【キャンピングカー】書斎と一緒に旅に出よう<第1部>

アイキャッチ出典:筆者撮影写真<所有車両>

一般的な「キャンピングカー」のイメージとは「キャンプに乗っていく車」、また最近の車中泊ブームの影響で「車中泊にも使える車」くらいの感じなのかもしれません。
しかし、筆者が提唱する「書斎と一緒に旅に出よう」とはそれらのイメージとはかなり違った価値観なのかもしれません。

一般的な「キャンピングカー」のイメージを持っている方に、「自宅に居る時」、「旅に出ている時」、それぞれの「キャンピングカー」の有効活用方法をお伝えすることが出来ればうれしいです。



キャンピングカーの種類


出典:日本RV協会

ひとくちに「キャンピングカー」といっても、「キャブコン」「バンコン」「バスコン」「軽キャン」「トラキャン」「トレーラー」等があります。
選択にも「国産車」「輸入車」「新車」「中古車」等いろいろあり、選択肢が非常に多いです。

自分で商用バン、軽バン等を改造して自作する方もいますし、市販の「キャンピングカー」を購入した方でも、ほとんどの方が自分仕様にカスタムしています。

種類が多すぎてわからない方のために「キャンピングカー」の基本的なことからご説明します。

キャブコン


出典:楽天市場

トラック等の荷台部分にキャビン部分(居住部分)を取り付けたタイプの「キャンピングカー」です。
リビングが広く常設ベッドを備え、トイレやシャワーを装備している車両もあるのでファミリーでゆったり使いたい方向けです。

ベース車両は以下のものなどがあります。
トヨタ「カムロード」「ハイエース」
いすゞ「ビーカム」

ライトキャブコンでは、
トヨタ「ライトエース」「タウンエース」
マツダ「ボンゴ」
等のベース車両があります。

バンコン


出典:楽天市場

乗用、貨物のバン、ワゴン等を改造したタイプの「キャンピングカー」です。
普通車のように運転することができ、日常の足としても使え、ボディーに手を入れないので車体剛性、走行性能にも優れています。
ポップアップルーフ(車両の屋根が斜めや垂直に立ち上がる)を装備し居住性を向上しているものもあります。

トヨタ「ハイエース」
日産「キャラバン」
等のベース車両があります。

バスコン


出典:楽天市場

バスやマイクロバスのボディーをそのままに、室内を架装(キャンピングカーの装備を取り付けること)したタイプの「キャンピングカー」です。
広い室内空間に加え、もともと多人数を乗せても安定して走行できる性能を備えているので、高速道路でも抜群の走りを感じることができます。

トヨタ「コースター」
日産「シビリアン」
三菱ふそう「ローザ」
等のベース車両があります。

軽キャン


出典:楽天市場

軽キャンとは、軽自動車をベースに改造したタイプの「キャンピングカー」です。
バンコンやキャブコンと違いベース車両の価格が安く、買い物などの普段使いもしやすいことから人気のキャンピングカーです。

日本の自動車メーカーの軽ワゴンや軽トラックをベース車両にしています。

トラキャン


出典:MYSミスティック

ピックアップトラックの荷台に居住ユニットを積んだタイプの「キャンピングカー」です。
荷台から居住ユニットを取り外せば普通のトラックとして使用可能です。
トラキャンの居住ユニットビルダーでは山梨県に本社があるMYSミスティックが有名です。

トヨタ「ランドクルーザー」「ハイラックス」「タンドラ」
ホンダ「リッジライン」
日産「フロンティア」
等のピックアップトラックがベース車両になります。

トレーラー

出典:楽天市場

トラベルトレーラー、キャンピングトレーラーと呼ばれるもので、エンジンを持たず車でけん引するタイプの「キャンピングカー」です。
総重量750kg以下のトレーラーには、けん引免許はいりません。
トラキャンと同じ様に、切り離しがいつでもでき、トレーラーを置いて車部分だけで自由に動くことができます。

けん引免許のいらないトレーラーの中には、小型乗用車でけん引できるものもあります。

その他


出典:楽天市場


出典:楽天市場

その他には輸入車、乗用車ベースの「キャンピングカー」があります。

輸入車の「キャンピングカー」では
「ベンツ」
「フィアット」
「フォルクスワーゲン」
「フォード」
等をベースにし、かなり大型のものまであります。

乗用車ベースの「キャンピングカー」では
トヨタ「アルファード」
三菱「デリカ」
ホンダ「ステップワゴン」
等のベース車両があります。



災害時のシェルターとして


出典:筆者撮影写真<所有車両>

筆者は1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神淡路大震災直後から現地で延べ1ヶ月ほど救援活動をしました。
その経験から「キャンピングカー」は「災害時シェルター」として活用できると確信しています。

