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プラスチック 塗装

【DIY】プラスチックに塗装をしよう!手順・材料・コツをご紹介

DIYを始めてみたいけど何から始めたらいいのか…そういった方にはぜひともプラスチックの塗装をおすすめします。
プラスチックは様々な道具(例えば日常で使用するコップや花瓶など)に使われており、安価に入手可能です。

そこで今回は、そんなプラスチックの塗装について、必要となる道具や準備、そして塗装の手順や方法などをご紹介します。
ぜひ挑戦してみてください!

プラスチックに塗装をしよう

プラスチックに塗装しよう

安価に入手することができるため、初めてでも挑戦しやすく、かつ何度も練習にもってこいのプラスチック。しかし、ただやみくもに塗装をしても、うまくいかないことは多々あります。ちゃんと準備をしたうえで、手順通りに行うことが重要です。

プラスチック塗装には下準備が大切

下準備が大事

プラスチックに限らず、塗装という行為は下準備が大事です。
場合によっては塗装はただ汚すだけの行為にもなりかねません。
準備は手を抜かず、念入りに行いましょう。

プラスチック塗装に必要なもの

塗装をする際には最低限、下記の道具をそろえましょう。

  • ヤスリ
  • 下地材(プライマー)
  • 塗料
  • コーティング

1つずつ紹介していきます!

ヤスリ

やすり

塗装の際には、表面を滑らかにすることでより綺麗な仕上がりになります。そのためにもやすりは必須です。

ペーパーやすりは、番手を高くすればするほど滑らかな下地になり、塗装後の仕上がりも滑らかになります。さまざまな番手があると便利です。
金属タイプのやすりは、角に合わせてケズす際に便利です。

2タイプのヤスリを使うと非常に効率良く進めることができます。

下地材(プライマー)

プライマー

下地ができたら塗装…ではなく、プライマーとも呼ばれる下地材を塗ることでよりきれいな仕上がりになります。

スプレータイプは、比較的塗りやすいです。
ハケ塗りタイプは、技術が必要ですが、表面に凹凸をつけ模様のようにすることができます。

基本的にはスプレータイプがおすすめ。プライマーには金属用や木工用もあるので、間違えないように注意しましょう。

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塗料

塗料

下地を作り、接着剤を付けたら、今回のメインである塗装です。様々な色があるため自分の好みのカラーを選びましょう。

ラッカースプレーは、使いやすく安価でおすすめです。
塗るタイプは、失敗した際にも比較的手直しのしやすい水性塗料を選ぶことをおすすめします。

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コーティング

コーティング

仕上げにつや感を出すとより一層きれいな仕上がりに!
最後の最後までこだわりたい方はぜひとも艶出しスプレーのご活用をおすすめします。

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プラスチック塗装にあると便利なもの

そのほか、あると便利なものをいくつか紹介します。

  • マスキングテープ
  • ポスカ
  • マニキュア

1つずつ紹介していきます。

マスキングテープ

マスキングテープ

塗装ではマスキングテープがあると非常に便利です。プラスチックだけでなく、車の塗装でも使用されることが多いですが、塗装をするときには色がついてほしくない箇所もあるはずです。そういった時、マスキングテープで養生しておくと色がつくことを防ぎます。

ポスカ

ポスカ

出典:Amazon

驚かれた方も多いでしょう。そう、お絵かきに使用するポスカは塗装でも大いに役立ちます。文字や絵を描きたい方に、どうしてもスプレーや塗料だけでは難しいですが、ポスカがあると細部までこだわって描くことができます。

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マニキュア

マニキュア

こちらも意外なアイテム。ラメ入りのものは、ちょっとしたアクセントをつけるためにはもってこいです。ただの塗装だけじゃない方にはポスカなどに加えてマニキュアを使うこともおすすめします。

プラスチック塗装の手順【下地作り】

それでは最後にプラスチックの塗装の手順を紹介します!
まずは何よりも大事な下地作り!下地がしっかりしていないとどうしてもきれいな仕上がりにはなりません…
めんどくさがらずに丁寧な下地つくりをしましょう。

