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モンベルのハードシェルジャケット、パンツおすすめ10選!雪山登山初心者は必見!

アイキャッチ画像:mont-bell公式

今回は、1975年に日本で誕生したアウトドアブランドであるモンベルのハードシェルジャケットとパンツについてご紹介していきます。約50年の歴史を持つ、山仲間で設立されたブランドなので登山、雪山に強いハードシェルウエアが揃っています。機能美と軽量と迅速をコンセプトに商品開発されているモンベルならではの高機能なアイテムは非常におすすめです。

モンベルのハードシェルの特徴

まず、モンベルのハードシェルウェアの特徴について4つのポイントからご説明していきます。

ハードシェルパンツとハードシェルジャケットについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください!
おすすめのハードシェルジャケット10選【雪山からタウンユースまで!】
雪山登山で活躍するハードシェルパンツおすすめ10選!モンベル、ワークマンなど

保温能力の高さ


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ハードシェルが最も求められる機能は暖かさと言っても過言ではありません。
モンベルのハードシェルの特徴として、風、雨、雪などから身体を温かく保ってくれる保温能力の高さが最初に挙げられます。

いわゆる保温材である中綿が封入されていないモデルにおいても防風・防水性能に優れた表地が外気による冷えから身体を守り、中綿が封入されているモデルに関してはさらにインサレーションが身体を温めてくれます。

動きやすい


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次に挙げられるのが動きやすさです。ハードシェルというネーミングからは硬く自由な動きに制約を受けそうというイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、モンベルのハードシェルは動きやすさにも定評があります。

モンベルのハードシェルは、ストレッチ性に富んだ素材を用いているという工夫に加えて、モンベル独自の立体裁断と立体パターンによる身体の動きに考慮した形状に作られているということがその理由となります。

防水透湿性が高い


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また、モンベルのハードシェルは防水透湿性に優れています。外界からの雨や風はきちんとブロックしてくれますが、身体とハードシェルの間のいわゆる蒸れに関しては適度に通してくれると考えていただけるといいかと思います。

数値などの詳細はやや難しいのですが、モンベルのハードシェルには世界最高水準の機能を有した防水透湿性素材を用いているアイテムもあり、生地の表面には耐久性に優れた撥水加工が施されています。

強度・耐久性が高い


参照:Amazon

モンベルのハードシェルの特徴として最後にご紹介するのはその強度と耐久性の高さです。
生地表面の凹凸を抑えて引っ掛かりにくくする工夫を施すことにより、耐摩耗性が向上させています。

またオリジナルのバリスティックナイロンは、生地の繊維の紡糸段階でナイロン糸に延伸加工を施すことにより強度を向上させ、織物となった段階では同重量の従来のナイロンと比較し、約2倍程度の引き裂き強度を有しています。その名の通り、ハードな使用に耐えてくれるアイテムと言えます。

モンベルのハードシェルジャケット・パンツの選び方

次に、モンベルのハードシェルジャケット・パンツそれぞれについて3つのポイントから選び方をご紹介していきます。

サイズで選ぶ


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ハードシェルジャケットに関しては、保温材ありか保温材なしかでジャケット自体のボリュームが変わり、それに対応してレイヤーするウェアも変わってきます。
そのため、用途やミッドレイヤーとの兼ね合いも考えてサイズを決定していただくといいかと考えます。
ハードシェルパンツに関しても同様ですが、モンベルでは同じウエストサイズでも、股下の長さに違いがあり、最大3つのモデルから選んでいただくことができます。

例としましてウエストがMサイズですと、いわゆる通常のMと、股下が6cm短いショートモデルであるM-S、股下が6cm長いロングモデルであるM-Lの3種類があります。
このため、パンツ自体のシルエットはそのままに体型に合わせて裾の長さを選ぶことができます。*Sサイズは通常モデルとロングモデルのみ、XXLサイズは通常モデルとショートモデルのみとなります。

機能性で選ぶ


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モンベルのハードシェルウェアはどれを選んでも、非常に機能性に優れたアイテムばかりです。
その中でも、一般的なシェル素材と違い、アンチグリース性能を備えた表地のアイテムは滑らかな長繊維にねじりを加えた加工により、小さな縮れを持たせた繊維を使用しています。
これにより、表面にけば立ちがないため雪が付着しにくく、その上生地表面の微細なしわにより雪面での滑り止め機能を向上させています。

