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登山にも使える耐久性!ヒルバーグのおすすめテント15選【ソロからファミリーまで】

今回は大人気のテントブランドであるHilleberg(ヒルバーグ) the Tentmakerについてご紹介します。ヒルバーグの歴史や人気の理由、おすすめのテントなど、簡単にではありますがその魅力をお伝えしたいと思います。

ヒルバーグとは

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1971年にヒルバーグ社は設立されました。設立当初のヒルバーグ社の主要事業は、林業機器関連であり、あくまでテント製造は主要事業ではありませんでした。しかしながら、アウトドア愛好家であったBo Hillebergは、アウター(フライシート)とインナー(テント)を同時に張ることができるようなテントというアイディアを産み出し、妻の助けを得ながらテントの製造に着手しました。今日でも、Bo Hillebergは設計・開発を担当し、ヒルバーグは大人気のテントメーカーとして、多くのユーザーに愛されています。

ヒルバーグのテントの魅力

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魅力満載のヒルバーグのテントですが、3つの項目に分けてご紹介します。

耐久性が高い

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参照:Hilleberg公式

ヒルバーグのテントでは高い耐久性を保証するために、研究室内でのチェックに加えて、実際に使用してチェックを行っています。アウターテントの生地である Kerlon(ケルロン)は、引き裂き強度試験、防水性評価試験、耐光変色評価試験などのいくつもの基準をクリアして使用されています。アウターテントの生地は暴風雨をしのぐ機能が必要です。

一方、インナーテントの生地は通気性が高く、水の侵入は防ぎつつ、湿気は十分に排出します。また、フロアの生地は耐水性に優れているだけでなく、穴あきや摩擦に高い抵抗力があり、極寒地でも柔かさを保ちます。

設営が簡単

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参照:Hilleberg公式

すべてのヒルバーグ社のテントは、全てダブルウォール構造となっています。これは、通気性のある撥水生地のインナーテントを防水性のあるアウターテントに取り付ける構造で、インナーテントとアウターテントを同時に設営できるので、非常に素早く簡単に組み立てが可能です。もちろんインナーテントとアウターテントを分離して別々に使用することも可能です。

レーベル毎に様々な特徴

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参照:Hilleberg公式

ヒルバーグの各レーベル・カテゴリーでは、使用者の用途に対して最もバランスがとれ適したテントを選ぶために非常にわかりやすい分類となっています。テントを選ぶ際に、いつ(例 季節)、どこで(例 山、海岸など)、どのように、どれぐらいの使用頻度で、どのようなキャンプスタイルで使用したいかを考えます。そこでご自身のニーズを把握しテントを選びますが、ヒルバーグのテントはレーベル毎に明確な特徴があり、照合することによって適したテントが容易に抽出できます。

次に各レーベルの特徴と属しているモデルをご紹介します。

ブラックレーベル

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参照:Hilleberg公式

モデル:ソウロ、ケロン、サイタリス、スタイカ、タラ、ナマッジ、サイポ

ブラックレーベルのテントはオールシーズン、そしてどのような環境下でも安心してご使用いただけます。各レーベルの中でも特に多様性に優れたテントが属しています。また、シンプルかつ設営が容易で、四季を通してあらゆる状況でご使用いただけるため、あまりキャンプ経験のない方の普段使いのテントとしてもおすすめできます。

レッドレーベル

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参照:Hilleberg公式

モデル:カイタム、ナロ、アラック、ソウロ、ヤヌー、アクト、ウナ

ブラックレーベルほどのパフォーマンスは必要としないが、オールシーズン使用したい場合に適しています。強度よりも軽さを優先し、それほど過酷ではない環境での使用に適したモデルです。過酷な環境や厳しい状況下での長期に渡る活動には向いていませんが、一定レベルの嵐に耐える能力には秀でています。

イエローレーベル

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参照:Hilleberg公式

モデル:へラグス、ニアック、エナン、アナリス、アンヤン、ルーガン

最軽量であることに重点を置いており、やや暖かい季節に雪のない比較的安全なコンディションにおいて使用するのに適しています。インナーには大型のメッシュパネルが配されており、暑い環境で優れた換気性能を発揮するようにアウターテントも短めに作られています。このため寒い環境や冬季の使用には不向きです。