そして災害時必要なものは「水」「保存食品」「トイレ」だと考えています。

さらに付け加えるなら道路状況の関係もありますが、被災地から被災していない場所まで移動してそこでしばらくの間、生活することもできるということです。

筆者は「キャンピングカー」を「ハイテク書斎」、いざという時は「災害時シェルター」として考えており、必ずしもキャンプ、アウトドアギアとしてだけ使う必要はないと思っています。

「水」


出典:Campingcar Parts Center

水は人間の身体にとって必要不可欠であることは当たり前ですが、災害時、断水により水が使えなくなって初めてわかることがたくさんあります。

実際に感じたことは「水を飲むことができない」以外に
「手が洗えない」
「風呂に入れない」
「トイレの汚物を流すことができない」
「洗濯ができない」
等がありました。

水を充分に確保することができるということは「災害時シェルター」として必要条件です。
その点からも筆者の「キャンピングカー」には水を常時、約100L、専用のタンクに給水してあります。

自宅に隣接した駐車場に「キャンピングカー」を駐車しているので、筆者は自宅に居ることとキャンピングカーに居ることはほぼ半分半分です。
水も貯めっぱなしではなく、いわゆる「ローリングストック」という状態に自然になっています。

また年間4~5ヶ月くらい「キャンピングカー」で「旅」に出かけていますので、その間も定期的に給水して水を確保しています。

「保存食品」

(福岡県WEB物産展10%オフクーポン対象)(送料無料) (令和元年産)【無洗米】洗わんでよかよ5kg×2袋【10kg】
created by Rinker
¥4,280 (2020/09/28 16:55:28時点 楽天市場調べ-詳細)

created by Rinker
ノーブランド品
¥3,890 (2020/09/28 09:33:50時点 Amazon調べ-詳細)

一口に保存食品と言ってもレトルト、缶詰等色々あると思いますが、筆者の「キャンピングカー」に常備しているものはシンプルに「米」と「インスタント味噌汁」です。

「米」は洗わなくてもすぐに炊ける無洗米を、「インスタント味噌汁」は小袋でかさ張らない、1パッケージでお湯を注ぐだけですぐ飲めるタイプを家族1週間分常備しています。

「米」と「味噌」は古来から保存食として使われてきただけあって、そんなに保存状態等を気にすること無く長期間常備しておくことができるのでオススメです。

「トイレ」


出典:筆者撮影写真<所有車両内>

前項でも述べたように、水道が止まると昔ながらのいわゆる「ぽっとん便所」以外トイレが使えなくなります。
これは平常時は思いつかず、水道が止まってみないと気づかないことです。

自宅を含め街中のあらゆるトイレが使えなくなるのです。

阪神淡路大震災直後も公衆トイレを含め、街中のあらゆるトイレの水が流れなくなり、それでも人々はそこで用を足すしかないため、酷いことになっていました。
今でもたまに思い出すと気分が悪くなることがあるくらいです。

余程人気のない場所ならまだしも、街中でプライベート空間としてのトイレは必要不可欠です。

その点「キャンピングカー」にはトイレが装備されているタイプもかなりあります。
自宅とは別にプライベート空間としてのトイレを確保することができるのです。

風呂、着替え等は我慢することができますが、「トイレ」を使うことを我慢することはできません。
「キャンピングカー」のようにプライベート空間で「トイレ」を使用できることは「災害時シェルター」としても重要なことです。



ネット環境


出典:筆者撮影写真<北海道霧多布岬>

筆者はテレビはほぼ観ません。新聞も取っていません。
その理由は、はっきり言って必要ないからです。

ネットでニュース、天気等の情報を得ることができます。
特にテレビの地上波は電波状況によって映りが変わってきます。

あちらこちらに「旅」することがある「キャンピングカー」の場合、電波状況等に左右される情報源は必然的に使わなくなります。
その点最近は明らかにネット状況がテレビの電波状況を上回っています。
地上波テレビが映らなくてもネットのYouTubeが観られるということが増えてきたように感じます。