また、ジッパー部分の止水性の高さも着目すべき機能です。
これにより浸水することなく、その上フラップも不要となっています。特に重きを置かれる機能を検討した上で選んでいただくことをおすすめします。

デザインで選ぶ


参照:Amazon

最後は、デザインです。着用時の形やシルエット、カラーリングや素材感による雰囲気などひとことにデザインと言っても多くの観点があります。上下で購入をお考えの場合はセットアップで着た際のカラーリングと素材感は揃っていたほうがいいかもしれませんし、パンツが落ち着いたカラーリングの場合は、ジャケットに映えるカラーリングを選んでいただいてもいいと思います。

モンベルのハードシェルはジャケット・パンツ共にデザインも豊富なので、お好みのアイテムが必ず見つかるはずです。

モンベルのハードシェルジャケットおすすめ5選

まずは、ハードシェルジャケットのおすすめを紹介していきます。
保温材なしのハードシェルジャケットを2点、保温材入りを3点選んでおります。今回はメンズのみにしていますが、全てのモデルで同様のレディースアイテムのご用意もあります。

ストリームパーカ

素材:表地 ゴアテックスファブリクス3レイヤー(表 70Dアンチグリースバリスティックナイロンタフタ)
サイズ:S、M、L、XL
カラー:イエロー、ブルー、レッド

最初にご紹介するハードシェルジャケットは、軽量・コンパクトな保温材なしのアイテムです。モンベル独自のゴアテックス素材はしなやかな着心地で、これに加えて裁縫箇所を極限まで減らした独自の縫製により、優れた防水性と耐久性を兼ね備えたシェルジャケットとなっております。標高3000m超えの冬山縦走やアイスクライミングにも十分対応可能な高強度モデルとなっています。

デザインとしては、高めの襟元に設定されていますがジッパーが顔に当たることのない仕様に工夫されています。両胸と内側にジッパーを備えたポケットが1つずつあり、ジッパーなしのポケットが内側にもう1つあります。

ダイナアクションパーカ

素材:身頃・袖 ゴアテックス ファブリクス3レイヤー表 30Dアンチグリースポリエステルタフタ)、フード・脇 ゴアテックス パックライトプラス ファブリクス2レイヤー(表 12Dバリスティックエアライトナイロンリップストップ
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ネイビー、グリーン、レッド

次にご紹介するハードシェルジャケットも保温材なしのアイテムですが、身頃・袖とフード・脇のそれぞれ異なる2種類の生地を使い分けたハイブリッドなアイテムとなっています。身頃・袖は、ストレッチ性に優れ、柔らかな風合いの生地、フード・脇には透湿性に優れた生地を使用し、しなやかで快適な着心地かつ運動追従性能に優れたハードシェルです。冬季の登山やアイスクライミングに加えて、無雪期のトレッキングでも着用していただくことができるため、非常に汎用性に優れています。

シャルモパーカ

素材:表地 ドライテック2レイヤー(表 75Dアンチグリースポリエステルタフタ)、裏地 30Dポリエステルタフタ、中綿(身頃、袖) シンサレート
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ブラック、グリーン、オレンジ、ブルー

ここからは保温材が封入されたハードシェルジャケットとなります。こちらのアイテムは、防水透湿性に優れた素材の表地に、薄手ではありますが非常に保温力が高いシンサレートの中綿を全面に施しています。雪山で過ごす際に必要となると考えられる機能をバランスよく備えており、冬季の登山からスノースポーツ時の着用まで、ユーティリティーに活躍してくれます。

保温材入りのハードシェルとしては、最初の1着におすすめのアイテムです。

パウダーグライドパーカ

素材:表地 ウィンドストッパーファブリクス バイ ゴアテックス ラボ(防水仕様)(表 50Dアンチグリースポリエステル)、裏地 20Dバリスティックナイロンタフタ(帯電防止加工)、中綿 エクセロフト(ポリエステル)
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ブラック、ブルー、ライトグレー

次にご紹介するこちらは、スキーやスノーボードなどのスノースポーツ時において特に活躍してくれるハードシェルジャケットです。表地のウィンドストッパーファブリクスは防水仕様となっており、風の侵入をしっかりと防ぎ、身体とウェアの間にこもった汗の水蒸気を素早く外に逃がす高い防水透湿性を備えています。また、フードを含む前面に封入された中綿のエクセロフトは、多少濡れたとしても高い保温性を維持し、非常に暖かいです。

