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バックカントリー

バックカントリーを始めるならこれを読め!基礎知識から専用装備、計画の立て方まで徹底解説

アイキャッチ画像出典:Unsplash

スキー上級者が憧れのバックカントリーは、爽快感があって魅力的ですが、危険性を理解しなければ、事故を引き起こすかもしれません。

そのためバックカントリーに挑戦したい人は、滑走技術を身につけた上で、綿密な計画を立てる必要があります。

では、バックカントリーとはどのようなスポーツか、始める前の滑走技術と事前知識、専用装備、スキル向上、計画の立て方を紹介します。

バックカントリーとは?

スキー上級者の中には、バックカントリーに挑戦してみたい人が多いです。

しかし危険性の高いバックカントリーは、技術を身に付けておかないと、大きな事故に繋がるかもしれません。
では、バックカントリーとはどのようなものか紹介します。

  1. ゲレンデのように整備されていない雪山を滑ること
  2. バックカントリーの危険性も理解しよう

ゲレンデのように整備されていない雪山を滑ること

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参照:Unsplash

バックカントリーとは、ゲレンデのように整備していない山で滑ることを指します。
そのため自分の力で頂上まで登って滑るバックカントリーは、スキー場だと味わえない体験ができるため、上級者に人気です。

また雪山には、ゲレンデを整備する圧雪車が走行していないで、パウダースノーを楽しめます。

バックカントリーの危険性も理解しよう

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自然の地形を滑るバックカントリーは、人間が手入れしていないので、危険が伴います。
雪が降り積もった登山道は、道標や目印が埋もれており、自分の位置がわからなくなってしまい、迷子になるかもしれません。

また冷え込んでアイスバーンになった雪の斜面は、滑りやすく、事故が発生するかもしれません。

バックカントリーを始める前に

バックカントリーは、高い技術と知識の習得が必要不可欠です。
では、始める前に知っておくべき滑走技術と事前知識を紹介します。

  1. バックカントリーに出ることができる滑走技術
  2. 安全性に関する事前知識の習得

バックカントリーに出ることができる滑走技術

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体力と技術力が求められるバックカントリーは、自分自身の能力を知るところから始めます。

バックカントリーでは、雪山の斜面を1時間以上も歩き続ける体力や、新雪に足を取られるような過酷な環境でも滑れるのかといった能力が必要です。
バックカントリーに挑戦する前は、自分の可不可を判別してください。

安全性に関する事前知識の習得

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バックカントリーに挑戦する際は、安全性に関する事前知識の習得が必要不可欠です。
特に雪山で最も高いリスクは、雪崩の発生です。
スキーヤーは、天気や気温、雪の積もり方を調査し、雪崩の発生リスクの管理をしてください。

バックカントリーには専用装備が必要

バックカントリーは、通常のスキーの道具に加え、専用装備品も整える必要があります。
では、下記の装備品リストを紹介します。

  1. ポール
  2. シール
  3. ショベル
  4. エアバッグ
  5. プローブ
  6. ビーコン

ポール

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ポールは、滑りのパフォーマンスに大きく影響する重要なアイテムです。
ポールの中には、長さ調節機能を搭載する商品も多いです。

またポールは、形状と素材により握った感覚が異なるので、手に馴染むものを選んでください。

シール

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スキーのソールに装着するシールは、雪山を登る際、必須のアイテムです。
シールの種類は、粘着製の高いグルーと、吸着効果で張り付くシリコンがあります。

長さや素材で使いやすさが異なるシールは、自分に合った物を選んでください。

ショベル

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ショベルは、雪の層のチェックや雪洞穴を掘る場合といった幅広い場面で活用できます。

特にシャフト部分とブレード部分を分解できるショベルは、バックパックのスペースを大きく取りません。
またショベルは、ブレードの形の種類が豊富で、素材により重量が変わります。

エアバッグ

 

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エアバッグは、バックパック内に内蔵することで、雪崩に遭っても、浮力を得て、埋没位置が浅くなります。
価格とサイズは、メーカーによりバラつきがありますが、安全確保に必要なアイテムです。

プローブ

 

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雪に刺して使用するプローブは、雪崩に遭った際、埋没者の位置を調べられます。
折りたたみ時は、20cm程度とコンパクトですが、使用時になると、3m前後の長さまで調節できます。

ビーコン

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雪崩で埋没した人の位置確認ができるビーコンは、生存確率を上げる重要なアイテムです。
ビーコンの種類は、ガイドが使用する多機能な物から、一般スキーヤーが扱いやすい物まで幅広く取り揃えています。

またビーコンの所持は、捜索される人だけでなく、捜索する人の位置を知らせるためにも必要です。

まずはバックカントリーツアーに参加してスキル向上を

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バックカントリー初心者は、ツアーに参加してスキル向上をする必要があります。
バックカントリーツアーでは、道具の使い方や天候の読み方、滑走するコースの選び方といったことを勉強します。

またバックカントリーに挑戦する際は、トラブル対処や最低限のルールも学び、安全に配慮した滑走能力が必要です。
ただし初心者は、ガイドの言う通り動くだけだと、覚えきれません。

ツアー参加中は、ガイドの言動を観察し、考えながら行動すると、バックカントリーに挑める知識と経験が養われます。

バックカントリーの計画の立て方

バックカントリーは、綿密に計画を立てなければなりません。
では、バックカントリーの計画の立て方を紹介します。

  1. 雪山とコースの選定
  2. 天候の確認
  3. 服装や装備の確認
  4. 緊急時の連絡手段や連絡先

雪山とコースの選定

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バックカントリーは、安全な雪山とコースの選定が不可欠です。
コースの選定は、地図やガイドブックで確認し、ツアー会社や山岳ガイドに問い合わせた上で、決定します。

またコース選定後は、一度下見に訪れ、雪崩の危険性や雪の状況を確認してください。

天候の確認

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バックカントリーの当日の天気は、気象庁のホームページで、気温や日照、降水といったデータを分析します。

また気象庁は過去の気象データを掲載しており、同時期と比較し、注意すべき場所や時間帯を確認してください。

服装や装備の確認

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使用する装備は、スキルと体力レベルを考慮し、専門店で自分自身に合った物を選びます。
バックカントリーに挑戦する際は、使いやすい装備を購入するようにしてください。

緊急時の連絡手段や連絡先

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出発前は、万が一の事故が発生した場合に備えて、緊急連絡先と連絡手段を決めておきます。
連絡相手は、家族や友人などすぐに連絡が取れる人を選んでください。

まとめ

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バックカントリーは、危険性を理解し、技術と装備、知識を身につける必要があります。
計画の立て方は、コースを選定し、下見した上で、当日の天気や気温を分析してください。

初心者向けのツアーは、コース選定方法やトラブルの対処法といった知識を学べます。
バックカントリーは、自然の地形を滑走すると爽快なので、ぜひ技術を身につけて挑戦してみてはいかがでしょうか。

 
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