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シュラスコ

BBQでブラジル料理「シュラスコ」を味わう!【必要な道具から作り方までの手引き】

シュラスコはブラジル発祥の肉料理です。最近では日本でも知名度が広がり、BBQなどで作ったことのある方もいるでしょう。

今回はそんなシュラスコについて、美味しくなる焼き方やレシピ、あると便利な道具などお話しします。ひと手間加えるだけでグッと美味しくなるポイントも紹介するので、BBQの予定がある方はぜひ見てみてくださいね。

「シュラスコ」って何?

シュラスコは中南米発祥のブラジル料理です。意味はポルトガル語で「BBQ(バーベキュー)」を表します。日本では野外で作るイメージがありますが、本場ブラジルでは食卓によく並ぶ馴染みのある家庭料理です。

日本での知名度も広がり、現在はBBQシーンなどで人気上昇中のシュラスコ。美味しくいただける専用の道具もあるので、シュラスコを作ってみたい方はぜひチェックしてみてください。

必要な道具

シュラスコを作る時に揃えておきたい道具を紹介します。

①スキュアーorミートフォーク

シュラスコ
参照:Amazon

スキュアーは肉を刺す串です。シュラスコ用の串は断面が平らやV字になっており、食材がひっくり返らない造りになっています。

ミートフォークは通常のフォークと違い、多くの食材を刺せます。二又やみつ又でしっかり肉をホールドする形状が多く、切り分ける時にも便利です。

②シュラスコボード

 

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多くのシュラスコボードは若干の傾斜と溝があり、肉汁や油などがこぼれない構造になっています。デザイン重視なら抗菌仕様の木製ボードがおすすめ。
コスパ重視なら安価なプラスチック製ボードの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

③トング&ナイフ

 

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トングは焼いている食材を取ったりひっくり返したりする、BBQ必須アイテムです。加えてナイフも食材を調理するのに必要ですね。
アウトドアナイフは薪割り用調理用とどちらにも使えるナイフがあります。用途に合ったナイフを使いましょう。

シュラスコ専用のトング・ナイフもあるので、こだわりたい方はぜひチェックしてみてください。

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④BBQコンロ&炭

キャンプなど野外で焼き料理をするなら、BBQコンロと燃料となる炭は忘れずに用意しましょう。シュラスコを作る場合は炭火による安定した火力が出ればOK。
「どのコンロが良い」ということはないので、好みのコンロでBBQを楽しみましょう。

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必要な基本食材

シュラスコに必要なお肉、調味料などの食材を準備しましょう。調味料は焼き肉のタレなどでも良いですが、ここでは本格シュラスコを味わえるおすすめのお肉と調味料を紹介します。

①牛の塊肉

 

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本格的なシュラスコを食べるなら「イチボ」の塊肉を用意しましょう。イチボとは「ピッカーニャ」とも呼ばれる、牛のお尻先端に位置する赤身肉を指します。
牛1頭にとれる量が少ない希少部位で、上質な旨味と柔らかさがあります。

鶏肉や豚肉でもシュラスコはできますが、やはり本場のシュラスコを味わうならイチボ肉がおすすめです。

②岩塩などの調味料

 

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シュラスコは加熱直前に塩コショウを振って食べると美味しいですが、岩塩を使うともっと美味しく仕上げられます。
本場ブラジルでも岩塩を使った味付けは大人気。岩塩を使ってシュラスコをさらに美味しく頂きましょう。

③「モーリョ」等のシュラスコ用ソース

 

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市販の焼き肉のタレでも良いのですが、モーリョなど専用のソースがあればどんな油っこい肉料理もさっぱり美味しく頂けます。
ピーマンやパプリカ、トマトなどが入っているので料理を色鮮やかにするおしゃれ効果もあります。シュラスコとの抜群は相性で他の肉料理はもちろん、魚料理にも合う人気のソースです。

モーリョのレシピ

シュラスコ
参照:クックパッド

【材料】
玉ねぎ 1/2個
トマト 1個
ピーマン 1個
パプリカ赤 1/2個
パプリカ黄 1/2個
白ワインビネガー 50cc
オリーブオイル 100cc
醤油みりん 大さじ1
塩こしょう 少々

出典:クックパッド

モーリョの簡単な作り方を紹介します。まずは玉ねぎをみじん切りにして水にさらし、他の野菜もみじん切りにしましょう。
さらしていた玉ねぎとみじん切りにした野菜をまとめ、白ワインビネガー・醤油・オリーブオイルを入れて混ぜます。最後に塩コショウで味付けして完成です。

シュラスコの作り方の基本

シュラスコを作る簡単な流れを説明します。

①下ごしらえ&準備

 

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まずはコンロ・炭をセットして火を起こしましょう。ナイフやスキュアー、食材と調味料も忘れずに。焼く前の下味としてお肉に岩塩を擦り込んでおくとより美味しく仕上がります。

②串やフォークに刺す

 

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早速お肉を串に刺しましょう。100円均一に売っている串でもいいのですが、円状の串の場合だと持ち上げた際に食材がクルッとひっくり返ってしまうことも。シュラスコ用の串、スキュアーなどはV字や平らになっていて、ひっくり返りません。食材を固定したい場合はスキュアーを使いましょう。

ピッカーニャ、イチボを刺す場合は、内側に丸めるとスムーズに刺さります。

③じっくり焼く

 

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お待ちかねの焼き調理です。焼く前に塩コショウを振って好みの味付けにしても良いですね。できるだけ均等な火力になるよう炭の位置を調整し、焦がさないよう遠火でじっくり焼きましょう。

④切り落とし&味付け

 

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お肉の焼きあがったところをカットしてお皿に盛りつけます。岩塩や塩コショウで下味が付いていますが、モーリョなど専用のソースがあるとさらに美味しく頂けます。

ワインビネガーを使ったソースや、酢の入ったさっぱりテイストのモーリョなど種類もさまざまあるので、いろんなソースで食べるのも楽しいですよ。

シュラスコを作るときの2つのポイント

シュラスコを上手に作るためのポイントを紹介します。

①強い火にあまり当てない

 

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炭はガスコンロと違い火力を均等にするのが難しく、位置によって火力が強かったり弱かったりします。すると他の部分が焼けていないのに、一部だけ火が強いと焦がす原因になることも。
できるだけ火力が均等になるよう、火ばさみなどで炭の位置を整え、やや遠火でじっくり焼きましょう。

②肉の繊維と垂直に串刺し&カット

 

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焼き方以外にもシュラスコを美味しく頂くポイントがあります。それはお肉を切る方向です。お肉にはそれぞれ白い繊維や筋があります。この繊維に対し垂直に切ることで、お肉本来の柔らかさが保たれたまま美味しく頂けるという訳です。

適当に切ってしまうと、繊維が残り噛み切りにくかったり歯に挟まったりします。そうならないよう、切る前は繊維の向きを見てから切り分けましょう。

まとめ

 

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今回はブラジル発祥の料理シュラスコについてお話ししました。シュラスコはキャンプやBBQで作るととても盛り上がる人気のお肉料理です。鶏肉や豚肉でも美味しいですが、イチボやピッカーニャで作るシュラスコは絶品です。

もし作る機会があったら、この記事で紹介した下ごしらえや焼き方、切り方を実践して美味しいシュラスコ料理を作ってみてください。