パウダーホップパーカ

素材:表地 ドライテック2レイヤー(表 75Dアンチグリースポリエステルタフタ)、裏地 30Dポリエステルタフタ、中綿 エクセロフト(ポリエステル)
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ブルー、ブラウン、ライトグレー

ハードシェルジャケットの最後にご紹介するこちらは、モンベルのアルパインウエアの中で、最も保温性に優れたモデルとなります。厳冬期のスノースポーツ時の着用にも十分対応可能な機能を有し、コストパフォーマンスの非常に高いハードシェルジャケットです。表地は、しなやかで快適な着心地かつ優れた防水透湿性を備えた独自素材を使用し、中綿にはフードも含めた全面にエクセロフトを用いています。

雪山登山の初心者の方には、ややオーバースペックとなるかもしれませんが、少しずつ厳しい環境下での登山へとレベルアップしていくことを考えてらっしゃる場合は、こちらのハードシェルジャケットが非常におすすめです。

モンベルのハードシェルパンツおすすめ5選

ここからは、ハードシェルパンツをご紹介していきます。こちらも保温材の入っていないタイプを3点、入っているタイプを2点選んでおります。ジャケット同様に全てのモデルで同タイプのレディースがございます。

アルパインパンツ

素材:ゴアテックスファブリクス3レイヤー(表 70Dアンチグリースバリスティックナイロンタフタ)、エッジガード 1260Dバリスティックナイロン
サイズ:S、M、L、XL、XXL、S-S、M-S、L-S、XL-S、XXL-S、S-L、M-L、L-L、XL-L
カラー:ブラック、グレー

はじめにご紹介ハードシェルパンツはその名の通り、雪山登山に適したアイテムとなります。全面に使用されたゴアテックスファブリクスは優れたストレッチ性と適度な保温性を備えた高強度な素材です。裾のジッパーを開閉することで裾幅が簡単に調節可能で、登山靴、スキーブーツなどを着用している際に非常に便利です。

標高3000mを超える冬山の縦走や、アイスクライミング、各種のスノースポーツすべてに対応可能なモデルです。

ライトアルパインパンツ

素材:ゴアテックスファブリクス3レイヤー(表 30Dアンチグリースバリスティックナイロン)、エッジガード 1260Dバリスティックナイロン
サイズ:S、M、L、XL、XXL、M-S、L-S、XL-S、XXL-S、S-L、M-L、L-L、XL-L
カラー:ブラック

次にご紹介するこちらのハードシェルパンツもその名の通り、先ほどのモデルより使用シーンがやや厳しくない環境を想定して作られております。もちろん機能は十分で、冬季登山から無雪期のトレッキング時まで対応してくれるため雪山登山初心者の方におすすめです。非常に軽量かつしなやかなゴアテックスファブリクスを使用しており、快適な履き心地です。

パウダートラック ビブ

素材:ゴアテックス ファブリクス3レイヤー(表 70Dアンチグリースバリスティックナイロンタフタ)、エッジガード 1260Dバリスティックナイロン
サイズ:S、M、L、XL、XXL、M-S、L-S、XL-S、XXL-S、S-L、M-L、L-L、XL-L
カラー:ブラック、ダークグレー

次にご紹介するこちらは、スキーやスノーボードなどのスノースポーツ時に着用し、胸の高さまで覆うデザインのビブです。スキーブーツなど大型のブーツに対応した裾幅で、非常に丈夫な素材のエッジガードも備えています。サスペンダーの長さは1ヵ所のバックルで容易に調節可能です。

3レイヤーのゴアテックスファブリクスで透湿性とストレッチ性に非常に優れており、雪山登山にも十分対応可能なハードシェルパンツです。

インシュレーテッド アルパインパンツ

素材:ゴアテックスファブリクス2レイヤー(表 70Dアンチグリースバリスティックナイロンタフタ)、エッジガード 1260Dバリスティックナイロン、裏地 20Dナイロンタフタ、中綿(尻・膝) シンサレート
サイズ:S、M、L、XL、XXL、M-S、L-S、XL-S、XXL-S、S-L、M-L、L-L、XL-L
カラー:ネイビー、ブラック

次にご紹介するのは保温材入りのハードシェルパンツです。雪面に接することの多いお尻と膝に薄手ではありますが保温力に優れたシンサレートを封入しています。表地はこちらもストレッチ性に優れた高強度素材のゴアテックスファブリクスを使用しています。もちろん裾のジッパーも備え、冬季の雪山登山からバックカントリースキーやスノーボードまで幅広く対応可能です。