ブルーレーベル

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参照:Hilleberg公式

モデル:アトラス、アルタイ、スタロン

ブルーレーベルのテントはモデルそれぞれが特定の役割を持っており、特定の職務の遂行を最優先とする専門家向けの製品です。ポイントとしては、ヒルバーグ社のパフォーマンスの信条である、信頼性、適応性、使いやすさ、耐久性、快適さで、それらを意図したパフォーマンス・レンジに合うように最適化されています。

ヒルバーグのおすすめテント15選

ケロン3 GT

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ヒルバーグ(HILLEBERG)
¥297,000 (2024/03/29 22:02:18時点 Amazon調べ-詳細)

収容人数:3人
素材:Kerlon 1800
重量:最小重量/約4.1kg 総重量/約4.9kg
室内最大高:約105cm / 前室面積:約2.8 m² + 1.3m²/ 内部面積:約3.4 m²
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール(10φ)328cm×4、Yペグ(22本)、スタッフバック、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ(各1)

まずはじめにご紹介するのが、1981年に開発され、ヒルバーグ社を代表する商品と言っても過言ではないケロンです。ケロンテントはブラックレーベルのオールシーズンテントで、ヒルバーグ社全てのトンネル型テントの基本形と言われ、最もタフなモデルの1つです。ケロンは、その強度に反比例した重量と居住空間の広さ、様々な状況に対応したテントです。

今回ご紹介したケロンのGTバージョンでは、入り口部分が延長されて、前室を広くすることで、充分なギアストレージ/フリースペースを設けることができます。ケロンの外観は開発当初からほぼ変化しておらず、インナーテントの入口を垂直に、またウォールをほぼ垂直にして、可能な限り使用可能空間を広くする工夫がされています。ヒルバーグには多くのトンネルテントがありますが、全てケロンの遺伝子を引き継いでいます。

ケロンとは、スカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「素晴らしい」を意味します。

スタイカ

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参照:Hilleberg公式

収容人数:2人
素材:Kerlon 1800
重量:最小重量/約3.4kg 総重量/約4.0kg
収納サイズ:φ23×52cm
使用時サイズ:300cm×230cm
室内最大高:約105cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ10mm)387cm×3本、ペグ( Yペグ)×16本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

スタイカは、もともとカヌー旅行者のためにヒルバーグ社がデザインしたテントです。このため、スタイカには設営条件が難しい場所で、高い安定性を有した自立式テントである必要があったため、今日でも山岳登山家、極地の旅行者、スキー旅行者、自転車旅行者などから大きな支持を得ています。非常に設営が簡単ですが、頑丈で安定性は高く、広々としている一方で、軽量で携帯性の高いテントです。

スタイカとは、スカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「高い」または「尖っている」という意味です。

サイボ

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参照:Hilleberg公式

収容人数:3人
素材:Kerlon 1800
重量:最小重量/約4.6kg 総重量/約5.3kg
使用時サイズ:430cm×170cm
室内最大高:約115cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ10mm) 393cm×4本、ペグ( Yペグ)×24本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

サイボは、南極遠征チーム、高山地帯の登山家やスキー登山者のようなベースキャンプを長時間設営したままにしておかなければならない場合のテントとしてもよく使われます。 自立構造と簡単に設営できるデザインであるため、スキーやカヌーで旅する人や砂漠の旅行者といった厳しい環境での使用に適しています。また、この特徴は週末のオートキャンプや山でのんびりとした一週間をベースキャンプで過ごす休暇のようなキャンプスタイルでもおすすめできるテントです。

サイボとは、スカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「聖なる湖」を意味します。

サイタリス

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参照:Hilleberg公式

収容人数:4人
素材:Kerlon 1800
重量:最小重量/約5.6kg 総重量/約6.6kg
収納サイズ:φ26×60cm
使用時サイズ:525cm×220cm
室内最大高:約125cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ10mm)431cm×4本、287cm×1本、ペグ( Yペグ)×28本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアーポールセクション、リペアスリーブ

サイタリスは、先ほどご紹介したサイボと同様に、設営が非常に簡単な自立式テントであり、強度とスペース対重量比に優れた非常に幅広い用途を有するテントです。高山に登る登山家のベースキャンプ・テントからファミリーキャンプでのテントまで、多くのユーザーを満足させることができます。スキー・カヌー旅行者にも、広い室内に荷物を丸ごと収納できる前室は適しています。

