キャンプで揚げ物をする際の正しい油処理方法をご紹介!料理や調理器具もご紹介!
キャンプの醍醐味のひとつといえば、普段と違った場所で楽しむ料理です。
外だからこそ作ってみたい料理、お酒やアウトドアと相性抜群の料理などさまざまにありますが、中でも作る過程も盛り上がるのが揚げ物です。
しかし、揚げ物といえば自宅でも火や油に注意して行う必要があり、アウトドアの場合は油の処理についても気を配らなければなりません。
今回はキャンプ時の油の処理方法から揚げ物に便利な調理器具、おすすめ料理を解説します。
キャンプでの正しい油処理について
キャンプ時には、料理の使用した油は正しく処理しなければなりません。代表的な処理方法を3つ紹介します。
凝固剤を使う
油処理用の凝固剤を使うと、油が寒天のように固まって処分しやくなります。固めた油を袋に入れて持ち帰ったり、適切なゴミ袋に入れてその場で処分しましょう。
凝固剤を使う場合、油の温度が低すぎると凝固しない製品も多いため、製品に記載された温度のうちに使用して固めてください。
吸着マットを使う
油を吸い取ってくれる吸着マットを使用すれば、鍋やフライパンに残した油を手軽に処理できます。
ロール式のものや綿のようになっているものまで種類もさまざまあるため、自身にとって持ち運びやすいものを選びましょう。
燃やす
少量の油が残っているのであれば、燃焼させてしまうのも一つの方法です。焚き火に注ぐなどすれば、火力を強める手助けにもなります。
ただし、火に油を注ぐ行為は大変危険であるため、周囲の安全を確保した上で少量ずつ慎重に作業してください。
キャンプの油処理アイテムおすすめ4選
固めるテンプル
内容量 : 18g×10包入り
商品形状:粉末
1包あたりで固められる油:600ml
温かい油に入れるだけで、最大600ml近くの油を固めてくれる便利アイテムです。キャンプで多量の油を使った場合でも、1包持っていれば手軽に処分を進められます。
トーヨ 油吸取袋
内容量:2袋
1袋あたりで固められる油:500ml
冷めた油をこの袋の中に入れると、中に入っている吸取袋が油を吸い取ってくれます。使用後は幅も取らないよう小さくまとめられて、手軽に処分できるようになるためおすすめです。
冷めている油を処分する場合であれば、流し入れるだけで完結するため便利なアイテムです。
吸わせてポイ
内容量:6袋
1袋あたりで固められる油:600ml
冷ました油を袋に入れることで、内部の吸収剤が油を吸ってくれます。キャンプで調理と食事を終えたタイミングでは油が冷めていることも多いため、こうした製品を1包持っていれば油を流すだけで手軽に処分できます。
処分後は中身の袋ごと燃えるゴミで捨てられるため便利です。
吸いとるんです
内容量:20個入
1個あたりで固められる油:130ml
1個あたりで固まられる油の量は少量ですが、パックを鍋やメスティンに入れるだけで中に入っている油を吸い取ってくれる優れものです。少量の油を使った調理の片付けなどでは重宝します。
吸い取り終わった袋は燃えるゴミとして手軽に処分できるため、後片付けの手間も感じられません。
キャンプの揚げ物に便利な調理器具おすすめ3選
d+ メスティン (3合サイズ / 6点セット)
カラー:ブラック、グレージュ
材質:アルミニウム
重量:442g
直火に強い性質で、揚げ物はもちろんご飯を焼く、炒める・焼くなどさまざまな用途で活用できる万能な調理器具です。Lサイズであればご飯も3合炊き、揚げ物も一気にたくさん調理できるため、大人数でのアウトドアには持っていきたい一品になります。
テフロンより強力なマーブル加工で焦げ付きにくく、調理後の掃除をしやすいのも特徴です。
K-UNING トング ステンレス
カラー:原木色
材質;ステンレス
揚げ物の調理であると便利なのがトングです。箸を使うよりも揚げ物を掴みやすく、鍋から安全に取り出すことができます。
このトングはストッパー付きの万能型トングとなっており、ロックしておけば細く持ち運びやすくなるのが特徴です。上部のリングはロックはもちろん、どこかに引っ掛けて活用できるのも便利です。
MiliCamp メスティンぴったりザル
材質:ステンレス
重量:128g
寸法:長さ16cm × 幅11.5cm × 高さ6.5cm
対応するサイズのメスティンを用意すれば、すっぽりと中に収まるザルになります。このザルを入れた状態で揚げ物を行えば、取り出すときはザルを持ち上げるだけでよいため大変便利です。
大きなサイズの揚げ物はもちろん、フライドポテトのような細々した揚げ物まで楽々取り出せるためおすすめです。
キャンプの揚げ物料理おすすめ3選
鶏もも肉の唐揚げ
参照:クックパッド
【材料】
鶏モモ肉:2枚(500g程度)
片栗粉、薄力粉:適量
生姜チューブ:7cm前後
にんにくチューブ:4cm前後
醤油:大さじ2
鶏がらスープの素:小さじ2
酒:大さじ2
【作り方】
①フォークで鶏もも肉全体に穴をあけ、切り込みを入れて味を染み込みやすくする
②適度な大きさに切り分けて、調味料を入れて30分近くつけ込む
③片栗粉→薄力粉の順に衣を纏わせる
④170℃〜180℃の油で約2分揚げる
揚げ物の定番メニューでもある唐揚げは、調味液に肉を漬け込んで衣をまとわせるだけで手軽に調理できます。現地で仕込むのはもちろん、事前に仕込んでからキャンプに持ち込めば油を熱してすぐ調理できるのが特徴です。
皮付きフライドポテト
参照:クックパッド
【材料】
じゃがいも:2個
オリーブオイル:150cc
にんにく:2片
鷹の爪:1本
ローズマリー:2本
塩:少々
【作り方】
①よく洗ったじゃがいもの食べやすい大きさに皮ごとカットする
②にんにくを潰して、鷹の爪とともにオリーブオイルで炒める
③にんにくがきつね色になったら取り出して、じゃがいもとローズマリーを入れて弱火で火入れする
④じゃがいもにきつね色の焦げ目がついたら塩を振って完成
大勢のキャンプでも手軽につまめるのがフライドポテトです。皮付きのポテトは食感もより楽しくなるため、アウトドアのメニューとしてもおすすめです。
ダッチオーブンで鶏の半身揚げ
参照:クックパッド
【材料】
丸鶏:一羽
塩・黒胡椒:適量
サラダ油:適量
小麦粉(薄力粉):適量
【作り方】
①丸鶏を半身に切り分けてよく洗う
②水気をとったら塩・黒胡椒を振りしばらく寝かせる
③ダッチオーブンの底から2cm程度の高さまでサラダ油を入れて加熱
④温度が180℃程度まで上がったら、皮を下にして半身を入れて蓋を閉める
⑤10分後にひっくり返して、今度は蓋をせず再度10分揚げる
調理器具「ダッチオーブン」を活用した丸鶏の揚げ料理です。半身に切った鶏を揚げるのはビジュアル的にも豪快で、仲間内でキャンプをする際にも非常に楽しめる料理になるでしょう。
まとめ
キャンプ時の正しい油処理方法やおすすめの揚げ物調理器具、料理を紹介しました。
キャンプだからこそ、普段家ではできないような豪快な揚げ物を作ってみたいと考える方は多いです。
揚げ物料理は仲間や家族でのキャンプをより一層魅力的なものにしてくれるでしょう。油や火の使い方には十分に気をつけて、ゴミを残さない楽しいキャンプにしてください。