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フィールドスコープ

野鳥観測に!おすすめのフィールドスコープ12選【2024年最新版】

アイキャッチ画像参照:KOWA 公式オンラインショップ

フィールドスコープはより遠くの対象物を拡大して見れる双眼鏡のような道具です。スマホやデジカメと併用できるタイプもあり、通常ではできない写真も撮れる機種もあります。そこで今回はフィールドスコープの特長や選び方、おすすめの機種も紹介します。野鳥観測や景色などを楽しくできるアイテムなので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。

フィールドスコープとは

 

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フィールドスコープはスポッティングスコープとも呼ばれ、遠くの対象物が近くに見える双眼鏡と近い機能を搭載した望遠鏡です。双眼鏡は両目で覗くのに対し、フィールドスコープは片目で単眼レンズを覗いて使います。

棒状のフォルムが多く野鳥観測や天体観測、アーチェリーや射撃的の弾痕確認などさまざまなシーンで使えるのもメリット。多くの機種が双眼鏡より遠くまで観測でき、オプションパーツの使用でスマホやデジカメと連動し撮影する「デジスコ」という便利な撮影方法も可能です。

フィールドスコープの選び方

 

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フィールドスコープの選び方について簡単に解説します。たくさんの種類があるため、野鳥観測や天体観測など見る対象によって適した機種を選びたいところ。初心者には難しい専門用語もありますが、分かりやすく解説するので、用途に合った機種を選びましょう。

フィールドスコープの種類で選ぶ

 

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フィールドスコープは基本的に「直視型」と「傾斜型」があります。それぞれ特徴を解説します。

直視型

直視型はストレートタイプともいい、覗く部分の接眼レンズと対物レンズが一直線の構造になっています。直線上にある対象物を直感的に観測でき、野鳥観測に向いてる機種が多くあります。デジカメと併用できる機種も多くより鮮明に写真撮影に利用するユーザーもいます。

傾斜型

 

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傾斜型はアングルタイプとも呼ばれ、接眼レンズが斜めに接続されておりやや下方向に覗き込む体勢になります。そのため対象物が上方向にあっても、見上げる必要がなく長時間夜空などの観測ができ首が疲れないメリットが。天体観測向きではありますが、野鳥観測にも使えるタイプもあります。

レンズの種類で選ぶ

フィールドスコープは覗くための「接眼レンズ」と「対物レンズ」で構成されています。種類もさまざまで、動きの多い野鳥や野生動物を見る場合は、有効径が大きく視野の大きいレンズが適しています。有効径が大きいほど遠くにいても見える範囲(視野)が大きく、対象物を見失いにくいメリットがあります。

他にも背景と対象が似た色でも対象がはっきり見える「EDレンズ」などがあります。レンズに関しては実に多くの種類があり、見たい対象に適したレンズ選びも重要なポイントとなります。

倍率で選ぶ

 

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倍率は観測対象がどれほど大きく見えるかを表す指標で、数値が高いほど遠くの対象をより大きく、近くにいるように観測できます。基本的に双眼鏡より倍率の高い機種が多く、レンズによって倍率はさまざま。10倍のものから最大約90倍まで見れるレンズもあり、倍率が変えられるズーミング機能が搭載タイプなのかもレンズによって異なります。

防水機能で選ぶ

 

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野外で使うシーンの多い場合防水機能は必須です。大抵の機種は防水機能がついていますが、稀にない機種や防水仕様と記載されていても、最低限の防水で接続部から浸水してしまう機種も実際にはあります。コーワやニコンなど大手のメーカーなら完全防水設計の機種が多く、雨天などでの使用が予想される場合は信頼性の高いメーカーの機種をおすすめします。

おすすめのフィールドスコープ12選

おすすめのフィールドスコープを12種紹介します。主に信頼性の高い日本製の機種がメインになりますが、どれもスペックの高い機種をチョイスしました。気になるアイテムがあったらぜひチェックしてみてください。

Kowa スポッティングスコープ TSN-502

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コーワ
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サイズ:約25×8×7cm
重量:約0.55kg
対物レンズ有効径:50mm
集点距離:-
防水機能:有り

