【風流なだけじゃない】機能に優れた野燗炉アイテム6選
アイキャッチ画像参照:ヤフーショッピング
日本古来から慕われてきた、アウトドアやキャンプの間でアンティーク製品として近年注目を浴びている野燗炉。
炭火でゆっくり熱燗を温め、同時におつまみを焼いたり、炙ったり、煮たりと、手軽に調理ができるため、お酒好きな人にはピッタリの商品です。
また、アウトドアでBBQを楽しんだり、家で煮物をしながら晩酌を楽しんだりと、使い方に合わせた楽しみ方ができます。本記事ではそんな野燗炉の魅力や、便利な使い方などを紹介していきます。
野燗炉とは?
野燗炉の歴史
出典:野燗炉
野燗炉(のかんろ)とは江戸時代から続くアウトドア商品で、字のごとく「野で燗して炉をする」ものとして使われてきました。
野燗炉には、もともと平安時代にあった燗鍋と呼ばれる鍋のような道具を使い、お湯を沸かすために作られ、江戸時代を経て現代のような使われ方に変化していったものとされています。
高度成長期になると、電化製品の普及に伴い野燗炉を使う人が少なくなり一旦は忘れ去られていました。そして現代、アウトドアに適した調理具として再び野燗炉の存在が広まり、レトロな風格に魅了される人が急増し人気を集めています。
野燗炉の魅力
出典:野燗炉
熱燗を作りながら、つまみなどと一緒に様々な調理が同時に行えるものとして、野燗炉は日本古来から愛用されてきました。
炒める、焼く、炙る、蒸す、燻す、温める、煮る、沸かす、炊くなどを野燗炉だけでそれらの役割を担うことができます。
熱伝導の仕組みには本体内部に水を入れておき、炭火の熱によってお湯を沸かしたり、熱燗を作ったり、またはその炭火で様々な調理をすることが可能です。
江戸時代には銅を主に使用していましたが、現代での材質はステンレスを使用することで、錆びにくく熱の伝導が早いのが特徴となっています。
また、重量が軽くコンパクトな作りとなっているため、持ち運びにも便利なので調理具としてのコストパフォーマンスにも優れています。
野燗炉の多機能性と使い方
野燗炉には多機能性を活かした調理が可能
野燗炉にはお湯やお酒を温めるだけではなく、多機能性を活かしさまざまな調理法にも対応することが可能です。
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- 煮物には味噌汁をはじめ、おでんやすき焼きなどの鍋ものの全般が可能です。
- 焼き物では網焼きや五徳を使って、鉄板を敷きそこで肉や簡単な炒めものが作れます。
- 炙り物には焼き鳥、焼き魚などの炙り物から、蒸し焼きや燻製なども可能です。
- 炊く物には、専用の釜を使うことで、お米を炊くこともでき、炊きたてのご飯から、釜飯のような炊き込みご飯まで作ることができてしまいます。
野燗炉の使い方の手順
手順①水を入れる
出典:野燗炉
まず野燗炉本体の端にある小さな穴の部分に、注ぎ口と同じ高さまで水を入れます。炭で暖められた後、熱伝導によって野燗炉全体が保温状態になります。
次に、片方の貯湯部分(炭を入れない口)に水を入れます。この際チロリなどを入れた時、水が溢れないように注意してください。
手順②炭を入れる
出典:野燗炉
炉部分に台座を敷き炭を入れます。炭を入れる際は空気の通り道を作るため3cmくらいに小さくした炭を入れていきます。
炭の調整は詰め込みすぎると火が着きにくくなりますので、最初は少なめで落ち着いたら用途に合わせて炭を足していく感じで調整していくといいでしょう。
手順③着火する
出典:野燗炉
炉の下部の四角い穴に固形燃料を入れ着火します。固形燃料は100円ショップなどでも簡単に購入できますが、無い場合には、別の炭で着火させて炉に入れることで対応することも可能です。
火が炭に引火し火の粉などがおさまった状態から、調理などを始めて完成です。
おすすめ野燗炉3選
野燗炉「遊山セット」
サイズ:14×25×8.5cm
重量:1.5kg
材質:ステンレス
通常、別売りである冨樂(五徳)付き蓋がセットになっているのでそのまま串焼きや網焼きを楽しめます。もう片方には、徳利やチロリなどを入れられる丸いスペースが空いているので野燗炉の雰囲気全体を味わえます。
炭台座は炉部分の下に取り付けることで、炭の火力調整が可能で、高さや向きを変えて設置することで空気調整にも便利です。
笑’s・B-6君カン(燗) グリル・4点セット/SHO-0004-0066
サイズ:21.5×12.2×16.5cm
重量:約500g
セット内容:B-6君本体・ステンレスメッシュカングリル・純銅 酒たんぽ・SUS二重ぐい呑み
材質:金属
笑‘sの焚き火台「B-6君」の熱燗4点セットです。B-6君本体・ステンレスメッシュカングリル・純銅 酒たんぽ・SUS二重ぐい呑みの4点全てセットになったお得な商品です。これ1つあれば付属の商品も不要なので、手軽に野燗炉の雰囲気を十分味わえます。
ユニフレーム(UNIFLAME) ユニセラ熱燗あぶり台 615201
サイズ:約30.5×18.5×10cm
重量:約1.1kg
セット内容:鍋、仕切り、フタ、枠、焼網
材質:ステンレス
卓上のバーベキューグリルとして手軽でコストパフォーマンスに優れたユニセラです。 別売りの熱燗あぶり台をセットすれば、複数同時に徳利を温められて、焼き物から鍋物まで色んな料理の組み合わせが可能です。
野燗炉と合わせて揃えておきたいサブアイテム3選
砺波商店 ごはん釜 浅型 ハカマセット段付木蓋 羽釜 ネズコ台
サイズ:台寸法/16.5×16.5×H7.3cm、 釜寸法/11.5×11.5×H6.5cm
重量:1.05kg
材質:アルミ製
一合の小さな羽釜で野燗炉の炉部分にぴったりサイズです。アルミ製の釜に、付属で焼杉の蓋と台座が付いてコンパクトなのに本格的な仕上がりになっています。小腹が空いて羽釜で美味しい炊き込みごはんが食べたい時におすすめの商品です。
能作 蓋付ちろり 日本製
サイズ:8.2×16×17cm
容量: 360cc
材質:錫
錫(すず)で出来た高級感のあるチロリは、熱燗(2合サイズ)をつけることができます。錫には高いイオン効果があり水を浄化する作用があると言われています。お洒落で、熱伝導も早いので美味しい熱燗を早く飲みたい人にはピッタリです。
スノーピーク(snow peak) 酒筒 Titanium TW-540
サイズ:7.6×22.5cm
重量:135g
材質:チタン製
シンプルなデザインで徳利や一升瓶ボトルのような緩やかな形状です。シングルウォール構造なので温度が伝わりやすく、野燗炉でそのまま湯煎すれば熱燗にもなり、冷たい水に浸せば冷えた冷酒も楽しめます。
まとめ
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いかがでしたか?
昔ながらの野燗炉を使うことで特有の雰囲気を楽しむことができます。晩酌などでまったりとした時間を過ごしたい人にはピッタリです。
野燗炉はコンパクトでありながら万能なのでこだわりのギアアイテムコレクションの1つとして持っておいて損はない商品です。新たにアウトドアでの楽しみが増えることは間違いありませんね。