サイタリス は、スウェーデンのサレ国立公園にある北極圏上の急峻なギザギザの山の名前であり、スカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「槍の形」を意味します。

アクト

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参照:Hilleberg公式

収容人数:1人
素材:Kerlon1200
重量:最小重量/約1.3kg 総重量/約1.7kg
収納サイズ:φ16.5×52cm
使用時サイズ:220cm×165cm フロア広さ 1.7m² 前室広さ 0.8m²
室内最大高:約90cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ9mm)293cm×1本、ペグ( Vペグ)×10本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

ここからはレッドレーベルの商品をご紹介します。アクトはまだ1人用テントが珍しかった1995年にダブルウォール構造の1人用テントとして発表されました。アクトは1人の人間が中で動き回るのに充分な居住空間があり、オールシーズン対応で前室があり、かつ軽量なテントです。

現在では、ハイカー、登山者、自転車やカヤック旅行者、バックパッカー、トレッカーなど多種多様なユーザーに広く愛されています。アクトは、スカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「単独」を意味します。

ウナ

unna
参照:Hilleberg公式

収容人数:1人
素材:Kerlon1200
重量:最小重量/約2kg 総重量/約2.2kg
収納サイズ:φ15×50cm
使用時サイズ:230cm×110cm フロア広さ 2.5m²
室内最大高:約100cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ9mm)、387cm×2本、ペグ( Vペグ)×12本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

ヒルバーグ社のテントの中で最もシンプルなソロテントであるウナは、自立型であり、岩場の岸辺、狭い尾根、密集した森林など、ほぼどのような環境下でも簡単に設営することができます。前室はありませんが、室内は1人とギアを収容するには十分な広さがあり、インナーテントのコーナーを取り外すことによって、仮の前室を作ることもできます。また、ドームデザインであるため積雪にも対応可能です。

ウナは、スカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「小さい」を意味します。

ヤヌー

収容人数:2人
素材:Kerlon1200
重量:最小重量/約2.7kg 総重量/約3.1kg
収納サイズ:φ20×52cm
使用時サイズ:230cm×310cm フロア広さ 3.3m² 前室広さ 1.2m²
室内最大高:約100cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:
アルミポール( φ9mm)368cm×2本、373cm×1本、ペグ( Vペグ)×15本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

ヤヌーはもともとアルパインクライミングや登山に用いるテントとして設計された超軽量の2人用ジオデジックテント(三角形の枠を組み合わせた軽量で剛性の高いドームテント)です。耐風性に優れ、自立式で居住空間として前室が広く、煙突効果によって換気も十分に可能です。コンパクトな設営面積であるため、岩盤の上などペグが打てない場所でも設営が簡単にでき、ルーフカバーのガイラインによりさらにテントの安定性を強化できます。

また、積雪抵抗力が高く、冬のキャンパー、ハンター、高所トレッカーに非常に人気となり、軽さと自立的な構造も相まって長距離バックパッカーとカヌー旅行者にも広く愛されています。ヤヌーは、ヒマラヤにある7710 m / 25,295フィート地点にある手ごわい山頂です。

アラック3

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ヒルバーグ(HILLEBERG)
¥253,000 (2024/03/29 22:02:19時点 Amazon調べ-詳細)

収容人数:3人
素材:Kerlon1200
重量:最小重量/約3.2kg 総重量/約3.7kg
収納サイズ:φ22×57cm
使用時サイズ:230cm×310cm フロア広さ 3.7m²
室内最大高:約110cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ9mm)406cm×3本、ペグ( Vペグ)14本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

アラックは強度よりも軽さを優先するユーザーに向けて、完全自立式のオールシーズン・ドームテントとして設計されました。非常にコンパクトな設営面積と自立型デザインは、岩場や砂などの厳しい設営条件に最適です。軽量であると同時に、3本のポールによるドーム構造は、最悪の天候状況を除けば、ベースキャンプとして十分使える強度を有しています。