出典:筆者撮影写真<北海道霧多布岬>

テレビの地上波を観ることが出来ないならば、BSアンテナを装備してBSを観ればいいじゃないかと言う話もありますが、費用対効果を考えるとネットにアクセスできれば充分だと考えています。

現代においてPCやスマホを使うということは=ネットとつながっていて当たり前ということだと言えます。
そのため「旅」する書斎である「キャンピングカー」にも基礎中の基礎であるネット環境を構築する必要があります。

簡単に言うと、いわゆる「ポケットWiFi」と言われるものを契約するかスマホのテザリング機能を使うということです。

「旅」する場所によって変わるネット環境


出典:筆者撮影写真<北海道霧多布岬>

筆者も今まで国内大手キャリア回線を使った、いわゆる「ポケットWiFi」と言われる「モバイルWi-Fiルーター」をいろいろ使ってきました。

自宅のような固定された場所であればその場所がサービスエリアに入っているワンキャリア回線で支障はありません。
ところが「キャンピングカー」は都会から地方までいろいろな場所に「旅」をしてネット運用します。


出典:筆者撮影写真<北海道霧多布岬>

例えば2019年の夏に北海道旅行中、オホーツク海側のある街のキャンプ場に滞在していた時「WiMAX 2+とau 4G LTE」の「ポケットWiFi」でネット運用していました。
最初は快適にネットにつながっていたのですが、通信制限がある「WiMAX 2+」を使い果たした時点でまったくネットにつながらなくなりました。

当時その場所は「au 4G LTE」のサービスエリア外で「WiMAX 2+」から「au 4G LTE」に切り替わった時点でアウトになったわけです。
都会ではあまり起こることではないので油断していました。

幸いドコモ回線使用SIM入りスマホのテザリングでカバーできましたが、重要案件をネット環境で扱っていた場合、困ることになっていたでしょう。

クラウドSIMを搭載したレンタルWiFiサービス


出典:クラウドWi-Fi東京

最近、筆者の「キャンピングカー」に導入したネット環境に「クラウドSIM」という「モバイルWi-Fiルーター」があります。
それは移動体である「キャンピングカー」にバッチリなアイテムです。

「クラウドSIM」を簡単に説明すると、「移動した場所で最適なネットサービスを数種類の中から自動で選択して通信を行うことができる」というものです。

要するに日本国内で言えば、ドコモ・AU・ソフトバンクの中からその場所で一番状態の良い回線を使うことができるということです。
筆者の様なHEAVYネットユーザーの「キャンピングカー」乗りが待ちに待っていたネット環境です。


出典:筆者撮影写真<北海道霧多布岬>

2020年8月現在この記事を書いている場所は、決して街中とは言えない北海道の霧多布岬のキャンプ場ですが、「クラウドSIM」により快適なネット環境を構築できています。

筆者は起きてる時間は一日中、PCをいじっているか、スマホをいじっているのでネットの通信量はかなりのものになると思います。
現在筆者が契約しているのは「クラウドWi-Fi東京」のものですが、通信制限なしで月額3000円ちょっとなので、非常に助かっています。

バックアップシステムを構築しておく


出典:筆者撮影写真

稼働率が100%のものについては故障等、支障が出た時のため出来る限り「バックアップシステムを構築しておく」ことです。

前記の通りネットが使えなくなった「ポケットWiFi」のバックアップでスマホのテザリングを使ったように、生活必需品には「バックアップシステムを構築しておく」ことが必要です。
「バックアップシステムを構築しておく」ことは一見無駄なように思えますが、前記のような不都合が起きた時に常にバックアップが使えるという状態は、精神的な余裕をもたらします。

そして「バックアップシステムを構築しておく」ということを前提にすると、高機能なシステムを構築するのではなく、予算の範囲で、中位のものを2つ以上システム化しておくと良いと思います。


出典:経営ハッカー

ネット環境だけではなく、例えば高価なスマホを1台持つのではなく、中位のものを2台とか、PCだけではなくタブレットも準備しておくということです。

「旅」の途中の「キャンピングカー」の環境下では直ぐに代用品が手に入ることはほぼ無いと思います。
でも「生活必需品」を何から何まで二重化するというのは大変です。
それらは経験と長年のノウハウが必要になってきますので、たくさんのノウハウを持った経験者にアドバイスを貰うことをオススメします。

<第2部に続く>



関連記事一覧