必要?使い方は?フィッシュピックのおすすめ5選【上級釣り人必須アイテム!】
アイキャッチ画像参照:ベルモント
「釣ってきた魚を持ち帰ったらグッタリと鮮度が落ちてしまった」ということを防ぐために便利なアイテムがフィッシュピック。
釣った魚をその場で締めることで、旨み成分や鮮度を落とさずに美味しい状態をキープできる優れものなんです。
今回は、フィッシュピックが必要な理由や使い方、おすすめのフィッシュピックについて徹底解説していきます。
フィッシュピックとは
フィッシュピックとは、釣った魚をすぐに脳天締め(神経締め)して鮮度を保つための道具のこと。
アイスピックのように先端が鋭利なので、魚を締めるのはもちろん、氷や塊状のエサを砕くのにも最適です。
持ち運びに便利なサイズで、清潔感が保ちやすいステンレス製の本体と、握りやすいハンドル部分に分かれているのが特徴的。
特にT字ハンドルが付いたタイプは安定して力を込めることができるため、大型魚や骨が硬い魚を締めるときに便利です。
フィッシュピックはなぜ必要か
フィッシュピックは、魚の鮮度と味を保つために必要です。
釣り上げた魚がストレスを感じたり暴れたりすると、ATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれる成分が大量に消費されてしまい、旨みや鮮度が落ちる原因となってしまいます。
釣り上げてすぐに締めることでATPを豊富に残し、鮮度が良い状態で魚を保管することができるようになります。
さらに、脳天締め(神経締め)したあとの魚は暴れないので、打ち身による傷みも最小限に抑えることができますよ。
フィッシュピックの使い方について
フィッシュピックの使い方は大きく次の3ステップに分けられます。
- 魚の目の間(もしくは側頭部)にフィッシュピックを差込み、脳天締めをする
- ピックで開けた穴からワイヤーを通して神経締めをする
- ワイヤーを往復させて脊髄を破壊する
魚の種類によっては目の間ではなく、側頭部(エラと目の延長線上)にフィッシュピックを差し込みが必要です。
脳天締めの際は、背骨の真ん中に当たるまでしっかりとねじ込み、上下左右に動かしてワイヤーを通す穴を開けます。
穴からワイヤーを通すときには、触れると魚が反応する箇所(神経)を探してしっかりと締めましょう。
もしこの方法で神経締めが難しい場合は、尻尾側から神経締めをする方法もあります。
- 魚の目の間にフィッシュピックを差込み、脳天締めをする
- エラとエラ裏の膜を切り、血抜きをする
- 尻尾を切り落とし、背骨の断面から脊髄に沿ってワイヤーを通して神経締めをする
尻尾からの神経締めは、中型~大型魚の締めにも向いています。
フィッシュピックのおすすめ5選
フィッシュピックといえば必ず名前が挙がるほど愛用者が多い「ダイワ」のアイテムから、大型魚用のフィッシュピックまで、おすすめのフィッシュピック5選をご紹介します。
【ダイワ(DAIWA)】 フィッシュピック 85
サイズ:220㎜ (収納時)125㎜
素材:ステンレス鋼
カラー:ブルー・ネイビー
太軸・四面カットで刺さりやすく、魚を締めやすいコンパクトな定番フィッシュピック。
セーフティロック付きで、ポケットサイズに折り畳んで収納できるのも嬉しいポイントです。
【ダイワ(DAIWA)】 フィッシュピックライト
サイズ:約15㎝
素材:ステンレス鋼
カラー:ブルー・レッド
握りこみやすいT字グリップ付きで、骨が硬い魚も楽に締められるフィッシュピック。
ネジ回し式でしっかりと刃先をカバーすることができるため、持ち運びも安心です。
【ベルモント(Belmont)】FISH PICK一撃
サイズ:ピック収納時:約135×16㎜、ピック本体:約128×4.5㎜、有効ピック長:約109㎜
素材:アルミニウム合金、ピック:ステンレス(金メッキ)
カラー:ブラック・ブルー・レッド
長さがあるT字グリップにピックを固定することで、濡れた手でも滑りにくく扱いやすいフィッシュピック。
安定したグリップ感で、大型魚でも締めやすいことが特徴です。
【タカ産業】MINI神経絞&エアー抜き
サイズ:使用時18.5cm 仕舞時11cm
カラー:グレー
注射器状になった太めの針先で、神経締めはもちろん鯛や根魚などのエア抜きにも使えるフィッシュピック。
使用後は分解して持ち手部分に針をしまうことができるので安全です。
【舞網工房】大物 〆ピック 神経締め 矢長 150mm
サイズ:約150mm
素材:ステンレス鋼
マグロやカンパチ、大型青魚を締めるならこちらのフィッシュピックがおすすめ!
強度があり、握りこみやすいT字グリップ付きのフィッシュピックで大物の締めも楽にできますよ。
まとめ
値段も手ごろで釣った魚の鮮度が保てるフィッシュピックは、釣りをもっと楽しむための必須アイテムです。
先端が鋭利なフィッシュピックの使用には危険が伴いますので、濡れた手で使用したときや魚が暴れたときにもしっかりと握りこめるアイテムを選びましょう。
すぐに締めた魚の美味しさと鮮度の違いに、きっと驚くはずです。