パラコード

パラコードストラップ入門|編み方から活用法まで徹底解説!

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パラコードは、軽くて丈夫なナイロン製のロープです。その強靭さから、アウトドアや災害時の備えとして役立つアイテムです。しかし、パラコードの魅力はそれだけではありません。豊富なカラーバリエーションと多様な活用法によって、ファッションアイテムとしても人気です。今回はパラコードの奥深い魅力と活用法、初心者でも簡単に作れるストラップの編み方を解説いたします。

パラコードとは

パラコードの語源は「パラシュートコード」の略でパラシュートの吊り下げ紐として使われていました。その強度と耐久性の高さからいざというときの備えや、アウトドアではテントの設営などに使われています。荷物をまとめて固定するときやランプの吊り下げに利用するなど、汎用性の高いロープと知られています。

パラコードの魅力

パラコードストラップ

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一般的な550パラコードは、約250kgの重さに耐えられるほどの強度があります。カビや摩擦にも強く、水に濡れてもすぐ乾きアウトドアでは頼もしいアイテムです。

そして、分解しても使えるのがパラコードの魅力のひとつ。内部に芯があり個別に使えます。内芯は釣り糸や罠の仕掛けなどにも活かせます。分解してデンタルフロスや縫い糸としても使えます。

アウトドアの用途として、テントやタープの設営に使われるガイロープや物干しのロープ、ハンモックやランプを吊るす紐、ペグに付ければ見つけやすくなります。汎用性の高いパラコードは、あればあるほど安心できるアイテムと言えそうです。

また、アウトドアだけではなくレスキュー用としても使われています。コードを編み込んで使えば、ストラップやブレスレット、キーホルダー、カメラを首から下げるストラップなど、おしゃれアイテムとしても活躍します。

パラコードの種類

パラコードストラップ

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パラコードは、強度のあるナイロン、ポリプロピレン、ポリエステルの3種類があります。素材によって特徴が異なり、用途に合った素材を選ぶと最大限に生かすことができます。

アウトドアで使うなら、ナイロン製がおすすめ。強度があり、耐久性と衝撃を吸収する伸縮性にも優れています。テントやタープの設営のガイロープ、クライミングのロープとして適しています。

ポリプロピレンは軽量で水に浮く性質があります。安価で手に入りやすく、水辺のシーンでの利用におすすめ。3種類のなかでは、強度が低く紫外線に弱いので注意が必要です。
ポリエステルは、紫外線耐性にも優れ、普段身に付けるブレスレットなどのアクセサリーやキーホルダー、ストラップなどに適しています。

ストラップにして用途を広げよう

パラコードは、アウトドアの利用だけではありません。日常使いのファッションアイテムとして活躍します。お気に入りのカラーを選んでオリジナルのストラップやキーホルダーを作ったり、バッグのアクセントとして利用したりと、活用方法は無限大です。ここではパラコードの活用例と、製作に必要な道具を紹介します。

パラコードストラップの使い道

パラコードストラップ

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パラコードストラップの使い道としては、スマホやカメラのストラップのアクセサリーにすれば落下防止だけではなくファッションのアイテムにもなります。また、数多い鍵をまとめてキーホルダーとしても使えば、オリジナルのアイテムを楽しむことも。

パラコードは、太陽光や照明の光を蓄えて発光する畜光タイプと、車のライトなどの光に反射して光る反射タイプがあります。これらを防災ホイッスルや懐中電灯につけておけば、暗闇の中でも簡単に見つけ出し、非常時に役立ちます。

パラコードストラップを作る時の道具

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パラコードによるストラップは自宅にある簡単な道具で作ることができます。基本の道具はハサミとライター(ガストーチ)です。このほかに、好みのデザインにより、アクセサリーパーツが必要になります。

  • 用意する道具
    ・パラコード
    ・ハサミ
    ・ライター(ガストーチ)
    ・ナスカン・キーリングなど(アクセサリーパーツ)

ナスカンとキーリングはキーホルダーを作る時に用意します。作りたいものに合わせたパーツを準備してください。

パラコードのキホンの編み方

編み方はさまざまな種類がありますが、ここでは、基本的なコブラステッチ(平編み)とスネークノット(つゆ結び)を紹介します。

コブラステッチ

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コブラステッチの特徴は、平たい四角い模様でブレスレットやキーホルダーなどに使われます。

  1. コードに金具を通し、中央の2本のコードを軸にします。
  2. 編みコードを2本を使って、左右交互に軸に巻きつけるように結んでいきます。
  3. 編み終わったら、コードをカットしてライターを使い焼き止めをします。

スネークノット

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スネークノットはその名の通り蛇のような模様なので、このような名前になりました。

  1. 2本のコードを重ねて軸を作り、一方のコードで輪を作ります。
  2. もう一方のコードを、軸の下をくぐらせて輪にします。
  3. 左右交互に編み続けます。

ビーズや金具を使ったアレンジ

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ストラップを編んでいる途中にビーズを入れて編み込めばアクセントとしてアレンジができます。「ランヤードビーズ」を使う編みこみは、最後に通し、結ぶだけでとてもおしゃれに仕上がります。ランヤードビーズは金属製や木製の物があります。

ナスカンに取り付けてキーホルダーとしても、ポーチやバッグに取り付ける方法もあります。
バックルにつけて首にぶら下げたり調節もでき便利アイテムです。そのほか、ビーズを取り付けブレスレットにしたり、二重リングとカラビナを組み合わせて、鍵やツールなどに複数取り付けることができます。

まとめ

今回紹介したパラコードという名前は、初めて聞いたという方もいるかもしれません。パラコードは、100円均一やホームセンター、アウトドア用品店などの実店舗で売られています。また、オンラインにも豊富に揃っているので、手軽に購入できます。

種類が多いため、初めて購入する方は質感を確かめるためにも、実際に手に取って見ることができる実店舗がおすすめです。アウトドアだけではなくもっと身近に幅広く活用できるパラコード。身近に取り入れて楽しんでくださいね。

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