①やすりがけ

やすりがけ

まずはやすりがけ。塗装面をより滑らかにして、塗装がうまく乗るようにします。全体的にはサンドペーパーを使い、細部は金属を使うとうまく下地つくりができるはずです。
番手は200番で荒く削り、そこからは順に番手を高くしていき、最終的には800から1000程度をめどに全体を滑らかにすると良いでしょう。

②水洗い

水洗い

やすりがけをすると、削ったカスが表面についているので、できれば水できれいに洗い流してください。カスが残った状態で塗装をしてしまうと、表面が異常にざらついてしまったり、塗料がはがれやすくなってしまいます。

また、水洗いをした後、水気はしっかり切っておくようにしましょう。水気が残っているとどうしても塗装のムラができたり、うまく塗料が乗りません。

下地つくりでは程よい滑らかさと程よい粗さが必要になります。塗装を繰り返して自分好みの表面の滑らかさを見つけてください。

プラスチック塗装の手順【塗装】

下地ができれば次は塗装です。塗装では下記を大事にしてください。

①下地剤の吹き付け(塗布)

下地材の吹き付け

ただ塗装をするだけでもいいのですが、先ほど下準備のところでご紹介したようなプライマーと呼ばれる接着剤を塗ることでより完成度の高い塗装が仕上がります。

使い方としては簡単で、全体に均一に軽くスプレー(液体タイプの場合は塗布)をしてください。
「全体に均一に吹き付ける(塗布)」ことが非常に大事で、厚塗りしてしまうとそこだけ凹凸ができたり…ということもあるため注意しましょう。

また、プライマーにはより接着効果を高めるために硬化時間が設けられています。硬化時間は季節や気温によって変わるため、しっかりと確認しましょう。

②塗装材の吹き付け(塗布)

塗装

下地材を塗布したのち、必要な時間待てばいざ塗装です。

スプレータイプも液体タイプも下地材と同じく「全体に均一に吹き付ける(塗布する)」ことが大事です。その際、色を付けたくない箇所にはマスキングテープを活用してください。
一度でうまく塗装ができなかった場合には何度か繰り返しても構いませんが、一部分だけに吹き付ける(塗る)と大抵失敗するので、繰り返す場合でも全体に均一に行いましょう。

また、別の色を重ねる際には、乾く前に違う色を含ませることで、液だれしたり、色が滲むこともあるため、完全に乾燥した状態で吹き付ける(塗布する)ことを推奨します。

尚、下地材や塗装剤を吹き付ける際には、周囲への付着を防ぐために段ボールや袋などを敷いてから行いましょう。

プラスチック塗装の手順【仕上げとコーティング】

最後は微調整とコーティングです。
先ほど紹介したポスカやマニキュアでよりおしゃれにすることができます。

①装飾

装飾

塗装が終わったら、最後の微調整。微調整といっても、ポスカで絵や文字を書いたり、マニュキアで装飾をする程度で十分です。

注意をしてほしいのは、塗装+αを行う際、必ず先に塗っていた塗料が乾いていることを確認しましょう。
塗装が乾いていない場合にはうまく装飾ができなくなってしまいます。

②コーティング

コーティング

最後の仕上げはコーティング!車などのコーティングと同じく、プラスチックの塗装にもコーティングを施すことで塗装の状態が長持ちしたりと耐久性も上がります。方法としては、塗装が完全に乾いたことを確認し、クリアやニスのスプレーをまんべんなく全体に吹き付けましょう。

また、吹き付けた後はしっかりと乾かしてください。完全に乾いていない状態で触ってしまうと指紋がついてしまったり、汚れがついてしまいます。

コーティングの乾く時間も季節や気温によって変わるので確認してから吹き付けるようにしましょう。

まとめ

まとめ

今回はDIYの入門編ともいえるプラスチックの塗装についてご紹介しました。
プラモデルなどで塗装をしている方でも、いざ日常で使うアイテムのプラスチック塗装となると難しいものです。
何度も何度も繰り返し、ぜひDIYでの塗装職人になってください。