コーワが販売するフィールドスコープの中でも安価な機種。値段相応で平均的なスペックとなっています。詳しいユーザーからすると解像度や明るさが気になるというレビューが見られますが、初めてフィールドスコープを使ってみたいという方におすすめの入門機的機種。初めての1台を探している方にぜひチェックして欲しいアイテムです。

Kowa スポッティングスコープ TSN-884

サイズ:約34×16×16cm
重量:約1.52kg
対物レンズ有効径:88mm(フローライト)
集点距離:【最短合焦距離】5m
防水機能:有り

全長約329mm、約1.52kgとやや重量のあるフィールドスコープ。色収差を極限まで減らすフローライトレンズを搭載しているため高価ではありますが、その分機能性は折り紙つき。素早いフォーカス機能と正確なピント調整を実現するデュアルフォーカス機能で対象物をより鮮明に捉える、ハイスペックフィールドスコープとなっています。

Kowa スポッティングスコープ TSN-774

created by Rinker
コーワ
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サイズ:全長約304mm
重量:約1.33kg
対物レンズ有効径:77㎜(XDレンズ)
集点距離:【最短合焦距離】5m
防水機能:有り

野鳥観測におすすめの1品。77mm口径&1330gの重量で扱いやすく、手持ちでもすぐに対象物を追える直感的な操作が可能、初心者にもおすすめのフィールドスコープです。色収差を抑える「XDレンズ」の採用で対象物が本当に目の前にいる臨場感が実感できます。防水機能も高く雨天でも安心して使えるスペックの高いフィールドスコープ。

Kowa スポッティングスコープ TSN-501

created by Rinker
コーワ
¥33,561 (2024/04/25 01:38:04時点 Amazon調べ-詳細)

サイズ:約7.2×23.9×12.5㎝
重量:約0.4kg
対物レンズ有効径:50mm
集点距離:【最短合焦距離】2.5m
防水機能:有り

フィールドスコープの他に双眼鏡なども開発リリースしているコーワの軽量スコープ。傾斜型なので、三脚を使えばチェアに座りながら長時間の観測が可能です。完全防水設計で20~40倍のズーム機能搭載、軽量コンパクトさで持ち運びが楽なうえ、収納性の高さでも人気の機種。野鳥観測の他に射撃的の確認など、使えるシーンの多さで多くのユーザーから支持を得ている人気製品です。

Kowa スポッティングスコープ 直視型 TSN-664M

サイズ:全長約312mm
重量:約1.02kg
対物レンズ有効径:66mm
集点距離:10~60mm
防水機能:有り

「KRコーティング」をレンズ外面に施し、高い撥水・撥油性能を搭載したフィールドスコープ。傾斜型もありますが、急な動きが予想される野鳥観測に対しては直視型が適しています。余計な凹凸の無いボディは収納性も高くさまざまなシーンに携帯したくなるほど。オプションパーツのアダプターを接続すればデジカメやスマホ撮影も楽しめます。

Nikon 単眼望遠鏡 フィールドスコープ FSED50OG

サイズ:約20.9×7.1×9.4cm
重量:約0.46kg
対物レンズ有効径:50mm
集点距離:合焦範囲:∞~3m
防水機能:有り

カメラメーカーとしても有名なNikonの軽量フィールドスコープ。対物レンズ口径50mm、約460gと高い携帯性を発揮します。防水性も非常に高く、水深約1mに5分浸かっても浸水しない完全防水構造。ニコンならではの光学技術でより明るく鮮明に観測可能。2色のカラーリングで好みのフィールドスコープを選びましょう。

Nikon 単眼望遠鏡 フィールドスコープ 傾斜型 オリーブグリーン FSED50AOG

サイズ:約20.7×7.1×9.8cm
重量:約0.47kg
対物レンズ有効径:50mm
集点距離:合焦範囲:∞~3m
防水機能:有り

上記で紹介したニコンシリーズ、FSED50OGの傾斜型フィールドスコープです。重量大きさスペックともに同じ性能ですが、傾斜型を多用する方はこちらのスコープがおすすめ。強い防水性と色収差を的確に補正するEDレンズ搭載。対象物をより鮮明に観測できます。野鳥観測の他に工事現場の高所の確認など、汎用性の高さでも人気の機種です。

