃれなレインブーツとしてタウンユースされている方も多いです。その他、おしゃれ芸能人にも愛好家が多く、某人気俳優が着用したアノラックパーカーはアウトドアウェアでありながらも、街のおしゃれ着となっています。その他にもフィールドコートやカタディン湖のロゴをあしらったTシャツやキャップなども人気で、いずれもアウトドアフィールドのみならず、広く着用されています。

Kavu(カブ―)


参照:KAVU公式

カブ―は1993年にアメリカのシアトルにて設立され、今年で30周年になります。社名のカブ―=KAVUは、Klear Above Visibility Unlimitedの頭文字を取っていますが、これは元々航空用語のCAVU(Clear Above Visibility Unlimited:限りなく視界良好)からインスパイアを得て、最初の頭文字をもじって名付けられたものです。元々は船上での漁作業中に着用できるサンバイザーを作るというアイディアから始まり、代表作のストラップキャップが産まれました。
ストラップキャップは縁についたアジャスタブルウェビングテープにより、サイズ調節が可能かつ強風にさらされても脱げにくいという特徴を持っています。また、ストラップキャップのデザインとユニークなパターンのウェビングテープはカブ―を知らない方でも見たことがあると感じるようなインパクトがあります。またその他にも、コットンキャンパス、バンブー、テンセルやエコヘンプといった環境に配慮した新素材を取り入れたユニークなデザインのキャップ、Tシャツ、ウェビングベルト、小物などのアイテムがあります。

mont-bell(モンベル)


参照:mont-bell公式

今回ご紹介する中で、唯一のメイドインジャパンブランドがモンベルです。1975年に株式会社モンベルが設立されました。ブランドコンセプトの『Functional is Beauty(機能美)』と『Light & Fast(軽量と迅速)』に基づき、開発された商品は、登山やキャンプなどのアウトドアアクティビティーのみにとどまらず、街にも多くのモンベルファンを産み出しています。また、環境保全や社会活動、経済産業へのアプローチなどの7つのミッションを掲げ、様々な分野にその活動範囲を広げているのもモンベルの特徴であると言えます。
近年、冬のアウターとしてアウトドアブランドのダウンジャケットなどをタウンユースすることが定番化しています。

KEEN(キーン)


参照:KEEN公式

キーンは2003年にアメリカのカリフォルニア州で誕生し、今年で20周年になります。キーンは、地球環境への負荷を減らすことにも考慮し、リサイクル、エシカルの資材調達、かつ長持ちするシューズ作りに取り組んでいます。サンダルを中心としたフットウェアブランドで、『つま先が保護されている』というのがキーンのサンダルの大きな特徴です。
ヨギーやニューポート、ユニークなど多くの人気モデルがありますが、いずれもサンダルでありながらも靴を履いているかのような快適な履き心地と安心感を備えた上に、タウンユースにも使えるおしゃれなデザインで老若男女問わず、広く愛されています。また、独創的かつ快適で優れた耐久性を持つシューズも作られており、ジャスパー、ジャスパー2はクライミングシューズとコンフォートシューズを組み合わせたモデルで、カラーバリエーションも豊富なため、非常に人気があります。元々は、フットウェア中心のブランドでしたが近年はキャップや靴下、カバンなどの小物類やTシャツも販売されています。
同じシューズやサンダルのUNISEXモデルとキッズモデルがあるため家族でお揃いや色違いのシューズを履いたり、リンクコーデを楽しむことができます。

アウトドアブランドを取り入れたコーデ例

最後にアウトドアブランドのアイテムを使った着こなしを3例、ご紹介します。

①アウトドアブランドのセットアップなのに漂うストリート感

 

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はじめにご紹介するこちらの方は、取り入れたというよりもマウンテンハードウェアのセットアップを着用されていますが、生地、サイズ感、小物で完全にストリートな雰囲気をまとっています。トップスの背面にはインパクト大のロゴがプリントされ、こちらもさながらストリートブランドのようです。かなりカッコよく、機能性にも優れ、非常におすすめのコーディネートです。

②アメカジ×バギーズショーツ

 

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小物とショートパンツにアウトドアブランドを取りれられたこちらのコーディネート。それ以外もファストファッションブランドのアイテムを中心にされていますが、見事にアメカジとアウトドアをミックスされていて非常にカッコいいです。アウトドアブランドのパンツを着用する際には、帽子やカバンにもアウトドアブランドを合わせるとこなれて見えます。

②大人気コラボレーションジャケットを取り入れたJAPANコーデ

 

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これまで多くの名作を産み出しているアークテリクスとセレクトショップビームスのコラボレーションジャケットを完璧に着こなしたコーディネートです。インパクトのあるジャケットを引きたてながらもきちんと主張のあるペイント加工のホワイトパンツをあわせ、靴と小物は定番ながら確かなアイテムをバランスよく取り入れてらっしゃいます。アウトドアブランドのアイテムを1点投入したアーバンアウトドアの好例です。

まとめ

今回は、タウンユースにおすすめのアウトドアブランドについてご紹介しました。アウトドアブランドのアパレルアイテムをタウンユース、デイリーユースするコーディネートはもはや定番となりつつあると言えます。この記事をきっかけにこれまでアウトドアブランドのアイテムをタウンユースすることに抵抗があった方も、コーディネートのどこか1点にでも取り入れていただけると嬉しいです。