アラックは、スカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「湖」を意味します。

ナロ4

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参照:Hilleberg公式

収容人数:4人
素材:Kerlon1200
重量:最小重量/約2.7kg 総重量/約3.0kg
収納サイズ:φ23×53cm
使用時サイズ:210cm×335cm
室内最大高:約115cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ9mm)368cm×1本、328cm×1本、ペグ( Vペグ)×16本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアーポールセクション、リペアスリーブ

ナロ4の際立った特徴は、頑丈で居住空間が広く、季節を問わない機能性を備えているにも関わらず、非常に軽量であることです。このため、自然を相手にする写真家、プロの登山家、ハンター、そして大量のギアを携行しなければならないような冒険家や長距離のハイカーから非常に愛されているモデルです。ナロは、スウェーデンのKebnekaise(ケブネカイセ)山脈にある山頂の名前です。

アナリス

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ヒルバーグ(HILLEBERG)
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収容人数:2人
素材:Kerlon1000
重量:最小重量/約1.2kg 総重量/約1.4kg
使用時サイズ:フロア面積 2.6m²
室内最大高:約105cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:ペグ(YペグUL)×12本、スタッフバッグ、ペグバッグ

イエローレーベルから最初にご紹介するテントがこちらです。アナリスは、最初期のヒルバーグモデルであるケブにインスパイアされた非常に軽くて通気性の良い2人用のリッジテントです。トレッキングポールを使用し設営する構造は、トレッキングポールを使うハイカーやバックパッカーや登山家に最適です。

前後2ヵ所に前室と入り口があり、アウターテントは一方または両方を完全にオープンにすることができるため、暑い季節でも非常に風通しがよく快適に使用することができます。また、アウターテントだけを使用し、スーパータープとして最小限のシェルターの役割を果たすこともできます。

アンヤン3 GT2.0

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ヒルバーグ(HILLEBERG)
¥191,400 (2024/03/29 22:02:20時点 Amazon調べ-詳細)

収容人数:3人
素材:Kerlon1000
重量:最小重量/約2.1kg 総重量/約2.4kg
使用時サイズ:410cm×160cm
室内最大高:約105cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール(φ9mm) 305×1本、260cm×2本、ペグ(YペグUL)×16本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

次にご紹介するこちらの商品は、イエローレーベルの3シーズンテントであるアンヤンのGTバージョンです。2017年にデザインが変更され、シングルオープンスリーブとスタンダードポールになり、より設営が簡単に可能となりました。GTバージョンは入り口部分を伸ばし前室をさらに大型化することにより、十分なギアストレージ、フリースペースができるため、ロングトリップや小さいお子様がいる家族におすすめしやすくなりました。

基本的には、暖かく雪のないコンディション(3シーズン)対応で、アウターテントが地面に届かないことも特徴の1つです。これに加えて、アウターテントの壁面のボトムにカテナリーパターンを組み込むことにより、十分な空気が流れる永続的な隙間ができ、非常に通気性に優れております。これに加えてインナーテントには全面メッシュのドア、リアウォールにも大きな三角形のメッシュベント、アウターテントのリアウォールを完全に巻き上げたり、前室を完全にロールバックすることもでき、暑い季節に最適な仕様となっております。

アンヤンは、スウェーデン北部の湖の名前です。

へラグス3

収容人数:3人
素材:Kerlon1000
重量:最小重量/約2.3kg 総重量/約2.6kg
収納サイズ:φ18×51cm
使用時サイズ:185cm×420cm フロア広さ 3.7m² 、前室広さ 1.3m²×2
室内最大高:約105cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ9mm)328cm×1本、285cm×2本、ペグ( YペグUL)×16本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

ヘラグスは、超軽量ながら、広々とした、快適なトンネルテントです。2つの前室は出入りを容易にし、制限された場所での設営にも役立つ上に、広いテント内空間をもたらします。通気性にも優れ、前面後面共にアウターテントを巻き上げて、メッシュパネルにして使用することもできます。

また、ご紹介したへラグス3の重量はへラグス2よりもわずかに200g重い程度であることも驚きの事実です。へラグスは、スウェーデンのHärjedalen北西部にある山で、イェムトランドとノルウェーの国境に近い山です。