Nikon フィールドスコープ 82ED-S モナーク

サイズ:全長約325mm・フード引き出した場合355mm 幅103 高さ124mm
重量:約1.65kg
対物レンズ有効径:82mm
集点距離:最短合焦距離:5.0m
防水機能:有り

野鳥観測から天体観測までこなす高性能スコープ。安価な機種には出せない高い集光力を搭載、ほとんどのシーンで対象物を明るく観測できます。さらにニコン独自の「距離対応フォーカスシステム」で対象物をより的確に捉えます。機器の接続部にパッキンを搭載、他機種よりもさらに上の防水性能を搭載したスキの無い1品。

Kenko フィールドスコープ PRO FIELD GAIA  防水(IPX5) デュアルフォーカス PFG-48S

サイズ:
重量:約0.75kg
対物レンズ有効径:65mm
集点距離:最短合焦距離6.0m
防水機能:有り

カメラやレンズなど多くの光学製品を排出している老舗メーカー、ケンコーのフィールドスコープをご紹介。傾斜型もあるので用途に合ったタイプを選びましょう。見たい瞬間を逃さないデュアルフォーカス機能を搭載。細部までピントを合わせ、より鮮明に対象物を観測できます。防水機能もバッチリで雨天の使用も可能なハイスペック機種となっています。

Vixen フィールドスコープ アロマ52-A(SG) シルバーグレイ 1153-03

created by Rinker
ビクセン(Vixen)
¥20,782 (2024/04/25 01:38:08時点 Amazon調べ-詳細)

サイズ:約幅7.2cm×高さ10.2cm×長さ17.7/21.7cm
重量:約0.46kg
対物レンズ有効径:52mm
集点距離:278mm
防水機能:未記載

日本で販売されている天体望遠鏡の半分以上がビクセンの製品というほど、天体望遠鏡に力を入れている天体観測向けのメーカー。そんなビクセンですが、野鳥観測に使えるフィールドスコープも販売しています。この機種は価格も安く、像の繊細さは価格相応ですが月面やアーチェリー的の確認など使いやすさに定評のある一品。入門機としていかがでしょうか。

Vixen フィールドスコープ ジオマIIED52-S 18052-3

created by Rinker
ビクセン(Vixen)
¥25,390 (2024/04/25 01:38:08時点 Amazon調べ-詳細)

サイズ:約21.7×7.2×10.2cm
重量:約0.486kg
対物レンズ有効径:52mm
集点距離:278mm
防水機能:有り

こちらの機種も野鳥観測に使えるズーム可能なビクセンのフィールドスコープ。とにかく軽く直感的な使用が可能。本体のみだと用途や機能性は限られますが、さまざまな接眼レズセットの購入ができるので、利便性を求めるなら、用途に合ったオプションパーツのついた購入も検討してみてはいかがでしょうか。

PENTAX スポッティングスコープ PF-65EDII

サイズ:約270×115×85cm
重量:約1.05kg
対物レンズ有効径:65mm
集点距離:-
防水機能:未記載

コンデジなどのイメージの強いペンタックスからもフィールドスコープがリリースされています。中でもこのPF-65EDIIシリーズは対象物をより鮮明に映し出す性能の高いEDガラスを採用。対象物と背景の境界がはっきり見えます。色収差の発生も抑えながら高い色彩美を映し出し、色鮮やかな野鳥や紅葉もより美しく見せてくれます。

まとめ

 

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フィールドスコープの特長やおすすめの機種について紹介しました。こういった機器はたくさんの部品があり用途によって適した機種も異なります。レンズだけでなく、スマホやデジカメに接続する外付けパーツなどもたくさんあり、より観測・撮影の幅が広がります。野鳥観測や天体観測に興味のある方はぜひチェックしてみてください。