パウダーグライドパンツ

素材:表 ウィンドストッパーファブリクス バイ ゴアテックス ラボ(表 70Dアンチグリースバリスティックナイロンタフタ)、エッジガード 1260Dバリスティックナイロン、裏地身頃 20Dナイロンタフタ、裏地尻・膝 15Dバリスティックエアライトナイロンリップストップ、中綿 ストレッチ エクセロフト(ポリエステル)
サイズ:S、M、L、XL、XXL、M-S、L-S、XL-S、XXL-S、S-L、M-L、L-L、XL-L
カラー:ブラック、ネイビー、ダークグレー

最後にご紹介するこちらは先ほどハードシェルジャケットでご紹介したパウダーグライドジャケットのパンツとなります。ジャケット同様、表地に防水仕様のウィンドストッパーファブリクス、中綿にストレッチエクセロフトを封入し、防水透湿性・保温性に優れたハードシェルパンツです。スキーやスノーボードなどの様々なスノースポーツでの着用に適しており、もちろん雪山登山にもおすすめです。

モンベルのハードシェルパンツの洗濯の注意点

優れた機能を有したモンベルのハードシェルパンツですが、機能を損なわずに長くお使いいただくためには、日常的なチェックとメンテナンスが必要となります。最後に洗濯やメンテナンスについて、注意点などを3つのポイントからご紹介していきます。

適切な洗濯方法と洗剤の選び方


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モンベルのハードシェルパンツをご自宅で選択する際には、必ず商品それぞれについている洗濯表示タグをご確認ください。同じハードシェルパンツでも使われている生地や素材によって選択方法が異なる場合があります。今回は注意点として記載されている内容を一部ご紹介します。

アイロンをかける際には、あて布を使用し、ファスナー、接着テープおよびマーク類へのアイロンがけは控えてください。洗濯時にはネットにファスナーを閉じた状態で入れていただき、中性洗剤を使用し、脱水機は使用しないでください。また、濡れた状態で長時間放置しないようにご注意ください。

ドライクリーニングの注意点


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次にモンベルのハードシェルパンツをドライクリーニングによってお手入れする際の注意点につてご紹介します。
ドライクリーニングとは、通常の洗濯のような水洗いではなく、油性の揮発性有機溶剤に洗剤を加えて、専用の洗濯機で衣類を洗う方法です。基本的にはクリーニング店にお願いすることをおすすめします。

ドライクリーニングのメリットとしては、油脂性の汚れである食用油やバターなどの油汚れ、皮脂、化粧品による汚れが落ちやすいという点が挙げられます。これに加えて、水を使わないため、型崩れの心配がなく、元々の風合いを維持できるということもあります。反対にデメリットとしては、水溶性の汚れである汗や手垢による汚れ、醤油・果汁・スープ・アルコールなどによる汚れを落とすのには不向きであることが挙げられます。

したがって、ドライクリーニングに出す前にこのような水溶性の汚れに関しては、薄めた中性洗剤などを用いて落としておくことが望ましいです。また、ドライクリーニング後に石油系有機溶剤の成分の残存により、少し匂いが残る可能性もまれですがあります。手元に返ってきた際には確認してから、保管することをおすすめします。

日常のケアと保管方法


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ハードシェルパンツの使用後、汚れが付着した状態で放置してしまうと、生地の劣化やせっかくの優れた機能の低下を招きます。基本的には拭き取れる汚れは拭き取り、きちんと乾燥した状態を維持してください。拭き取れないような汚れがある場合はもちろんですが、気がつかない汚れもありますので、定期的な洗濯は日常のケアの基本であると考えて正しい洗濯方法でこまめに洗濯していただきたいです。

保管方法についてご紹介していきます。スタッフバッグに入れたまま保管すると、水分が残り生地にダメージが加わる可能性があります。ハンガーにかけて車内や屋外倉庫などの高温多湿となる場所は避けて、直射日光が当たらず、風通しの良いところに保管してください。

また、乾燥材や防虫剤、消臭剤といった薬品が直接生地に触れることのないようにご注意ください。基本的には、落とせる汚れは落とし、清潔に保管することが大事です。

まとめ

モンベルのハードシェルウエアはどれをとってみても非常に高機能なアイテムばかりです。
ただ、種類も豊富で決められないという嬉しい悩みを抱えられる方もいらっしゃるかと思います。この記事がそんな皆様のハードシェルジャケット・パンツ選びのお役に立てれば幸いです。