アトラス

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参照:Hilleberg公式

収容人数:グループ
素材:Kerlon2000
重量:基本重量/約10.5kg
使用時サイズ:435cm×425cm フロア広さ 14.5m²
室内最大高:約200cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミポール( φ17mm)768cm×2、668×2、620cm×1、212cm×1(9mm)、ペグ( Yペグ)×20本

ここからはブルーレーベルのテントをご紹介します。あまりヒルバーグを知らなくてもご存知の方がいらっしゃるのではないかと言うぐらい大人気のテントがこちらのアトラスです。アトラスは完全にモジュラー型のテントで、非常に強度に優れ、比較的軽量かつ設営が簡単であるといった特徴があります。

元々は、極地科学者の可動型の研究基地として作られており、ベースキャンプ・テントが必要な登山探検隊など、様々なバックカントリーグループに広く愛用されています。アトラスは、インナーテントやフロアなしのシェルターとしても使用でき、必要に応じて様々なオプションはカスタマイズして使用することができます。また、専用の前室を追加したり、コネクターを使用し、複数のアトラスを連結することもできます。

アトラスは、ギリシア神話に出てくる地球を守る巨人がその名の由来で、北アフリカで最も有名な山脈の名称でもあります。

アルタイ UL

収容人数:グループ
素材:Kerlon1200
重量:基本重量/約4.3kg
収納サイズ:φ25×52cm
使用時サイズ:340cm×340cm フロア広さ 9.9m²
室内最大高:約200cm
カラー:レッド、グリーン、サンド
付属品:アルミセンターポール( φ19.5mm)186~214cm( 調節可能)×1本、アルミサイドポール( φ13mm)135cm×8本、ペグ( Yペグ)×16 本、スタッフバッグ、ポールバッグ、ペグバッグ

こちらもブルーレーベルのグループテントです。アルタイは、YURT(遊牧民が使用する移動式の住居)にインスパイアれて設計されました。アルタイは、オールシーズンに対応する大型かつ軽量なグループテントを必要とするユーザーに非常に多目的に使えておすすめのテントです。

今回ご紹介している、アルタイ UL はKerlon 1200で作られており、より軽量なバージョンです。一方、アルタイXPベーシックは、非常に堅牢で重厚なファブリックであるKerlon 2500を使用しており、より厳しい条件での使用に適しています。アルタイは、中央では人が完全に立ち上がれる高さがあり、サイドウォールの傍では座った状態の高さになっています。

インナーテントを使用すれば、室内では6人程度が寝ることが可能で、12人が輪を描くように座ることができます。アルタイは、ロシア、中国、モンゴル、カザフスタンが出会う中央アジアの山脈がその名の由来ですが、そこはyurtのデザインが始まった地域と言われています。

スタロンXL

stalon
参照:Hilleberg公式

収容人数:グループ
素材:Kerlon2000
重量:基本重量/約20.7kg
収納サイズ:φ25×52cm
使用時サイズ:950cm×450cm フロア広さ 39.5m²
室内最大高:約235cm
カラー:グリーン
付属品:アルミポール(φ17mm)720cm×5本、ペグ(Xペグ)×40本、スタッフバッグ(バックパックタイプ)、ポールバッグ、ペグバッグ、スペアポールセクション、リペアスリーブ

最後にご紹介するこちらのテントは、おすすめというよりも今回の記事でとにかくご紹介しておきたかった商品です。なんと言っても、非常に大きく、かつ丈夫なモジュラー型トンネルテントで、オールシーズン、あらゆる条件で使用可能です。その一方で、天候がよければ1人で設営することができるほど設営が簡単な点も驚きです。

アドベンチャーアウトフィッター達のための教室、捜索救助チームのための医療ステーション、指令センター、ブリーフィングルーム、大規模なグループの野外宿舎としても利用されています。オプションのスタンダード・インナーテントを使用すれば、最大で14人が横になることができます。スタロンは、スカンジナビアの先住民であるサーミ人の神話に出てくる「スターロ(巨人のレース)」という言葉に由来しています。

まとめ

知れば知るほどそのこだわりの深さや信頼できるスペックに感銘を受けるヒルバーグのテント。ヒルバーグのテントの素材、デザインや形状、設営方法、値段設定などの全てにきちんとした理由がある。今回の記事を読んでいただいた皆様に少しでもヒルバーグのテントの素晴らしさが伝わることを願っています。

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